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公開番号
2024162532
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078116
出願日
2023-05-10
発明の名称
対象物の処理方法およびシステム
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G21F
9/30 20060101AFI20241114BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】対象物の処理方法およびシステムにおいて、対象物の乾燥ムラの発生を抑制して適切に乾燥可能とする。
【解決手段】対象物の比重を算出するステップと、対象物の比重に基づいて乾燥条件を設定するステップと、乾燥条件に基づいて対象物を乾燥するステップと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
対象物の比重を算出するステップと、
前記対象物の比重に基づいて乾燥条件を設定するステップと、
前記乾燥条件に基づいて前記対象物を乾燥するステップと、
を有する対象物の処理方法。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
処理容器に所定量の前記対象物を収容し、前記処理容器の重量を計測することで前記対象物の比重を算出する、
請求項1に記載の対象物の処理方法。
【請求項3】
前記処理容器の内部に乾燥用ガスを供給することで前記処理容器の内部に収容された前記対象物を乾燥可能であり、
前記乾燥条件は、前記乾燥用ガスを前記処理容器の内部に供給し続ける乾燥時間であり、前記比重が小さいほど前記乾燥時間を長くする、
請求項2に記載の対象物の処理方法。
【請求項4】
前記乾燥条件は、前記処理容器の内部に供給する前記乾燥用ガスの乾燥温度であり、前記比重が小さいほど前記乾燥温度を高くする、
請求項3に記載の対象物の処理方法。
【請求項5】
前記対象物を粒径分離し、粒径が予め設定された所定範囲の前記対象物を前記処理容器に収容する、
請求項2に記載の対象物の処理方法。
【請求項6】
前記処理容器に収容された前記対象物の平均粒径を推定し、前記平均粒径に応じて前記乾燥条件を補正する、
請求項2に記載の対象物の処理方法。
【請求項7】
対象物を収容可能な処理容器と、
前記処理容器に収容する前記対象物の比重を算出する比重算出装置と、
前記対象物の比重に基づいて乾燥条件を設定する乾燥条件設定部と、
前記乾燥条件に基づいて前記対象物を乾燥する乾燥装置と、
を備える対象物の処理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、対象物の処理方法およびシステムに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
原子力発電プラントにて、原子炉圧力容器の内部に配置された炉心燃料が溶融すると、原子炉格納容器の内部の構造物も溶融して固化し、放射性廃棄物としてのデブリとなる。そのため、デブリなどの放射性廃棄物を原子炉格納容器から回収して処理する必要がある。放射性廃棄物を処理する技術として、例えば、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載された技術は、放射性廃棄物をキャニスタに収容し、キャニスタの外部に配置されたヒータによりキャニスタを加熱することで、内部の放射性廃棄物を乾燥するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6578958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
原子炉圧力容器の内部にある放射性廃棄物は、例えば、金属やコンクリートなど複数種類の部材からなる。また、放射性廃棄物は、水中にあることから、回収された放射性廃棄物は多量の水分を含んでいるものが多い。そのため、複数種類の部材からなる放射性廃棄物を乾燥する場合、乾燥ムラが発生しやすいという課題がある。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、放射性廃棄物などの対象物の乾燥ムラの発生を抑制して適切に乾燥可能とする対象物の処理方法およびシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本開示の対象物の処理方法は、対象物の比重を算出するステップと、前記対象物の比重に基づいて乾燥条件を設定するステップと、前記乾燥条件に基づいて前記対象物を乾燥するステップと、を有する。
【0007】
また、本開示の対象物の処理システムは、対象物を収容可能な処理容器と、前記処理容器に収容する前記対象物の比重を算出する比重算出装置と、前記対象物の比重に基づいて乾燥条件を設定する乾燥条件設定部と、前記乾燥条件に基づいて前記対象物を乾燥する乾燥装置と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の対象物の処理方法およびシステムによれば、対象物の乾燥ムラの発生を抑制して適切に乾燥することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態の放射性廃棄物の処理システムを表す概略図である。
図2は、放射性廃棄物の種類に対する比重と細孔と熱伝導率を表す表である。
図3は、異なる比重における乾燥時間に対する含水率を表すグラフである。
図4は、異なる粒径における乾燥時間に対する含水率を表すグラフである。
図5は、異なる熱伝導率における乾燥時間に対する含水率を表すグラフである。
図6は、比重に対する乾燥時間を表すグラフである。
図7は、比重に対する乾燥温度を表すグラフである。
図8は、本実施形態の放射性廃棄物の処理方法を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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