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公開番号
2024152330
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066459
出願日
2023-04-14
発明の名称
イオン交換器の取付構造
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
1/42 20230101AFI20241018BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】部品点数を減らすことができるイオン交換器の取付構造を提供する。
【解決手段】イオン交換器40の取付構造は、配管10に対してイオン交換器40を取り付ける構造であって、配管10は、配管本体11の内外を連通する連通部13,14と、連通部13,14を開閉する第1弁30と、連通部13,14の閉方向に向けて第1弁30を付勢する第1付勢部材35と、を備え、イオン交換器40は、ケース41の内外を連通する接続部53,54と、接続部53,54を開閉する第2弁67A,67Bと、接続部53,54の閉方向に向けて第2弁67A,67Bを付勢する第2付勢部材68A,68Bと、を備え、配管10は、接続部53,54の開方向に向けて第2弁67A,67Bを押圧する第1押圧部15を備え、イオン交換器40は、連通部13,14の開方向に向けて第1弁30を押圧する第2押圧部55を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
液体が流通する配管に対してイオン交換器を取り付けるイオン交換器の取付構造であって、
前記配管は、
前記液体が流通する配管本体と、
前記配管本体の外周面に設けられるとともに前記配管本体の内外を連通し、前記配管本体内における前記液体の流れ方向において互いに間隔をあけて配置される2つの連通部と、
前記配管本体の内部に位置するとともに2つの前記連通部の双方を開閉する第1弁体、及び2つの前記連通部の間において前記第1弁体から突出するとともに前記配管本体を貫通する突出部を有する第1弁と、
2つの前記連通部の閉方向に向けて前記第1弁を付勢する第1付勢部材と、を備え、
前記イオン交換器は、
前記配管に対して取り付けられるケースと、
前記ケースの内部に位置し、イオン交換樹脂を収容する収容部と、
前記ケースの内外を連通し、2つの前記連通部にそれぞれ接続される2つの接続部と、
前記ケースの内部に位置するとともに2つの前記接続部をそれぞれ開閉する2つの第2弁、及び2つの前記接続部の閉方向に向けて2つの前記第2弁をそれぞれ付勢する2つの第2付勢部材と、を備え、
前記配管は、2つの前記連通部から2つの前記接続部に向かってそれぞれ突出するとともに前記ケースが前記配管に取り付けられることに伴って2つの前記第2弁をそれぞれ押圧することで2つの前記接続部を開く2つの第1押圧部を有し、
前記イオン交換器は、前記ケースが前記配管に取り付けられることに伴って前記突出部を押圧することで前記第1弁体を移動させて2つの前記連通部を開く第2押圧部を有する、
イオン交換器の取付構造。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記ケースが前記配管に取り付けられた状態において、前記第1弁体は前記配管本体の内周面のうち2つの前記連通部とは反対側の部分に当接される、
請求項1に記載のイオン交換器の取付構造。
【請求項3】
前記突出部は、前記第1弁体から突出し、前記配管本体の内部を前記流れ方向における上流側の前記連通部を含む部分と下流側の前記連通部を含む部分とに仕切る仕切り部と、前記仕切り部の先端に連結され、前記第2押圧部により押圧される受け部と、を有する、
請求項2に記載のイオン交換器の取付構造。
【請求項4】
前記第1付勢部材は、前記配管本体と前記受け部との間に設けられている、
請求項3に記載のイオン交換器の取付構造。
【請求項5】
前記第2押圧部は、前記ケースの外面に設けられた凹部の底面により形成されており、
前記ケースが前記配管に取り付けられた状態において、前記受け部が、前記凹部の内部に収容される、
請求項4に記載のイオン交換器の取付構造。
【請求項6】
前記配管は、前記配管本体の外周面に設けられ、前記ケースに向かって開口するとともに前記ケースの基端部を収容する収容ケースを有し、
前記収容ケースは、2つの前記連通部を有する底壁と、前記底壁の周縁から起立する周壁と、を有し、
前記周壁及び前記周壁の内周面に対向する前記ケースの外周面には、互いに嵌合する嵌合部が設けられている、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のイオン交換器の取付構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、イオン交換器の取付構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
この種のイオン交換器の取付構造としては、例えば特許文献1に開示の取付構造がある。特許文献1には、燃料電池システムに用いられる冷却配管に取り付けられるイオン交換器の取付構造が開示されている。冷却配管は、燃料電池システム内に冷媒を循環させる。イオン交換器は、冷媒に含まれる金属イオンなどの不純物を吸着して除去するイオン交換樹脂を収容する。
【0003】
冷却配管は、上流側配管と下流側配管とを備える。上流側配管の下流端には、開口部(以下、上流側開口部という)が設けられている。下流側配管の上流端には、開口部(以下、下流側開口部という)が設けられている。
【0004】
上流側開口部には、上流側開口部を開閉するバルブ(以下、第1バルブという)が設けられている。第1バルブは、上流側配管の内部に設けられる第1弁体と、第1弁体を上流側開口部の開口端へ向けて付勢する第1付勢部材とを備える。上流側開口部には、第1弁体が着座する段部が設けられている。第1弁体には、上流側開口部の開口端に向かって突出する突出部が形成されている。
【0005】
イオン交換器は、上流側開口部に接続される入口側開口部と、下流側開口部に接続される出口側開口部とを有する。
入口側開口部には、入口側開口部を開閉するバルブ(以下、第2バルブという)が設けられている。第2バルブは、入口側開口部の内部に設けられる第2弁体と、第2弁体を入口側開口部の開口端へ向けて付勢する第2付勢部材とを備える。入口側開口部には、第2弁体が着座する段部が設けられている。
【0006】
また、下流側開口部及び出口側開口部にも、上流側開口部及び入口側開口部と同様にして、第1バルブ及び第2バルブが設けられている。
イオン交換器が冷却配管から取り外されている状態においては、第1弁体が段部に着座することによって上流側開口部が閉じられるとともに、第2弁体が段部に着座することによって入口側開口部が閉じられる。
【0007】
一方、イオン交換器が冷却配管に取り付けられている状態においては、第1弁体の突出部によって第2弁体が第2付勢部材の付勢力に抗して押し上げられることで入口側開口部が開けられる。また、第2弁体によって第1弁体が第1付勢部材の付勢力に抗して押し下げられることで上流側開口部が開けられる。これにより、上流側開口部と入口側開口部とが連通する。また同様にして、下流側開口部と出口側開口部とが連通する。このようにして、上流側配管、イオン交換器、及び下流側配管が連通されることで、上流側配管を流れる冷媒が、イオン交換器を通じて下流側配管へと流れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2010-67369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1に開示の取付構造では、上流側開口部、入口側開口部、下流側開口部、及び出口側開口部にそれぞれバルブが設けられているため、部品点数が増加するという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するためのイオン交換器の取付構造は、液体が流通する配管に対してイオン交換器を取り付けるイオン交換器の取付構造であって、前記配管は、前記液体が流通する配管本体と、前記配管本体の外周面に設けられるとともに前記配管本体の内外を連通し、前記配管本体内における前記液体の流れ方向において互いに間隔をあけて配置される2つの連通部と、前記配管本体の内部に位置するとともに2つの前記連通部の双方を開閉する第1弁体、及び2つの前記連通部の間において前記第1弁体から突出するとともに前記配管本体を貫通する突出部を有する第1弁と、2つの前記連通部の閉方向に向けて前記第1弁を付勢する第1付勢部材と、を備え、前記イオン交換器は、前記配管に対して取り付けられるケースと、前記ケースの内部に位置し、イオン交換樹脂を収容する収容部と、前記ケースの内外を連通し、2つの前記連通部にそれぞれ接続される2つの接続部と、前記ケースの内部に位置するとともに2つの前記接続部をそれぞれ開閉する2つの第2弁、及び2つの前記接続部の閉方向に向けて2つの前記第2弁をそれぞれ付勢する2つの第2付勢部材と、を備え、前記配管は、2つの前記連通部から2つの前記接続部に向かってそれぞれ突出するとともに前記ケースが前記配管に取り付けられることに伴って2つの前記第2弁をそれぞれ押圧することで2つの前記接続部を開く2つの第1押圧部を有し、前記イオン交換器は、前記ケースが前記配管に取り付けられることに伴って前記突出部を押圧することで前記第1弁体を移動させて2つの前記連通部を開く第2押圧部を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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