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公開番号
2024128570
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2023037598
出願日
2023-03-10
発明の名称
ボイラ
出願人
三浦工業株式会社
代理人
個人
主分類
F23K
5/18 20060101AFI20240913BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】燃料ノズルの油硬化(または粘化)を防止することができるボイラを提供することである。
【解決手段】第1のノズルに液体燃料を供給する第1燃料供給路62と、第2のノズルに液体燃料を供給する第2燃料供給路63、64と、第1燃料供給路62に設けられ、第1のノズルへ供給される液体燃料の流量を調整する第1流量調整部62aと、第2燃料供給路63、64に設けられ、第2のノズルへ供給される液体燃料の流量を調整する第2流量調整部63a、64aと、燃焼段階に応じて第1流量調整部62aおよび第2流量調整部63a、64aを制御する制御部4とを備え、制御部4は、所定の燃焼段階において第1流量調整部62aを開状態に制御しつつ第2流量調整部63a、64aを閉状態に制御し、当該所定の燃焼段階において所定期間が経過することにより第2流量調整部64aを開状態に制御した後に閉状態に制御する、ボイラ。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1のノズルに液体燃料を供給する第1燃料供給路と、
第2のノズルに液体燃料を供給する第2燃料供給路と、
前記第1燃料供給路に設けられ、前記第1のノズルへ供給される液体燃料の流量を調整する第1流量調整部と、
前記第2燃料供給路に設けられ、前記第2のノズルへ供給される液体燃料の流量を調整する第2流量調整部と、
燃焼段階に応じて前記第1流量調整部および前記第2流量調整部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、所定の燃焼段階において前記第1流量調整部を開状態に制御しつつ前記第2流量調整部を閉状態に制御し、当該所定の燃焼段階において所定期間が経過することにより前記第2流量調整部を開状態に制御した後に閉状態に制御する、ボイラ。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記第2燃料供給路は、主経路と副経路とを含み、
前記第2流量調整部は、前記主経路に設けられた主流量調整部と前記副経路に設けられた副流量調整部とを含み、
前記制御部は、前記所定の燃焼段階において前記主流量調整部および前記副流量調整部を閉状態に制御し、当該所定の燃焼段階において所定期間が経過することにより前記副流量調整部を開状態に制御した後に閉状態に制御する、請求項1に記載のボイラ。
【請求項3】
前記副経路には、前記液体燃料の圧力を低下させるための減圧部が設けられている、請求項2に記載のボイラ。
【請求項4】
前記所定の燃焼段階は、低燃焼段階である、請求項1~請求項3のいずれかに記載のボイラ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボイラに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、食品工場などによって廃棄物として扱われていた魚油等の動物性の油を化石燃料に変えてボイラの燃焼に用いて有効活用することで、コスト削減や、新たな熱エネルギーの確保が図られていた(例えば、特許文献1など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-091080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、魚油などの油が空気に触れると酸化重合するといった特性を有する燃料を使用する場合、従来のバーナでは、油を噴霧していないときにノズルの先端の油が空気に触れることで硬化してしまうことにより、噴霧不良や供給する燃料の流量低下が生じる虞があった。特に、燃焼段階に応じて複数のノズルが使用されるボイラにおいては、所定条件のときにのみ使用するノズル(例えば高燃焼段階のときにのみ使用される)が、所定条件ではない場合(例えば低燃焼段階)での燃焼時間が長いと、使用されていないノズルの先端に油硬化(または粘化)による詰まりが発生する虞がさらに高くなっていた。
【0005】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、燃料ノズルの油硬化(または粘化)を防止することができるボイラを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うボイラは、第1のノズルに液体燃料を供給する第1燃料供給路と、第2のノズルに液体燃料を供給する第2燃料供給路と、前記第1燃料供給路に設けられ、前記第1のノズルへ供給される液体燃料の流量を調整する第1流量調整部と、前記第2燃料供給路に設けられ、前記第2のノズルへ供給される液体燃料の流量を調整する第2流量調整部と、燃焼段階に応じて前記第1流量調整部および前記第2流量調整部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、所定の燃焼段階において前記第1流量調整部を開状態に制御しつつ前記第2流量調整部を閉状態に制御し、当該所定の燃焼段階において所定期間が経過することにより前記第2流量調整部を開状態に制御した後に閉状態に制御する。
【0007】
上記の構成によれば、所定の燃焼段階において第2のノズルに燃料が供給されていなかったとしても、所定時間が経過することにより、第2燃料供給路に燃料が供給されるため、第2のノズルの先端の油硬化(または粘化)を防止することができる。その結果、第2のノズルの噴霧不良や、流量低下を抑制することができる。
【0008】
好ましくは、前記第2燃料供給路は、主経路と副経路とを含み、前記第2流量調整部は、前記主経路に設けられた主流量調整部と前記副経路に設けられた副流量調整部とを含み、前記制御部は、前記所定の燃焼段階において前記主流量調整部および前記副流量調整部を閉状態に制御し、当該所定の燃焼段階において所定期間が経過することにより前記副流量調整部を開状態に制御した後に閉状態に制御する。
【0009】
上記の構成によれば、所定の燃焼段階における第2流量調整部の開閉制御は、副流量調整部で行うため、第2のノズルの先端の油硬化(または粘化)を防止するために必要な燃料の流量を、当該第2のノズルへ供給することができる。
【0010】
好ましくは、前記副経路には、前記液体燃料の圧力を低下させるための減圧部が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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