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公開番号
2024158221
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073235
出願日
2023-04-27
発明の名称
燃焼装置及び乾燥機
出願人
リンナイ株式会社
代理人
弁理士法人ぱてな
主分類
F23N
5/10 20060101AFI20241031BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】炎検知器が燃焼炎を精度高く検出可能であるとともに、製造コストの低廉化を実現可能な燃焼装置及び乾燥機を提供する。
【解決手段】本発明の燃焼装置21は、バーナ61と、バーナ固定部62と、防風部材63と、炎検知器68等とを備えている。バーナ61には炎孔610が設けられている。炎孔610は、第1方向に燃料ガスを噴射しつつ燃焼炎99を形成する。防風部材63には挿通孔93が貫設されている。炎検知器68は、挿通孔93に挿通されつつバーナ固定部62に取り付けられることによって、炎孔610に臨んでいる。バーナ固定部62は、係合部71、72、74、76、77を有しており、防風部材63は、被係合部91a、91c、92a、92bを有している。係合部71、72、74、76、77と、被係合部91a、91c、92a、92bとは、防風部材63がバーナ固定部62に対して第1方向及び第2方向へ移動可能に係合する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に燃料ガスを噴射しつつ燃焼炎を形成する炎孔が設けられたバーナと、
前記バーナを固定するバーナ固定部と、
前記バーナ固定部に取り付けられ、前記バーナを囲いつつ前記第1方向に延びる防風部材と、
前記燃焼炎を検知する炎検知器とを備え、
前記防風部材には挿通孔が貫設され、
前記炎検知器は、前記挿通孔に挿通されつつ前記バーナ固定部に取り付けられることによって、前記炎孔に臨んでいる燃焼装置であって、
前記バーナ固定部は係合部を有し、
前記防風部材は、前記係合部に係合することにより、前記防風部材を前記バーナ固定部に取り付ける被係合部を有し、
前記係合部と前記被係合部とは、前記炎検知器と前記挿通孔との干渉を防止する範囲において、前記防風部材が前記バーナ固定部に対して前記第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向へ移動可能に係合することを特徴とする燃焼装置。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記防風部材は、前記炎孔に臨む第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有し、
前記炎検知器は、本体部と、前記挿通孔に挿通されて前記炎孔に臨む先端部とを有し、
前記本体部は、前記バーナ固定部に取り付けられて前記第2面側に位置している請求項1記載の燃焼装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載の燃焼装置と、
被乾燥物を収容するとともに、前記燃焼装置によって加熱された空気が供給されるドラムとを備えていることを特徴とする乾燥機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は燃焼装置及び乾燥機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の燃焼装置が開示されている。この燃焼装置は、バーナと、バーナ固定部と、防風部材と、炎検知器とを備えている。バーナには複数の炎孔が設けられている。各炎孔は、燃焼装置の上方に向けて燃料ガスを噴射しつつ燃焼炎を形成する。バーナ固定部はバーナの下方に位置しており、バーナを固定している。
【0003】
防風部材は矩形の略箱状に形成されており、バーナ固定部に取り付けられている。これにより、防風部材は、バーナ固定部から燃焼装置の上方に延びつつ、バーナの周囲を囲っている。また、防風部材には挿通孔が貫設されている。炎検知器は、先端部を挿通孔に挿通させつつ防風部材に取り付けられている。これにより、炎検知器では、先端部が防風部材の内側で炎孔に臨んだ状態となっている。
【0004】
この燃焼装置は、暖房機器としてのファンヒータに用いられている。そして、ファンヒータは、燃焼装置によって加熱された空気を室内に供給して暖房を行う。ここで、この燃焼装置では、燃焼炎によって炎検知器の先端部が加熱されることにより、炎検知器が発電する。こうして、この燃焼装置では、炎検知器が燃焼炎を検出するとともに、発電した電力の大きさによって、燃焼炎が正常に燃焼しているか否かを検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-14225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この種の燃焼装置では、燃焼炎が正常に燃焼しているか否かを精度高く検出できることが要求される。そこで、炎検知器が燃焼炎を精度高く検出し得るように、炎孔と炎検知器との位置関係を設計している。
【0007】
しかし、上記従来の燃焼装置では、挿通孔が防風部材に形成されており、この挿通孔に炎検知器が挿通されている。このため、この燃焼装置では、燃焼炎の熱によって防風部材が膨張すれば、炎検知器に対して防風部材が変位する。これにより、この燃焼装置では、挿通孔と炎検知器とが干渉し得る。これにより、この燃焼装置では、本来の設計よりも炎孔と炎検知器の位置関係にずれが生じ易く、炎検知器が燃焼炎を精度高く検出し得なくなるおそれがある。
【0008】
さらに、この燃焼装置では、炎検知器を防風部材に取り付ける際に挿通孔と炎検知器とが干渉しないように、挿通孔と炎検知器との位置決めについても高い精度が要求される。加えて、この燃焼装置では、バーナ固定部に防風部材を取り付けるに当たって、挿通孔と炎孔との位置決めを精度高く行うことも要求される。これらにより、この燃焼装置では製造が困難となることから、製造コストの増大化を招いてしまう。
【0009】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、炎検知器が燃焼炎を精度高く検出可能であるとともに、製造コストの低廉化を実現可能な燃焼装置及び乾燥機を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の燃焼装置は、第1方向に燃料ガスを噴射しつつ燃焼炎を形成する炎孔が設けられたバーナと、
前記バーナを固定するバーナ固定部と、
前記バーナ固定部に取り付けられ、前記バーナを囲いつつ前記第1方向に延びる防風部材と、
前記燃焼炎を検知する炎検知器とを備え、
前記防風部材には挿通孔が貫設され、
前記炎検知器は、前記挿通孔に挿通されつつ前記バーナ固定部に取り付けられることによって、前記炎孔に臨んでいる燃焼装置であって、
前記バーナ固定部は係合部を有し、
前記防風部材は、前記係合部に係合することにより、前記防風部材を前記バーナ固定部に取り付ける被係合部を有し、
前記係合部と前記被係合部とは、前記炎検知器と前記挿通孔との干渉を防止する範囲において、前記防風部材が前記バーナ固定部に対して前記第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向へ移動可能に係合することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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