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公開番号
2025024363
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128412
出願日
2023-08-07
発明の名称
燃焼装置
出願人
株式会社パロマ
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
F23D
14/78 20060101AFI20250213BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】空気案内部材内に乱流が発生するのを抑え、仕切部材を効率的に冷却する。
【解決手段】本開示の燃焼装置1は、単一の缶体8内に、仕切部材30を挟んで2つの燃焼室34,35を形成し、各燃焼室34,35の下部にバーナユニット11をそれぞれ配設するとともに、各バーナユニット11の燃焼ガスによって各熱交換器3,4を通過する流体をそれぞれ個別に加熱可能とした燃焼装置1であって、仕切部材30の両側に、分布板38から供給される燃焼用空気を仕切部材30に沿った上向き方向に案内する空気案内部材49を、各バーナユニット11の燃焼面67以下の高さでそれぞれ設けるとともに、分布板38は、一対の空気案内部材49の下側に位置し、空気案内部材49内に冷却空気としての燃焼用空気を供給する複数の冷却空気用透孔39を備えた冷却空気供給部を有し、冷却空気用透孔39のうちの少なくとも一部は、透孔39の周縁部が空気案内部材49側に向けて筒状に立ち上がるバーリング孔66となっている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
単一の缶体内に、仕切部材を挟んで2つの燃焼室を形成し、各燃焼室の下部にバーナユニットをそれぞれ配設するとともに、前記各燃焼室の上部に熱交換器をそれぞれ配設し、前記2つの燃焼室の下方に、複数の透孔を形成した分布板で仕切られる給気室を形成し、前記給気室に接続された給気ファンによって燃焼用空気を前記給気室から前記分布板を介して前記各燃焼室に供給して、各バーナユニットの燃焼ガスによって前記各熱交換器を通過する流体をそれぞれ個別に加熱可能とした燃焼装置であって、
前記仕切部材の両側に、前記分布板から供給される燃焼用空気を前記仕切部材に沿った上向き方向に案内する空気案内部材を、前記各バーナユニットの燃焼面以下の高さでそれぞれ設けるとともに、前記分布板は、一対の前記空気案内部材の下側に位置し、前記空気案内部材内に冷却空気としての前記燃焼用空気を供給する複数の冷却空気用透孔を備えた冷却空気供給部を有し、前記冷却空気用透孔のうちの少なくとも一部は、透孔の周縁部が前記空気案内部材側に向けて筒状に立ち上がるバーリング孔となっている、燃焼装置。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記仕切部材は、前後方向にのびており、
前記複数の冷却空気用透孔は、複数の前記バーリング孔と、バーリングの無い複数の非バーリング孔と、から構成され、前記複数の非バーリング孔は、前後方向に隣り合う一対の前記バーリング孔の間に位置する態様で配列されている非バーリング孔を含む、請求項1に記載の燃焼装置。
【請求項3】
前記バーリング孔は、前後方向の径が左右方向の径に比べ短い扁平形状である、請求項1または請求項2に記載の燃焼装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、燃焼装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
給湯器に組み込まれる燃焼装置として、例えば特開2015-105814号公報(下記特許文献1)に記載の燃焼装置が知られている。この燃焼装置は、下方から、バーナユニット、一次熱交換器、二次熱交換器の順に設けられている。バーナユニットでは、第1バーナ群と第2バーナ群とが左右方向に並設されている。一次熱交換器では、第1バーナ群の上方に位置する給湯側一次熱交換器と、第2バーナ群の上方に位置する風呂側一次熱交換器と、が左右方向に並設されている。二次熱交換器では、給湯側一次熱交換器の上方に位置する給湯側二次熱交換器と、風呂側一次熱交換器の上方に位置する風呂側二次熱交換器と、が左右方向に並設されている。
【0003】
バーナユニットの下ケーシングの上部に、一次熱交換器の中ケーシングを組み付け、中ケーシングの上部に、二次熱交換器の上ケーシングを組み付けることで、内部が連通する単一の缶体が形成されている。缶体の内部は、仕切部材によって、第1バーナ群と給湯側一次熱交換器と給湯側二次熱交換器とが配置される第1燃焼室と、第2バーナ群と風呂側一次熱交換器と風呂側二次熱交換器とが配置される第2燃焼室と、に仕切られている。下ケーシングの下部には、給気室が形成されて、その下端に供給ファンが接続されている。第1バーナ群及び第2バーナ群と給気室との間を仕切る区画板には、複数の透孔を穿設した分布板が取り付けられている。給気ファンから送られる空気は、透孔を介して各燃焼室に供給される。
【0004】
仕切部材は、第1バーナ群と第2バーナ群との間に位置する下仕切部材と、給湯側一次熱交換器と風呂側一次熱交換器との間に位置する中仕切部材と、給湯側二次熱交換器と風呂側二次熱交換器との間に位置する上仕切部材と、を備えて構成されている。下仕切部材は、左右方向の中央に位置する中板と、中板の左側に位置する左側板と、中板の右側に位置する右側板と、を備えて構成されている。左側板及び右側板の下部には、隣接するバーナの上端面と同じ高さでそれぞれ中板から離れる方向へ折り曲げられて横板部を形成した後、バーナの側面と平行となるように下向きに折り曲げられて縦板部を形成することで、上部よりも中板との間隔が広い空気案内部材が一体に形成されている。空気案内部材の横板部には、複数の通気口が形成されている。分布板から空気案内部材に供給された燃焼用空気は通気口を通じて各燃焼室に上向きに排出される。この燃焼用空気により、仕切部材の上部における左側板及び右側板が冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-105814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記の燃焼装置では、空気案内部材内に乱流が発生し、仕切部材の上部における左側板及び右側板をうまく冷却できなくなるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の燃焼装置は、単一の缶体内に、仕切部材を挟んで2つの燃焼室を形成し、各燃焼室の下部にバーナユニットをそれぞれ配設するとともに、前記各燃焼室の上部に熱交換器をそれぞれ配設し、前記2つの燃焼室の下方に、複数の透孔を形成した分布板で仕切られる給気室を形成し、前記給気室に接続された給気ファンによって燃焼用空気を前記給気室から前記分布板を介して前記各燃焼室に供給して、各バーナユニットの燃焼ガスによって前記各熱交換器を通過する流体をそれぞれ個別に加熱可能とした燃焼装置であって、前記仕切部材の両側に、前記分布板から供給される燃焼用空気を前記仕切部材に沿った上向き方向に案内する空気案内部材を、前記各バーナユニットの燃焼面以下の高さでそれぞれ設けるとともに、前記分布板は、一対の前記空気案内部材の下側に位置し、前記空気案内部材内に冷却空気としての前記燃焼用空気を供給する複数の冷却空気用透孔を備えた冷却空気供給部を有し、前記冷却空気用透孔のうちの少なくとも一部は、透孔の周縁部が前記空気案内部材側に向けて筒状に立ち上がるバーリング孔となっている、燃焼装置である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、空気案内部材内に乱流が発生するのが抑えられ、仕切部材を効率的に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、燃焼装置を前方から見た正面図である。
図2は、燃焼装置を右斜め前方から見た斜視図である。
図3は、燃焼装置を左斜め後方から見た斜視図である。
図4は、燃焼装置の分解斜視図である。
図5は、燃焼装置の断面図である。
図6は、図5の一部を拡大した拡大断面図である。
図7は、下仕切部材を左斜め前方から見た斜視断面図である。
図8は、冷却空気用透孔を左斜め前方から見た斜視断面図である。
図9は、分布板の斜視図である。
図10は、分布板の底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示の燃焼装置は、単一の缶体内に、仕切部材を挟んで2つの燃焼室を形成し、各燃焼室の下部にバーナユニットをそれぞれ配設するとともに、前記各燃焼室の上部に熱交換器をそれぞれ配設し、前記2つの燃焼室の下方に、複数の透孔を形成した分布板で仕切られる給気室を形成し、前記給気室に接続された給気ファンによって燃焼用空気を前記給気室から前記分布板を介して前記各燃焼室に供給して、各バーナユニットの燃焼ガスによって前記各熱交換器を通過する流体をそれぞれ個別に加熱可能とした燃焼装置であって、前記仕切部材の両側に、前記分布板から供給される燃焼用空気を前記仕切部材に沿った上向き方向に案内する空気案内部材を、前記各バーナユニットの燃焼面以下の高さでそれぞれ設けるとともに、前記分布板は、一対の前記空気案内部材の下側に位置し、前記空気案内部材内に冷却空気としての前記燃焼用空気を供給する複数の冷却空気用透孔を備えた冷却空気供給部を有し、前記冷却空気用透孔のうちの少なくとも一部は、透孔の周縁部が前記空気案内部材側に向けて筒状に立ち上がるバーリング孔となっている、燃焼装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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