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公開番号2025010888
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023113179
出願日2023-07-10
発明の名称廃油脂類の焼却装置
出願人株式会社アクトリー
代理人個人,個人
主分類F23G 5/50 20060101AFI20250116BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】燃焼性の高い廃油脂類の焼却であっても、安全に焼却処理できる廃油脂類の焼却装置の提供を目的とする。
【解決手段】廃油脂類の焼却装置であって、前記廃油脂類は缶容器に収容されており、前記缶容器を保持及び焼却炉内に向けて倒伏させる倒伏装置を有し、前記倒伏装置は倒伏角度の制御手段を有し、前記焼却炉内の温度を計測する温度計測手段を有し、前記温度計測手段にて計測された焼却炉内の温度に合せて前記倒伏角度が制御されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
廃油脂類の焼却装置であって、
前記廃油脂類は缶容器に収容されており、
前記缶容器を保持及び焼却炉内に向けて倒伏させる倒伏装置を有し、
前記倒伏装置は倒伏角度の制御手段を有し、
前記焼却炉内の温度を計測する温度計測手段を有し、前記温度計測手段にて計測された焼却炉内の温度に合せて前記倒伏角度が制御されていることを特徴とする廃油脂類の焼却装置。
続きを表示(約 97 文字)【請求項2】
前記缶容器の倒伏角度は前記缶容器の上部から前記焼却炉内に向けて流出又は落下する内容物の投入量を制御するものであることを特徴とする請求項1記載の廃油脂類の焼却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、廃油,廃溶剤,廃樹脂等の廃油脂類の焼却装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
使用済みの廃油,廃溶剤及び廃樹脂等の廃油脂類は、ドラム缶や丸缶等の缶容器に収容される場合がある。
このような場合に、缶容器の内容物が缶容器の上部の開口部から焼却炉内に向けて流出、あるいは落下するように、この缶容器を保持及び倒伏させる缶倒伏装置がこれまでも使用されている。
【0003】
例えば本出願人は、ドラム缶を焼却炉の内部に向けて下向きに倒伏させることで、内容物を炉床上に投入する際に炉床上の投入物を撹拌することで、燃焼を促進する技術を提案している(特許文献1)。
【0004】
しかし、廃油脂類には、燃焼発熱量が大きいものも多い。
そのような場合に、一度に多くの内容物を焼却炉内に投入すると、爆発的な燃焼が起こり、炉内が異常に高温になってしまう恐れもあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5480019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、燃焼性の高い廃油脂類の焼却であっても、安全に焼却処理できる廃油脂類の焼却装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る廃油脂類の焼却装置は、廃油脂類は缶容器に収容されており、前記缶容器を保持及び焼却炉内に向けて倒伏させる倒伏装置を有し、前記倒伏装置は倒伏角度の制御手段を有し、前記焼却炉内の温度を計測する温度計測手段を有し、前記温度計測手段にて計測された焼却炉内の温度に合せて前記倒伏角度が制御されていることを特徴とする。
【0008】
ここで倒伏とは、缶容器を起立状態に保持した状態から、缶容器の上部が焼却炉内に向けて徐々に傾き、この缶容器の上部に設けてある開口部から内容物が焼却炉内に向けて流出あるいは落下し、さらに缶容器を水平状態を経由して上部の開口部が下向きになるように傾けることをいう。
そこで、倒伏角度とは、この缶容器が傾く角度をいう。
【0009】
したがって、缶容器の倒伏角度を制御する目的は前記缶容器の上部から前記焼却炉内に向けて流出又は落下する内容物の投入量を制御するものである。
例えば、倒伏角度が角度θ

になるまでの倒伏スピード、次の角度θ

になるまでの倒伏スピード等を予め設定しておき、焼却炉内の温度が高くなりすぎると、倒伏を止めたり、倒伏スピードを遅くなる等の制御をする。
【0010】
缶容器は、蓋付きの容器の場合には、この蓋を取り外すことで上部に開口部を設ける。
ドラム缶や丸缶には、天板を取り外すことができるものと、この天板を切り取らないと開口できないものがあるが、いずれの仕様の缶容器であっても上部に開口部が形成できればよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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