TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025007895
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109608
出願日
2023-07-03
発明の名称
予混合装置
出願人
リンナイ株式会社
代理人
弁理士法人青莪
主分類
F23D
14/64 20060101AFI20250109BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】空気に燃料ガスを混合し、混合気をファンを介してバーナに供給する予混合装置であって、ファンの上流側の空気供給路に、ガス供給路の下流端が接続されるガス吸引部より上流側に位置させてバタフライ弁8が設けられるものにおいて、バタフライ弁8を閉じ姿勢にしたときに必要な空気量を確保できなくなることを長期に亘り防止できるようにする。
【解決手段】バタフライ弁8に、閉じ姿勢でバタフライ弁8の上流側から下流側に空気が流れる通気開口82を形成する。また、バタフライ弁8の側面83に、通気開口82の周囲のうちバタフライ弁8の開き姿勢で上流側となる部分に位置させて、バタフライ弁8の厚さ方向に突出する突条84を設ける。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
空気に燃料ガスを混合し、混合気をファンを介してバーナに供給する予混合装置であって、ガス供給路の下流端がファンの上流側の空気供給路に設けられたガス吸引部に接続され、ガス吸引部より上流側の空気供給路の部分にバタフライ弁が設けられ、バタフライ弁は、バタフライ弁の所定の直径方向に沿う回動軸線を中心にして、空気供給路の長手方向に平行な開き姿勢と空気供給路の長手方向に直交する閉じ姿勢との少なくとも2つの姿勢に回動自在であり、バタフライ弁に、閉じ姿勢でバタフライ弁の上流側から下流側に空気が流れる通気開口が形成されるものにおいて、
バタフライ弁の閉じ姿勢で上流側や下流側を向くバタフライ弁の各側面に、通気開口の周囲のうちバタフライ弁の開き姿勢で上流側となる部分に位置させて、バタフライ弁の厚さ方向に突出する突条が設けられることを特徴とする予混合装置。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記通気開口の周面のうち前記バタフライ弁の開き姿勢で下流側となる部分が下流側に傾いた傾斜面に形成されることを特徴とする請求項1記載の予混合装置。
【請求項3】
請求項1記載の予混合装置であって、前記バタフライ弁の前記各側面の前記回転軸線に沿う中央部に、バタフライ弁の厚さ方向に最も盛り上がった盛上り部が設けられ、バタフライ弁の開き姿勢で盛上り部よりも上流側に位置するバタフライ弁の部分と下流側に位置するバタフライ弁の部分とに夫々前記通気開口が形成されるものにおいて、バタフライ弁の開き姿勢で盛上り部よりも上流側に位置するバタフライ弁の部分に形成される通気開口の周囲に設けられる前記突条は、当該通気開口の周囲のうちバタフライ弁の開き姿勢で下流側となる部分を回転軸線の長手方向両側から囲うようにして盛上り部の近傍までのびる延長部を有することを特徴とする予混合装置。
【請求項4】
請求項1記載の予混合装置であって、前記バタフライ弁の前記各側面の前記回転軸線に沿う中央部に、バタフライ弁の厚さ方向に最も盛り上がった盛上り部が設けられ、バタフライ弁の各側面が、盛上り部から離れるほどバタフライ弁の厚さが減少するように傾斜しているものにおいて、バタフライ弁の各側面のうち開き姿勢で上流側に位置する半部は、盛上り部から離れるほどバタフライ弁の厚さ方向の傾斜角度が緩やかになるように曲面状に傾斜していることを特徴とする予混合装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気に燃料ガスを混合し、混合気をファンを介してバーナに供給する予混合装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の予混合装置として、ガス供給路の下流端がファンの上流側の空気供給路に設けられたガス吸引部に接続され、ガス吸引部より上流側の空気供給路の部分にバタフライ弁が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このもので、バタフライ弁は、バタフライ弁の所定の直径方向に沿う回動軸線を中心にして、空気供給路の長手方向に平行な開き姿勢と空気供給路の長手方向に直交する閉じ姿勢との少なくとの2つの姿勢に回動自在である。そして、バタフライ弁を閉じ姿勢にしたときは、バタフライ弁の外周縁と空気供給路の周壁面との間の隙間を介して空気が流れるようにしている。
【0003】
ところで、バタフライ弁を閉じ姿勢にすると、バタフライ弁の閉じ姿勢で空気供給路の上流側を向く側面に当たった空気が径方向外方に向かう大きな速度成分を持ってバタフライ弁の外周縁と空気供給路の周壁面との間の隙間に流入する。そして、径方向外方に向かう大きな速度成分により、空気に含まれる塵埃が空気供給路の周壁面に強く衝突して、周壁面に付着しやくなる。そのため、空気供給路の周壁面に比較的短期間で塵埃が付着堆積して、バタフライ弁を閉じ姿勢にしたときに、空気供給路の周壁面との間の隙間が目詰まりする。その結果、この隙間に流れる空気量が減少して、必要な空気量を確保できなくなってしまう。
【0004】
そこで、本願出願人は、先に、特願2022-141136により、バタフライ弁に、閉じ姿勢でバタフライ弁の上流側から下流側に空気が流れる通気開口を形成したものを提案している。これによれば、バタフライ弁を閉じ姿勢にしたときに、通気開口を介して空気が流れるため、バタフライ弁の外周縁と空気供給路の周壁面との間の隙間の目詰まりに起因する空気量の減少を防止することができる。
【0005】
然し、この先願のものでも以下の不具合を生ずることが判明した。即ち、バタフライ弁を開き姿勢にしたときに、通気開口の周面のうちバタフライ弁の開き姿勢で下流側となる部分に空気の一部が強く衝突して、この部分に塵埃が付着堆積する。そのため、通気開口の開口面積が減少して、バタフライ弁を閉じ姿勢にしたときに、必要な空気量を確保できなくなってしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-25722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、以上の点に鑑み、上記先願の不具合を解消して、バタフライ弁を閉じ姿勢にしたときに、必要な空気量を確保できなくなることを長期に亘り防止できるようした予混合装置を提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、空気に燃料ガスを混合し、混合気をファンを介してバーナに供給する予混合装置であって、ガス供給路の下流端がファンの上流側の空気供給路に設けられたガス吸引部に接続され、ガス吸引部より上流側の空気供給路の部分にバタフライ弁が設けられ、バタフライ弁は、バタフライ弁の所定の直径方向に沿う回動軸線を中心にして、空気供給路の長手方向に平行な開き姿勢と空気供給路の長手方向に直交する閉じ姿勢との少なくとも2つの姿勢に回動自在であり、バタフライ弁に、閉じ姿勢でバタフライ弁の上流側から下流側に空気が流れる通気開口が形成されるものにおいて、バタフライ弁の閉じ姿勢で上流側や下流側を向くバタフライ弁の各側面に、通気開口の周囲のうちバタフライ弁の開き姿勢で上流側となる部分に位置させて、バタフライ弁の厚さ方向に突出する突条が設けられることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、バタフライ弁を開き姿勢にしたときに、突条が防風壁として機能し、通気開口の周面のうちバタフライ弁の開き姿勢で下流側となる部分に空気が強く衝突することを防止できる。そのため、通気開口の周面の当該部分に塵埃が付着堆積して、通気開口の開口面積が減少することを抑制できる。従って、バタフライ弁を閉じ姿勢にしたときに、通気開口の開口面積の減少で必要な空気量を確保できなくなることを長期に亘り防止できる。
【0010】
更に、本発明においては、通気開口の周面のうちバタフライ弁の開き姿勢で下流側となる部分を下流側に傾いた傾斜面に形成することが望ましい。これによれば、通気開口の周面のバタフライ弁の開き姿勢で下流側となる部分に仮に塵埃が付着しても、通気開口の実質的な開口面積は減少しない。従って、バタフライ弁を閉じ姿勢にしたときに、必要な空気量を確保できなくなることをより効果的に防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
無人薪ストーブ
13日前
株式会社コロナ
燃焼装置
2か月前
株式会社パロマ
給湯器
24日前
株式会社パロマ
給湯器
24日前
株式会社パロマ
給湯器
24日前
有限会社天研工業
着火具
21日前
株式会社ノーリツ
燃焼装置
2か月前
リンナイ株式会社
燃焼装置
1か月前
株式会社パロマ
湯沸器
1か月前
中部電力株式会社
燃焼装置
1か月前
株式会社トヨトミ
石油燃焼器の点火装置
2か月前
リンナイ株式会社
燃焼装置
2か月前
リンナイ株式会社
燃焼装置
27日前
中外炉工業株式会社
臭気ガス処理装置
13日前
リンナイ株式会社
燃焼装置
3か月前
リンナイ株式会社
予混合装置
1か月前
リンナイ株式会社
予混合装置
1か月前
リンナイ株式会社
予混合装置
1か月前
リンナイ株式会社
予混合装置
2か月前
中外炉工業株式会社
アンモニア燃焼設備
1か月前
中外炉工業株式会社
アンモニア燃焼装置
21日前
株式会社下瀬微生物研究所
廃棄物焼却設備
2か月前
中外炉工業株式会社
バーナー装置及び工業炉
1か月前
横河電機株式会社
燃焼装置
1か月前
リンナイ株式会社
プレート式バーナ
1か月前
株式会社アクトリー
廃油脂類の焼却装置
28日前
株式会社パロマ
給湯器
3か月前
株式会社パロマ
燃焼装置
今日
川崎重工業株式会社
バーナ
7日前
三浦工業株式会社
ボイラ
1か月前
リンナイ株式会社
燃焼装置及び乾燥機
3か月前
株式会社山辰組
酸素供給型高速焼却装置及び焼却方法
1か月前
株式会社ヒラカワ
燃焼装置
3か月前
株式会社ヒラカワ
燃焼装置
3か月前
株式会社ヒラカワ
燃焼装置
21日前
川崎重工業株式会社
焼却プラント
1か月前
続きを見る
他の特許を見る