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公開番号
2025004289
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023103873
出願日
2023-06-26
発明の名称
プレート式バーナ
出願人
リンナイ株式会社
代理人
弁理士法人青莪
主分類
F23D
14/14 20060101AFI20250107BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】バーナボディ1の開口部に、複数枚の燃焼プレート2を並べて配置するプレート式バーナであって、隣接する燃焼プレート2,2間にシール材3を介設するものにおいて、シール材3が高温になって体積増加したときに、燃焼プレート2の表面2b側にシール材3が張り出すことを抑制できるようにする。
【解決手段】隣接する燃焼プレート2,2間のシール材3が介設される隙間4の幅を燃焼プレート2の表面2b側で裏面2a側よりも狭くする。そして、シール材3の圧縮率が燃焼プレート2の表面2b側で裏面側2aよりも高くなるようにする。同様に、バーナボディの開口部の周壁面と燃焼プレートとの間のシール材を介設する隙間の幅も燃焼プレート2の表面2b側で裏面2a側よりも狭くする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に混合気が供給される、開口部を有するバーナボディと、バーナボディの開口部に装着される燃焼プレートとを備えるプレート式バーナであって、燃焼プレートは、バーナボディの内部空間に対面する面を裏面、その反対面を表面として、バーナボディ内の混合気を噴出する、裏面から表面に貫通する多数の炎孔を有し、開口部を覆うように複数枚の燃焼プレートが並べて配置されると共に、隣接する燃焼プレート間にシール材が介設されるものにおいて、
隣接する燃焼プレート間のシール材が介設される隙間は、当該隙間の幅が燃焼プレートの表面側で裏面側よりも狭くなるように設けられ、シール材の圧縮率が燃焼プレートの表面側で裏面側よりも高くなることを特徴とするプレート式バーナ。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
内部に混合気が供給される、開口部を有するバーナボディと、バーナボディの開口部に装着される燃焼プレートとを備えるプレート式バーナであって、燃焼プレートは、バーナボディの内部空間に対面する面を裏面、その反対面を表面として、バーナボディ内の混合気を噴出する、裏面から表面に貫通する多数の炎孔を有し、開口部の周壁面と燃焼プレートとの間にシール材が介設されるものにおいて、
開口部の周壁面と燃焼プレートとの間のシール材が介設される隙間は、当該隙間の幅が燃焼プレートの表面側で裏面側よりも狭くなるように設けられ、シール材の圧縮率が燃焼プレートの表面側で裏面側よりも高くなることを特徴とするプレート式バーナ。
【請求項3】
前記燃焼プレートの前記隙間に対面する側端面は、前記表面側から前記裏面側に向けて隙間を拡幅する方向に傾斜した傾斜面に形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のプレート式バーナ。
【請求項4】
前記燃焼プレートの前記隙間に対面する側端面は、当該側端面の前記表面側の部分に対し前記裏面側の部分が隙間を拡幅する方向に段差を存してオフセットした段付き面に形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のプレート式バーナ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部に混合気が供給される、開口部を有するバーナボディと、バーナボディの開口部に装着される燃焼プレートとを備えるプレート式バーナに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
燃焼プレートは、バーナボディの内部空間に対面する面を裏面、その反対面を表面として、バーナボディ内の混合気を噴出する、裏面から表面に貫通する多数の炎孔を有している。そして、従来、プレート式バーナとして、バーナボディの開口部を覆うように複数枚の燃焼プレートを並べて配置すると共に、隣接する燃焼プレート間にシール材を介設したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ここで、シール材としては、一般的に、セラミックウール製のものが用いられる。セラミックウールには、ウール繊維を繋ぐため有機物バインダが添加されている。そのため、シール材は、高温になると、有機物バインダが分解し、ウール繊維がほどけて体積が増加する特性がある。従って、プレート式バーナの燃焼中にシール材が加熱されて高温になると、シール材の体積が増加して、シール材が燃焼プレートの表面側に張り出してしまうことがある。そして、シール材が燃焼プレートの表面側に張り出すと、燃焼性能(特に、隣接する燃焼プレート間の火移り性能)に悪影響が及ぶ。
【0004】
また、プレート式バーナでは、バーナボディの開口部の周壁面と燃焼プレートとの間にもシール材を介設している。そして、このシール材が高温になったときにも、シール材が燃焼プレートの表面側に張り出して、燃焼性能に悪影響が及ぶことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-185445号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、シール材が燃焼プレートの表面側に張り出すことを抑制できるようにしたプレート式バーナを提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本願の第1発明は、内部に混合気が供給される、開口部を有するバーナボディと、バーナボディの開口部に装着される燃焼プレートとを備えるプレート式バーナであって、燃焼プレートは、バーナボディの内部空間に対面する面を裏面、その反対面を表面として、バーナボディ内の混合気を噴出する、裏面から表面に貫通する多数の炎孔を有し、開口部を覆うように複数枚の燃焼プレートが並べて配置されると共に、隣接する燃焼プレート間にシール材が介設されるものにおいて、隣接する燃焼プレート間のシール材が介設される隙間は、当該隙間の幅が燃焼プレートの表面側で裏面側よりも狭くなるように設けられ、シール材の圧縮率が燃焼プレートの表面側で裏面側よりも高くなることを特徴とする。
【0008】
また、本願の第2発明は、内部に混合気が供給される、開口部を有するバーナボディと、バーナボディの開口部に装着される燃焼プレートとを備えるプレート式バーナであって、燃焼プレートは、バーナボディの内部空間に対面する面を裏面、その反対面を表面として、バーナボディ内の混合気を噴出する、裏面から表面に貫通する多数の炎孔を有し、開口部の周壁面と燃焼プレートとの間にシール材が介設されるものにおいて、開口部の周壁面と燃焼プレートとの間のシール材が介設される隙間は、当該隙間の幅が燃焼プレートの表面側で裏面側よりも狭くなるように設けられ、シール材の圧縮率が燃焼プレートの表面側で裏面側よりも高くなることを特徴とする。
【0009】
第1と第2の各発明によれば、シール材が高温になって体積が増加しても、シール材の圧縮率が低い燃焼プレートの裏面側で体積増加が吸収される。従って、シール材が燃焼プレートの表面側に張り出すことを抑制できる。その結果、燃焼プレートの表面側へのシール材の張り出しに起因する燃焼不良の発生を抑制できる。
【0010】
尚、第1と第2の各発明において、シール材が介設される隙間の幅を燃焼プレートの表面側で裏面側よりも狭くするには、この隙間に対面する燃焼プレートの側端面を、燃焼プレートの表面側から裏面側に向けて隙間を拡幅する方向に傾斜した傾斜面に形成するか、側端面の燃焼プレートの表面側の部分に対し裏面側の部分が隙間を拡幅する方向に段差を存してオフセットした段付き面に形成すればよい。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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