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公開番号
2024142339
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023054437
出願日
2023-03-30
発明の名称
燃焼装置
出願人
株式会社ヒラカワ
代理人
弁理士法人森本国際特許事務所
主分類
F23D
14/22 20060101AFI20241003BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】燃焼装置における燃焼用空気に偏流が発生することを防止できるようにする。
【解決手段】 燃料ノズル14の一端側とブラストチューブ12の一端側との間に燃焼用空気32の噴出口35、36が形成される。ウインドボックス11における燃料ノズルの他端側とブラストチューブ12の他端側との間に燃焼用空気32の流入口31が形成される。空気ダクト39が、ウインドボックス11に向けてブラストチューブ12の燃焼用空気の供給路33における空気流の方向と交差する方向に空気38を供給する。ウインドボックス11の内部におけるブラストチューブ12よりも径方向の外側の位置に整流管43が設けられる。整流管43の一端45の側はウインドボックス11の内部において開口する。整流管43の他端47の側は、ウインドボックス11の内部において開口せずに燃焼用空気32の流入口31と連通する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ブラストチューブの内部に管状の燃料ノズルが配置されるとともに、ブラストチューブと燃料ノズルとの間の環状の空間が燃焼用空気の供給路とされ、
燃料ノズルの一端側に燃料の噴出口が形成され、
燃料ノズルの一端側とブラストチューブの一端側との間に燃焼用空気の噴出口が形成され、
燃料ノズルの他端側とブラストチューブの他端側との間に燃焼用空気の流入口が形成され、
ブラストチューブにおける少なくとも燃焼用空気の流入口が形成された部分がウインドボックスの内部に配置され、
ウインドボックスに向けて前記燃焼用空気の供給路における空気流の方向と交差する方向に空気を供給する空気ダクトが設けられ、
ウインドボックスの内部におけるブラストチューブよりも径方向の外側の位置に整流管が設けられ、
整流管の一端側はウインドボックスの内部において開口し、
整流管の他端側は、ウインドボックスの内部において開口せずに前記燃焼用空気の流入口と連通していることを特徴とする燃焼装置。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
整流管の内部における周方向に沿った複数の位置に整流板が設けられ、
各整流板は、整流管の内周面から径方向の内向きに配置されるとともに、前記整流板の板面が、ブラストチューブと燃料ノズルとの間の燃焼用空気の供給路における空気流の方向に沿った方向に配置されていることを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は燃焼装置に関し、特にボイラなどにおいて好適に用いることができる燃焼装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
燃焼装置として、特許文献1には、ブラストチューブの内部に管状の燃料ノズルが配置されるとともに、ブラストチューブと燃料ノズルとの間の環状の空間が燃焼用空気の供給路とされ、燃料ノズルの一端側に燃料の噴出口が形成され、燃料ノズルの一端側とブラストチューブの一端側との間に燃焼用空気の噴出口が形成され、燃料ノズルの他端側とブラストチューブの他端側との間に燃焼用空気の流入口が形成され、ブラストチューブにおける少なくとも燃焼用空気の流入口が形成された部分がウインドボックスの内部に配置され、ウインドボックスに向けて空気を供給する空気ダクトが設けられたものが記載されている。
【0003】
特許文献1の燃焼装置では、装置を必要以上に大型化させないために、空気ダクトは、ブラストチューブと燃料ノズルとの間の燃焼用空気の供給路における空気流の方向と交差する方向に設置されている。そのため、ウインドボックスに空気を供給する空気ダクトにおける空気流の方向と、燃焼用空気の供給路における空気流の方向とが交差している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-294505号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ウインドボックスに空気を供給する空気ダクトにおける空気流の方向と、燃焼用空気の供給路における空気流の方向とが交差していると、ブラストチューブと燃料ノズルとの間の燃焼用空気の供給路において偏流が発生した場合などには、供給路における燃焼用空気の圧力分布が不均一になる。圧力分布が不均一になると、火炎が偏心して燃焼室の側面に衝突する。すると、ボイラの場合には水管や炉筒が過熱状態となったり、一酸化炭素を含む未燃ガスが発生したりする。さらに、燃焼用空気の圧力分布が不均一になると、パイロット火炎が不安定になったり、燃料の不着火が生じたり、バックファイアーが起きたりするなどの問題点が発生する原因となりやすい。
【0006】
そこで本発明は、このような問題点を解決して、燃焼装置における燃焼用空気に偏流が発生することを防止できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するため本発明の燃焼装置は、
ブラストチューブの内部に管状の燃料ノズルが配置されるとともに、ブラストチューブと燃料ノズルとの間の環状の空間が燃焼用空気の供給路とされ、
燃料ノズルの一端側に燃料の噴出口が形成され、
燃料ノズルの一端側とブラストチューブの一端側との間に燃焼用空気の噴出口が形成され、
燃料ノズルの他端側とブラストチューブの他端側との間に燃焼用空気の流入口が形成され、
ブラストチューブにおける少なくとも燃焼用空気の流入口が形成された部分がウインドボックスの内部に配置され、
ウインドボックスに向けて前記燃焼用空気の供給路における空気流の方向と交差する方向に空気を供給する空気ダクトが設けられ、
ウインドボックスの内部におけるブラストチューブよりも径方向の外側の位置に整流管が設けられ、
整流管の一端側はウインドボックスの内部において開口し、
整流管の他端側は、ウインドボックスの内部において開口せずに前記燃焼用空気の流入口と連通していることを特徴とする。
【0008】
本発明の燃焼装置によれば、
整流管の内部における周方向に沿った複数の位置に整流板が設けられ、
各整流板は、整流管の内周面から径方向の内向きに配置されるとともに、前記整流板の板面が、ブラストチューブと燃料ノズルとの間の燃焼用空気の供給路における空気流の方向に沿った方向に配置されていることが好適である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の燃焼装置に寄れば、整流管を設けたことによって、燃料ノズルの他端側とブラストチューブの他端側との間に形成された燃焼用空気の流入口から、ブラストチューブと燃料ノズルとの間に形成された燃焼用空気の供給路に向けて入り込む空気流の方向を、燃焼用空気の供給路における空気流の方向に近づけることができる。このため、燃焼用空気の供給路および燃焼用空気の供給路の下流側において、燃焼用空気の空気流に偏流が発生することを効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態の燃焼装置の正面視の断面図である。
図1の燃焼装置の側面図である。
図1におけるA-A線に沿った断面図である。
本発明の実施の形態の燃焼装置における空気の流れを示す図である。
本発明の他の実施の形態の燃焼装置の正面視の断面図である。
図1におけるウインドボックスの入口での風圧特性を示すグラフである。
図1および図2における燃焼用空気の噴出口での風圧の分布特性を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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