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公開番号2024124409
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2024090960
出願日2024-06-04
発明の名称未燃燃料の燃焼装置
出願人中外炉工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F23G 5/16 20060101AFI20240905BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】低コストで、未燃燃料を燃焼させる燃焼装置を提供する。
【解決手段】
燃料の燃焼によって燃焼排ガスBを生成する炉体10と、炉体10に接続されて燃焼排ガスBが流入する排気部20と、排気部20に接続されて排気部20に自燃用空気Aを供給する供給部30と、燃焼排ガスBに対する自燃用空気Aの供給量を調整する調整弁45と、燃焼排ガスBに含まれる未燃燃料の濃度を検出するセンサ47と、を備え、調整弁45は、センサ47によって検出された未燃燃料の濃度に応じて自燃用空気Aの供給量を調整することによって、燃焼排ガスBに含まれる未燃燃料を自然発火で燃焼させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
燃料の燃焼によって燃焼排ガスを生成する炉体と、
前記炉体に接続されて前記燃焼排ガスが流入する排気部と、
前記排気部に接続されて前記排気部に自燃用空気を供給する供給部と、
前記燃焼排ガスに対する前記自燃用空気の供給量を調整する調整弁と、
前記燃焼排ガスに含まれる未燃燃料の濃度を検出するセンサと、を備え、
前記調整弁は、前記センサによって検出された前記未燃燃料の濃度に応じて前記自燃用空気の前記供給量を調整することによって、前記燃焼排ガスに含まれる前記未燃燃料を自然発火で燃焼させる、燃焼装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記供給部への前記自燃用空気の供給を遮断する遮断弁をさらに備える、請求項1に記載の燃焼装置。
【請求項3】
前記排気部は、前記炉体の上部に配設される、請求項1に記載の燃焼装置。
【請求項4】
前記未燃燃料は、未燃アンモニアである、請求項1に記載の燃焼装置。
【請求項5】
前記供給部は、前記排気部において前記燃焼排ガスの流れ方向に対して対向するように角度を持って配設される、請求項1に記載の燃焼装置。
【請求項6】
前記センサは、前記排気部において前記供給部よりも上流側に配設される、請求項1に記載の燃焼装置。
【請求項7】
前記炉体は、一対のリジェネバーナを有する、請求項1に記載の燃焼装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、未燃燃料を燃焼させる燃焼装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1や特許文献2は、炉体内で発生した燃焼排ガスに含まれる未燃燃料を、炉体の下流側の排気管に設けられたバーナを用いて加熱するとともに空気を供給することによって、未燃燃料を燃焼させることを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-176186号公報
特開平11-082963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃焼排ガスに含まれる未燃燃料を燃焼させるためにバーナ(継続的な着火源として働く)を設けることは、コストアップになるという問題を有する。また、未燃燃料としてアンモニアのような非常に燃えにくい燃料を含む場合、厳密な空気比制御を行う必要があるという問題を有する。
【0005】
そこで、この発明の課題は、低コストで、未燃燃料を燃焼させる燃焼装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、この発明の一態様に係る燃焼装置は、
燃料の燃焼によって燃焼排ガスを生成する炉体と、
前記炉体に接続されて、前記燃焼排ガスが流入する排気部と、
前記排気部に接続されて前記排気部に自燃用空気を供給する供給部と、
前記燃焼排ガスに対する前記自燃用空気の供給量を調整する調整弁と、
前記燃焼排ガスに含まれる未燃燃料の濃度を検出するセンサと、を備え、
前記調整弁は、前記センサによって検出された前記未燃燃料の濃度に応じて前記自燃用空気の前記供給量を調整することによって、前記燃焼排ガスに含まれる前記未燃燃料を自然発火で燃焼させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、センサによって検出された未燃燃料の濃度に応じて、自燃用空気の最適な供給量が調整されることによって、燃焼排ガスに含まれる未燃燃料を自然発火で燃焼させることができるので、外界への未燃燃料の排出防止を低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る燃焼装置を模式的に説明する図である。
実施の形態2に係る燃焼装置を模式的に説明する図である。
(A)は、変形例1に係る燃焼装置を模式的に説明する図である。(B)は、変形例2に係る燃焼装置を模式的に説明する図である。(C)は、変形例3に係る燃焼装置を模式的に説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、この発明に係る燃焼装置1の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向あるいは位置を示す用語(例えば、「上流」、「下流」、「上」、「下」、「右」、「左」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は、図面を参照した本開示の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本開示の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
〔燃焼装置の全体構成〕
図1は、実施の形態1に係る燃焼装置1を模式的に説明する図である。図1を参照しながら、燃焼装置1の全体構成を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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