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公開番号2024123993
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031860
出願日2023-03-02
発明の名称レキュペレータ
出願人中外炉工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F23C 9/08 20060101AFI20240905BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】燃焼用空気に混合させる燃焼排ガスの量を増加させ、NOxの発生を低減することができる、レキュペレータを提供する。
【解決手段】ラジアントチューブ1内を流れる燃焼排ガスとラジアントチューブ1を加熱するために用いられる燃焼用空気との間で熱交換を行うレキュペレータ3であって、レキュペレータ3の先端部32には、先端に位置する半球部33と半球部33に接続される円筒部34と、が設けられており、円筒部34には、レキュペレータ3内に燃焼排ガスを受け入れる開口部35が形成されており、開口部35は、レキュペレータ3の軸方向Xに垂直な方向Yに対して角度θを有するように、レキュペレータ3の内方に向かって延びている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ラジアントチューブ内を流れる燃焼排ガスと前記ラジアントチューブを加熱するために用いられる燃焼用空気との間で熱交換を行うレキュペレータであって、
前記レキュペレータの先端部には、先端に位置する半球部と前記半球部に接続される円筒部と、が設けられており、
前記円筒部には、前記レキュペレータ内に前記燃焼排ガスを受け入れる開口部が形成されており、
前記開口部は、前記レキュペレータの軸方向に垂直な方向に対して角度を有するように、前記レキュペレータの内方に向かって延びている、レキュペレータ。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記レキュペレータは、外管と内管との二重管構造となっており、
前記円筒部は、前記レキュペレータの本体部に接続されており、
前記本体部の内管は、前記円筒部の内管に対して摺動可能に取り付けられるようになっている、請求項1記載のレキュペレータ。
【請求項3】
前記本体部の外管の外面には熱交換部材が設けられており、
前記本体部の外管の外面において、前記熱交換部材が設けられている部分より前記円筒部側には、前記本体部の径方向内方に向けて縮径する縮径部が形成されている、請求項2記載のレキュペレータ。
【請求項4】
前記円筒部の内管には、前記内管内への流体の吸引力を向上させるよう、前記内管の内表面から内側に向けて突出する突出部を有するインジェクタが形成されている、請求項2記載のレキュペレータ。
【請求項5】
前記インジェクタの前記本体部側の突出部の側面は、前記円筒部の内管の内面に開口する前記開口部の開口面と対向する位置に位置している、請求項4記載のレキュペレータ。
【請求項6】
前記レキュペレータの内管内には、前記内管内への流体の吸引力を向上させるエダクタが設けられている、請求項2~5のいずれか1つに記載のレキュペレータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ラジアントチューブ内を流れる燃焼排ガスとラジアントチューブを加熱するために用いられる燃焼用空気との間で熱交換を行うレキュペレータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ラジアントチューブ式加熱装置において、排気のNOxを低減させる技術として、例えば特許文献1~3に示されるように、燃焼用空気をレキュペレータで予熱し、さらに、レキュペレータ内に燃焼排ガスの一部を受け入れ、燃焼用空気と混合させる構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-199610号公報
特開2000-146118号公報
特開2019-196855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記に示される構成では、いずれも燃焼排ガスの流れと直交する方向から燃焼排ガスを燃焼用空気に混合させるようになっており、燃焼排ガスを円滑にレキュペレータ内に受け入れることが困難となっていた。その結果、燃焼用空気に十分な量の燃焼排ガスを混合させ、NOxを低減させることができなかった。
【0005】
そこで、本発明では、燃焼用空気に混合させる燃焼排ガスの量を増加させ、NOxの発生を低減することができる、レキュペレータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ラジアントチューブ内を流れる燃焼排ガスと前記ラジアントチューブを加熱するために用いられる燃焼用空気との間で熱交換を行うレキュペレータであって、
前記レキュペレータの先端部には、先端に位置する半球部と前記半球部に接続される円筒部と、が設けられており、
前記円筒部には、前記レキュペレータ内に前記燃焼排ガスを受け入れる開口部が形成されており、
前記開口部は、前記レキュペレータの軸方向に垂直な方向に対して角度を有するように、前記レキュペレータの内方に向かって延びている。
【0007】
前記構成によれば、レキュペレータの円筒部に、レキュペレータの軸方向に垂直な方向に対して角度を有するように、レキュペレータの内方に向かって斜めに延びる、燃焼排ガスを受け入れる開口部が形成されているので、燃焼排ガスが円滑に燃焼用空気の流路に導入され、燃焼用空気に混合させる燃焼排ガスの量を増加させることができる。その結果、燃焼時において燃焼温度が高くなりすぎるのが抑制され、燃焼時に発生するNOxの量を抑制することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、燃焼用空気に混合させる燃焼排ガスの量を増加させ、NOxの発生を低減することができる、レキュペレータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係るレキュペレータを備えるラジアントチューブ式加熱装置の概略図である。
図1のA-A断面矢視図である。
図2のB-B断面矢視図である。
図3のC-C矢視図である。
本発明に係る別の実施形態である、レキュペレータの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係るレキュペレータを備えるラジアントチューブ式加熱装置10の概略図である。図1に示されるように、ラジアントチューブ式加熱装置10は、筒状のラジアントチューブ1を備え、ラジアントチューブ1を内部から加熱し、ラジアントチューブ1の外周面からの放射熱によって炉内に配置された処理材を加熱するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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