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公開番号2024129929
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039335
出願日2023-03-14
発明の名称燃焼灰飛散防止フェンス
出願人中国電力株式会社
代理人個人
主分類F23J 1/02 20060101AFI20240920BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】ホッパの詰まりを解消したときの燃焼灰の飛散をより簡易な方法で防止できる燃焼灰飛散防止フェンスを提供する。
【解決手段】電気集塵機におけるホッパのハンドホール前方に設置される燃焼灰飛散防止フェンスであって、前記ハンドホールに対向する面の少なくとも一部が開口し、他の面を囲うように設けられた壁材と、前記壁材で囲われた空間に散水する散水ヘッドと、前記散水ヘッドに給水する給水管と、を備え、前記ハンドホールから掻き出された燃焼灰に前記散水ヘッドから散水する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
電気集塵機におけるホッパのハンドホール前方に設置される燃焼灰飛散防止フェンスであって、
前記ハンドホールに対向する面の少なくとも一部が開口し、他の面を囲うように設けられた壁材と、
前記壁材で囲われた空間に散水する散水ヘッドと、
前記散水ヘッドに給水する給水管と、を備え、
前記ハンドホールから掻き出された燃焼灰に前記散水ヘッドから散水する、
ことを特徴とする燃焼灰飛散防止フェンス。
続きを表示（約 250 文字）【請求項２】
前記各壁材が平板から成り、
前記ハンドホールに対向する前面が開口し、左右壁材と上壁材と背壁材とで、全体として直方体に構成され、
前記各壁材と各壁材との接合辺が折り曲げ自在又は離接可能にされ、折畳み可能にされた、
ことを特徴とする請求項１に記載の燃焼灰飛散防止フェンス。
【請求項３】
前記各壁材により囲われた空間内が負圧になるように負圧手段を設けた、
ことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の燃焼灰飛散防止フェンス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、灰処理装置ＥＰホッパから掻き出された灰が飛散しないようにした飛散防止フェンスに関する。
続きを表示（約 950 文字）【背景技術】
【０００２】
発電所等の大型施設のボイラ等で燃焼された石炭は燃焼灰となり、燃焼排ガスとともに脱硝装置および空気予熱器を経て電気集塵機に導かれ、その大半が電気集塵機によって捕集される。
【０００３】
電気集塵機の底部には、漏斗形状（逆円錐形状）のホッパが複数個設置されており、捕集された燃焼灰（ＥＰ灰）はホッパ内に蓄積され、また排ガスはブロワで引かれ煙突から排出される。
【０００４】
ホッパに蓄積された燃焼灰は、排出弁を介して底部に連結された灰移送管により、吸引移送されて灰処理装置で処理される。
【０００５】
ところで、ホッパ底部の漏斗部には、内部の湿気による燃焼灰の固化、燃焼灰の粒度の不均一、異物の混入など様々の要因により詰まりが発生する。
【０００６】
そのため、ホッパ底部にはこれら詰まりを掻き出すための開閉式のハンドホールが設けられ、詰まりが生じたときに作業員がハンドホールを開放して掻き出し棒により詰まりを掻き出す灰出しが行なわれる。
【０００７】
灰出しされた燃焼灰は、そのまま床面に落され、かっぱぎや床用水切りワイパーなどにより水洗いし床面に設けられた側溝に流される。
【０００８】
ところが、ホッパから掻き出された燃焼灰が周囲に飛散すると、作業員の健康上好ましくなく、また、燃焼灰の量が多いときには床面の水洗い面積が広くなり作業時間が掛かるといった問題があった。
【０００９】
特許文献１には、ホッパのハンドホール（ホッパマンホール）から外部に排出した蓄積物を、灰移送管に接続した吸引ホースにより、灰移送管の負圧を利用して吸引して灰処理装置に移送する燃焼灰等の吸引・収集装置が記載されている。
【００１０】
これにより、特許文献１の燃焼灰等の吸引・収集装置によれば、外部に排出した蓄積物を吸引して灰処理装置に移送するので、燃焼灰の飛散を少なくすることが期待でき、また、床面に落下する灰の減少も期待できるので床面の水洗いを少なくすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
（【００１１】以降は省略されています）

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