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公開番号2024142566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054747
出願日2023-03-30
発明の名称切替専焼バーナ
出願人株式会社ヒラカワ
代理人弁理士法人森本国際特許事務所
主分類F23D 17/00 20060101AFI20241003BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】切替専焼バーナにおいて、燃焼の不具合の発生を効果的に防止できるようにする。
【解決手段】インナーチューブ14の一端側に液体燃料37の燃焼用の一次空気17aの噴出口66が形成され、インナーチューブ14の他端側に燃焼用一次空気17aの流入口39が形成され、アウターチューブ15の一端側とブラストチューブ16の一端側との間に気体燃料47の燃焼用の二次空気17bの噴出口64、65が形成され、アウターチューブ15の他端側とブラストチューブ16の他端側との間に燃焼用二次空気17bの流入口22が形成されている。液体燃料37と気体燃料47とを切替専焼させる。燃焼用一次空気17aの流入口39と燃焼用二次空気17bの流入口22との少なくともいずれかの開口面積を調節することができる開度調節部材68が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ブラストチューブの内部にアウターチューブが配置されるとともに、アウターチューブの内部にインナーチューブが配置され、インナーチューブの一端側に、液体燃料の噴出ノズルが配置され、インナーチューブの一端側に燃焼用一次空気の噴出口が形成され、インナーチューブの内部は燃焼用一次空気の供給路とされ、インナーチューブの他端側に燃焼用一次空気の流入口が形成され、インナーチューブの一端側とアウターチューブの一端側との間に気体燃料の噴出口が形成され、インナーチューブとアウターチューブとの間は気体燃料の供給路とされ、アウターチューブの一端側とブラストチューブの一端側との間に燃焼用二次空気の噴出口が形成され、アウターチューブとブラストチューブとの間は燃焼用二次空気の供給路とされ、アウターチューブの他端側とブラストチューブの他端側との間に燃焼用二次空気の流入口が形成され、かつ
液体燃料と気体燃料とを切替専焼させるように構成され、さらに
前記燃焼用一次空気の流入口と前記燃焼用二次空気の流入口との少なくともいずれかの開口面積を調節することができる開度調節部材が設けられていることを特徴とする切替専焼バーナ。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
開度調節部材は、流入口を塞ぐ閉塞部材に、空気を通すための複数の空気孔が貫通状態で形成されていることを特徴とする請求項1記載の切替専焼バーナ。
【請求項3】
それぞれの空気孔を個別に塞ぐことができる単数または複数のプラグを有することを特徴とする請求項2記載の切替専焼バーナ。
【請求項4】
プラグと空気孔とがねじ結合されていることを特徴とする請求項3記載の切替専焼バーナ。
【請求項5】
開度調節部材は、横断面円形に形成されたチューブに内ばめ可能とされているとともに、外周面にテーパ面が形成され、さらに
開度調節部材は、前記チューブに対する軸心方向の位置を変更することで前記チューブとの間の流路断面積を調節可能、かつ前記軸心方向の位置を変更した状態に保持可能とされていることを特徴とする請求項1記載の切替専焼バーナ。
【請求項6】
開度調節部材は、インナーチューブの内部にはめ込まれるとともに、インナーチューブの内部に配置された、液体燃料の噴出ノズルへの燃料供給チューブに外ばめされ、かつ前記燃料供給チューブに沿って前記燃料供給チューブの軸心方向に移動可能とされ、さらに前記燃料供給チューブに対して固定されていることを特徴とする請求項5記載の切替専焼バーナ。
【請求項7】
開度調節部材は、流入口を塞ぐ閉塞部材と、この閉塞部材の端面に沿って配置された板状のカバー体とを有し、
前記閉塞部材に、空気を通すための複数の空気孔が貫通状態で形成され、
前記カバー体に、各空気孔を塞ぐことができる板片が一体に複数形成され、
前記カバー体とそれぞれ一体に形成された各板片は、塑性変形することによって各空気孔との距離を調節可能とされていることを特徴とする請求項1記載の切替専焼バーナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体燃料と気体燃料とを切り替えてそれぞれ専焼させるための、切替専焼バーナに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ガス・油切替専焼バーナとして、特許文献1には、内筒と中間筒と外筒とを備えた三重構造の筒状体にて構成されたバーナが記載されている。内筒の内部には油のための燃焼部を構成する油ノズルが配置され、油ノズルと内筒との間は燃焼用一次空気の流路とされている。内筒と中間筒との間は燃料ガスの流路とされ、中間筒と外筒との間は燃焼用二次空気の流路とされている。中間筒の開口端の部分によって、燃料ガスのための燃焼部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-280716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、ガス・油切替専焼バーナは、油用の燃焼部と燃料ガス用の燃焼部との2種類の燃焼部を備えている。しかしながら、燃焼用空気の供給の仕方や空気の流速が変化すると、それぞれの燃焼部の燃焼性が変化する。
【0005】
たとえば、油燃焼の際には、一次空気の流速が高すぎると燃焼振動が発生しやすく、また、スモークや一酸化炭素(CO)の発生が顕著になりやすい。また、二次空気の流速が高すぎると、燃焼振動が発生しやすい。
【0006】
同じ空気量のもとで油燃焼からガス燃焼へ切り替える際において、一次空気の流速が低い場合には、低負荷時に振動燃焼が発生しやすい。
【0007】
その対策として、バーナ各部の寸法を調整することが行われている。しかし、バーナ各部の寸法を調整だけでは上記の問題点が解消しない場合がある。
【0008】
そこで本発明は、切替専焼バーナにおいて、燃焼の不具合の発生を効果的に防止できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的を達成するため、本発明の切替専焼バーナは、
【0010】
ブラストチューブの内部にアウターチューブが配置されるとともに、アウターチューブの内部にインナーチューブが配置され、インナーチューブの一端側に、液体燃料の噴出ノズルが配置され、インナーチューブの一端側に燃焼用一次空気の噴出口が形成され、インナーチューブの内部は燃焼用一次空気の供給路とされ、インナーチューブの他端側に燃焼用一次空気の流入口が形成され、インナーチューブの一端側とアウターチューブの一端側との間に気体燃料の噴出口が形成され、インナーチューブとアウターチューブとの間は気体燃料の供給路とされ、アウターチューブの一端側とブラストチューブの一端側との間に燃焼用二次空気の噴出口が形成され、アウターチューブとブラストチューブとの間は燃焼用二次空気の供給路とされ、アウターチューブの他端側とブラストチューブの他端側との間に燃焼用二次空気の流入口が形成され、かつ
液体燃料と気体燃料とを切替専焼させるように構成され、さらに
前記燃焼用一次空気の流入口と前記燃焼用二次空気の流入口との少なくともいずれかの開口面積を調節することができる開度調節部材が設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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