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公開番号2024085308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199773
出願日2022-12-14
発明の名称サセプタ
出願人クアーズテック合同会社
代理人個人,個人
主分類H01L 21/683 20060101AFI20240619BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】サセプタのウエハを載置するポケット部に傾斜を設けるとともにウエハを位置ずれさせることなく保持し、半導体ウエハに傷等の損傷なく、均一なエピタキシャル膜を成膜することができるサセプタを提供する。
【解決手段】基体2の上面に径方向外側に向かって下方に傾斜した複数のポケット部1と、前記ポケット部の内壁に形成され、半導体ウエハWの外周部を支持する複数の突起部3と、を有し、前記複数の突起部は、傾斜する前記ポケット部の下部側に配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
基体の上面に径方向外側に向かって下方に傾斜した複数のポケット部と、
前記ポケット部の内壁に形成され、半導体ウエハの外周部を支持する複数の突起部と、を有し、
前記複数の突起部は、傾斜する前記ポケット部の下部側に配置されていることを特徴とするサセプタ。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記ポケット部に形成された突起部は、前記基体の中心と前記ポケット部の中心を結んだ線を境に左右対称に配置されていることを特徴とする請求項1に記載されたサセプタ。
【請求項3】
前記ポケット部に形成された突起部の数は、2個乃至6個であることを特徴とする請求項1に記載されたサセプタ。
【請求項4】
前記突起部の幅寸法cは、前記ポケット部の直径a、半導体ウエハの直径bに対して、(a-b)/4<c<(a-b)/2の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載されたサセプタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体基板上に均一な半導体エピタキシャル膜を形成することができるサセプタに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、半導体素子の微細化に伴い、ウエハ表面の結晶欠陥の低減が求められている。この要求に応えるために、ウエハの表面およびその近傍に、結晶欠陥を高度に制御したエピタキシャル膜を成膜する技術が求められる。
【0003】
エピタキシャルウエハは、図9に示すような気相エピタキシャル成長装置50を用いて、サセプタ52上に載せたシリコンウエハWの表面にエピタキシャル膜EPを気相成長させることによって製造される。シリコンウエハWは、サセプタ上面の中央部に形成された円形凹部(ポケット部と呼ぶ)に載せる。ポケット部は、円形の底壁とこれを取り囲む側壁とから構成され、底壁は平坦、または若干湾曲した形状を有し、側壁はサセプタの上面を所定の深さまで直角に切り込んで形成されている。そして、回転軸54を中心としてサセプタ52およびシリコンウエハWを所定方向に回転させ、チャンバ51の外側(図示せず)よりシリコンウエハWを加熱しつつ、反応ガス供給管55から排気管56へと水平に反応ガスGを供給する。このようにして、シリコンウエハWの表面上にエピタキシャル膜EPが気相成長する。
【0004】
従来から、ウエハ表面に形成されるエピタキシャル膜の膜厚を均一にし、かつ、結晶欠陥を低減するため、サセプタについて、種々の提案がなされている。
特許文献1では、有機金属気相成長法により加熱された基板上に半導体結晶をエピタキシャル成長させる半導体気相成長装置において、図10に示すように、回転する板状のサセプタ20に、複数の基板Wを周方向に配置し、かつ、サセプタ20中心を下方に膨らませて基板Wの結晶成長面を、原料ガスGの流れ方向に対してθ=5°傾けることが記載されている。
【0005】
しかしながら、基板を原料ガスの流れ方向に対して5°傾斜させると、サセプタ中心の成長速度がサセプタ外周部よりも大きくなり、均一なエピタキシャル膜を製造することが困難となる。また、ウエハを載せるポケット部が傾斜しているのに対して、サセプタ底面が水平であるために、サセプタの厚さが一定でなく、熱伝導が不均一となり、均一なエピタキシャル膜を製造することが困難である。
【0006】
また、特許文献1の技術においてもなお、ウエハの結晶方位に起因する、エピタキシャルウエハの外周部の膜厚のばらつきにより、エピタキシャルウエハの外周部の領域を、半導体素子に使用することができないという課題があった。
【0007】
このような課題に対し、特許文献2には、サセプタのウエハを載せるポケット部に傾斜を設けてウエハの結晶成長面を原料ガスの流れ方向に対して傾けることにより、サセプタ外周部および中心部におけるウエハのエピタキシャル膜の成長速度が同一となるように調節し、均一なエピタキシャル膜を製造しうるサセプタが開示されている。
具体的には、図11に示すように、回転する板状のサセプタ30の上面に周方向に、複数の半導体ウエハWを配置するためのポケット部31を有し、水平方向に対する各ポケット部31の傾斜角θが2.5°以上3.5°以下であり、かつ、サセプタ30の底面と上面とが平行である構成となされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2004-207545号公報
特開2022-159954号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献2に開示されるように、回転する板状のサセプタの上面に周方向に、複数の半導体ウエハを配置するためのポケット部を設け、水平方向に対する各ポケット部の傾斜角を2.5°以上3.5°以下とし、かつ、サセプタの底面と上面とを平行とすることにより、均一なエピタキシャル膜を形成することができる。
【0010】
しかしながら、特許文献2に開示されるサセプタにあっては、半導体ウエハを配置するポケット部が水平方向に対し傾斜しているため、サセプタの回転で発生する遠心力により、半導体ウエハが滑って位置ずれし、エピタキシャル膜の厚さにばらつきが生じるという課題があった。
(【0011】以降は省略されています)

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