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公開番号2024082978
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197227
出願日2022-12-09
発明の名称情報処理装置
出願人株式会社NTTドコモ
代理人弁理士法人朝日特許事務所
主分類G06Q 20/32 20120101AFI20240613BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザが決済方法としてタッチレス決済又はタッチ決済のいずれかを指定する操作を行わなくても、適切な決済方法を選択する。
【解決手段】検出部21は、決済エリアとは少なくとも一部が異なる決済方法選択エリアにおいて、携帯端末10のユーザの行為に応じた事象を検出する。選択部22は、検出部21による検出結果に応じて、決済用情報を読み取る手段として、第1読取部23又は第2読取部24のうちのいずれかを選択する。第1読取部23は、読取面に近接する記憶媒体から無線で情報を読み取るNFC通信装置2007を用いて、携帯端末10に記憶されている決済用情報を読み取る。第2読取部24は、読取面に対する携帯端末10の位置検出が可能なUWB通信装置2008を用いて、予め決められた決済エリアに存在する携帯端末10に記憶されている決済用情報を読み取る。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
読取面に近接する記憶媒体から無線で情報を読み取る第1の無線通信装置を用いて、ユーザが所持する携帯端末に記憶されている決済用情報を読み取る第1読取部と、
読取面に対する携帯端末の位置検出が可能な第2の無線通信装置を用いて、予め決められた決済エリアに存在する携帯端末に記憶されている決済用情報を読み取る第2読取部と、
前記決済エリアとは少なくとも一部が異なる決済方法選択エリアにおいて、前記携帯端末のユーザの行為に応じた事象を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に応じて、前記決済用情報を読み取る手段として、前記第1読取部又は前記第2読取部のうちのいずれかを選択する選択部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記選択部は、前記検出部により、前記第1読取部によって決済用情報を読み取る前にユーザが行う行為として予め決められた行為に応じた事象が検出された場合には、前記決済用情報を読み取る手段として、前記第1読取部を選択する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記選択部は、前記検出部により、前記第1読取部によって決済用情報を読み取る前にユーザが行う行為として予め決められた行為に応じた事象が検出されない場合には、前記決済用情報を読み取る手段として、前記第2読取部を選択する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記選択部は、前記検出部により、前記第2の無線通信装置に対する所定の移動方向以外の方向にユーザが移動していると検出された場合には、前記決済用情報を読み取る手段として、前記第2読取部を選択しない
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記選択部は、前記検出部により、前記第2の無線通信装置による位置検出が前記携帯端末において無効化されていることが検出された場合には、前記決済用情報を読み取る手段として、前記第1読取部を選択する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記決済方法選択エリアにおける前記ユーザの行為に応じた事象に応じて前記第1読取部又は前記第2読取部のうちのいずれを選択するかを、前記ユーザの指示に応じて記憶又は更新する記憶部を備える
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記決済方法選択エリアにおける前記ユーザの行為に応じた事象に応じて、前記第1読取部又は前記第2読取部のうちのいずれを選択するかを記憶又は更新する記憶部を備え、
前記記憶部は、過去において、前記決済方法選択エリアにおける前記携帯端末のユーザの行為に応じた事象と、前記第1読取部又は前記第2読取部の選択結果とを含む履歴から学習した結果に基づく内容を記憶又は更新する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記決済エリア、及び当該決済エリアに対応する前記決済方法選択エリアの組が複数あり、
前記選択部は、前記決済用情報を用いた決済が行われるときに、前記携帯端末が存在する前記決済エリアに対応する前記決済方法選択エリアにおいて検出された前記事象に応じて、前記選択を行う
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記決済方法選択エリアにおいて前記選択部による選択結果をユーザに通知する通知部を備える
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記通知部は、前記選択部による選択結果に応じて異なる方法で前記通知を行う
ことを特徴とする請求項9記載の情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子的に決済を行うための技術に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
電子的に決済を行うための技術として、例えば特許文献1には、決済処理を実行可能なエリアを限定することで、決済処理を行う意思表示を確認してその決済処理に行う決済システムが開示されている。特許文献1に開示された仕組みにおいては、ユーザが可搬デバイスを携帯端末に近づけるという行為を行うことで、そのユーザが決済を行うことを意図しているユーザであると認識している。将来的には、ユーザがこのような明示的な行為を行わなくても決済を行うことができれば便利である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-081892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このため最近では、スマートフォン等の携帯端末に、タッチ決済と呼ばれる電子的な決済機能に加えて、タッチレス機能と呼ばれる電子的な決済機能が実装されつつある。タッチ決済とは、ユーザが携帯端末を店舗等に設置されたリーダーに近接させる行為を行うことで、リーダーが携帯端末から各種情報を読み取る決済方法である。これに対し、タッチレス決済とは、ユーザが上記のような近接させる行為を不要としたものであり、リーダーが所定のエリアに存在する携帯端末から各種情報を読み取る決済方法である。
【0005】
本発明は、上述した背景に鑑みてなされたものであり、ユーザが決済方法としてタッチレス決済又はタッチ決済のいずれかを指定する操作を行わなくても、適切な決済方法を選択することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は、読取面に近接する記憶媒体から無線で情報を読み取る第1の無線通信装置を用いて、ユーザが所持する携帯端末に記憶されている決済用情報を読み取る第1読取部と、読取面に対する携帯端末の位置検出が可能な第2の無線通信装置を用いて、予め決められた決済エリアに存在する携帯端末に記憶されている決済用情報を読み取る第2読取部と、前記決済エリアとは少なくとも一部が異なる決済方法選択エリアにおいて、前記携帯端末のユーザの行為に応じた事象を検出する検出部と、前記検出部による検出結果に応じて、前記決済用情報を読み取る手段として、前記第1読取部又は前記第2読取部のうちのいずれかを選択する選択部とを備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザが決済方法としてタッチレス決済又はタッチ決済のいずれかを指定する操作を行わなくても、適切な決済方法を選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明を実施するための一実施形態に係る決済システム1の構成の一例を示す図である。
同実施形態に係る携帯端末10のハードウェア構成を示す図である。
同実施形態に係る決済端末20のハードウェア構成を示す図である。
同実施形態に係る決済システム1の機能構成の一例を示す図である。
同実施形態における決済方法選択エリアと決済エリアとの位置関係を例示する平面図である。
同実施形態においてタッチ決済を選択するときの事象を例示する図である。
同実施形態に係る決済端末20による動作の一例を示すフローチャートである。
変形例における決済方法選択エリアと決済エリアとの位置関係を例示する平面図である。
変形例における決済方法選択エリアと決済エリアとの位置関係を例示する平面図である。
変形例における決済方法選択エリアと決済エリアとの位置関係を例示する平面図である。
変形例における決済方法選択エリア及び決済エリアとユーザの移動方向との関係を例示する平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[構成]
図1は、本実施形態の決済システム1の一例を示す図である。決済システム1は、商取引を行うユーザが携帯する携帯端末10と、商取引を行う場所である店舗や施設等に設置された決済端末20と、決済に関する各種データを保持してこれらのデータを用いて決済処理を行うサーバ装置30と、無線通信網又は有線通信網を含む通信網2とを備えている。図1には、携帯端末10、決済端末20及びサーバ装置30を1つずつ示しているが、これらはそれぞれ複数であってもよい。決済端末20は本発明に係る情報処理装置の一例として機能する。
【0010】
携帯端末10及び決済端末20間では、タッチ決済とタッチレス決済という2種類の決済方法に応じた通信が行われる。タッチ決済とは、例えばNFC(Near Field Communication)と呼ばれる、いわゆる非接触の通信規格を用いて、決済端末20の読取面に近接する記憶媒体からユーザが所持する携帯端末10に記憶されている決済用情報を無線で読み取って実施される決済方法である。タッチレス決済とは、例えばUWB(Ultra Wide Band)と呼ばれるような、決済端末20の読取面に対する携帯端末10の位置検出が可能な通信規格を用いて、予め決められた決済エリアに存在する携帯端末10の記憶媒体に記憶されている決済用情報を読み取って実施される決済方法である。タッチ決済では、ユーザが携帯端末10を決済端末20の読取面に近接させる行為を行う必要がある。一方、タッチレス決済では、タッチ決済に比べて、携帯端末10及び決済端末20間の距離が長くても無線通信を行うことができる。よって、ユーザは例えば自身のポケットや鞄の中に携帯端末10を入れたまま、特に明示的な行為を行わなくても決済を完了させることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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