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公開番号2024084931
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199136
出願日2022-12-14
発明の名称試験システム
出願人株式会社NTTドコモ
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類H04B 17/10 20150101AFI20240619BHJP(電気通信技術)
要約【課題】端末装置の使用用途に即した試験を効率的に行える試験システムを提供する。
【解決手段】端末装置10、外部装置20および試験項目選択サーバ30が、ネットワークNに接続され、端末装置10の通信性能に関する試験を実行する試験システム1であって、外部装置20は、使用用途受付部が、端末装置10の使用用途を指定する指定情報を受け付け、挙動情報取得部が、使用用途で端末装置10を使用した場合の端末装置10の挙動を示す挙動情報を取得し、実行制御部が、試験項目選択サーバ30の試験項目選択部が選択した、指定情報と、挙動情報とに基づいた複数の試験項目の中から、試験項目選択部が選択した端末装置10に課す1以上の試験項目の試験を端末装置10に実行させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
端末装置の通信性能に関する試験を実行する試験システムであって、
前記端末装置の使用用途を指定する指定情報を受け付ける第1受付部と、
前記使用用途で前記端末装置を使用した場合の前記端末装置の挙動を示す挙動情報を取得する挙動情報取得部と、
前記指定情報と、前記挙動情報とに基づいて、複数の試験項目の中から前記端末装置に課す1以上の試験項目を選択する選択部と、
前記選択部によって選択された前記1以上の試験項目の前記試験を前記端末装置に実行させる実行制御部と、
を備える試験システム。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記選択部によって選択された前記1以上の試験項目の中から、前記端末装置に実行させる実行項目の指定をユーザから受け付ける第2受付部を更に備え、
前記実行制御部は、前記実行項目の前記試験を前記端末装置に実行させる、
請求項1記載の試験システム。
【請求項3】
前記実行制御部は、前記1以上の試験項目のそれぞれについて、合格または不合格を判定し、
前記1以上の試験項目のいずれかが前記不合格と判定された場合に、当該不合格の原因を示す原因情報を取得する原因情報取得部を更に備える、
請求項1記載の試験システム。
【請求項4】
前記実行制御部は、前記試験の実行中における前記端末装置の処理の履歴を示すログを取得し、
前記原因情報取得部は、前記ログに基づいて生成された前記原因情報を取得する、
請求項3記載の試験システム。
【請求項5】
前記原因情報に基づいて、前記複数の試験項目への新規の試験項目の追加、前記複数の試験項目のいずれかの削除、または、前記複数の試験項目のうちいずれかの変更、のうち少なくともいずれかを行う試験項目変更部を更に備える、
請求項3記載の試験システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、試験システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
新規に開発された端末装置に対して、例えば通信ネットワークとの接続性等の通信性能を確認する試験が課される場合がある。例えば、下記特許文献1には、複数の無線通信システムに対応可能なソフトウェア無線機の認定試験を行うための認定試験システムが開示されている。認定試験システムは、無線通信システム毎に設けられる、当該無線通信システムに対する試験のために標準化されたテストプログラムと、該テストプログラムをインストールした被試験端末に対する試験を行うためのテストベンチとを備える。認定試験システムは、被試験端末が動作可能な複数の無線通信システムの各々について、対応するテストプログラムおよびテストベンチを用いて当該無線通信システムの試験を行うことによって、被試験端末の認定試験を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-189700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コストの削減および効率化の観点から、多くの場合、端末装置に課される試験は、一般化された試験項目であることが多く、端末装置の具体的な使用用途(ユースケース)を想定した試験は実施されていない。このため、実際に端末装置が利用された場合に、予期しない不具合が生じる場合がある。
【0005】
本発明の目的は、端末装置の使用用途に即した試験を効率的に行うことにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様にかかる試験システムは、端末装置の通信性能に関する試験を実行する試験システムであって、前記端末装置の使用用途を指定する指定情報を受け付ける第1受付部と、前記使用用途で前記端末装置を使用した場合の前記端末装置の挙動を示す挙動情報を取得する挙動情報取得部と、前記指定情報と、前記挙動情報とに基づいて、複数の試験項目の中から前記端末装置に課す1以上の試験項目を選択する選択部と、前記選択部によって選択された前記1以上の試験項目の前記試験を前記端末装置に実行させる実行制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、端末装置の使用用途に即した試験を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態にかかる試験システム1の構成を示すブロック図である。
端末装置10の構成を示すブロック図である。
外部装置20の構成を示すブロック図である。
試験項目選択サーバ30の構成を示すブロック図である。
試験項目データベースDBを模式的に示す図である。
試験システム1の動作フロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A.第1実施形態
A-1.システム構成
図1は、実施形態にかかる試験システム1の構成を示すブロック図である。試験システム1は、端末装置10、外部装置20および試験項目選択サーバ30を含む。試験システム1は、端末装置10の通信性能に関する試験を実行する。端末装置10、外部装置20および試験項目選択サーバ30は、ネットワークNに接続されている。ネットワークNは、所定のネットワーク事業者(後述するネットワーク事業者サーバ50の設置者)が提供する通信網である。図1には、端末装置10および外部装置20を1台ずつ図示しているが、試験システム1には、複数台の端末装置10および外部装置20が接続されてもよい。
【0010】
端末装置10は、試験の対象となる機器である。端末装置10は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット、ドライブレコーダ、ウェラブルデバイス、スマートメータまたはルータなどの通信機能を有する製品である。または、端末装置10は、上述した製品に搭載される通信モジュールであってもよい。端末装置10は、何らかの使用用途に使用される。例えば端末装置10がドライブレコーダまたはスマートメータである場合には、機器の種類がそのまま使用用途となる。また、例えば端末装置10がパーソナルコンピュータ、スマートフォンまたはタブレット等である場合は、映像伝送、状態監視または遠隔会議等、様々な使用用途に使用され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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