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公開番号2024082569
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196509
出願日2022-12-08
発明の名称情報処理方法及び情報処理装置
出願人鹿島建設株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類G06F 30/18 20200101AFI20240613BHJP(計算;計数)
要約【課題】電気配線の選定を効率よく行う。
【解決手段】コンピュータが実行する情報処理方法は、電気配線の経路が示された図面情報から電気配線の経路長を取得するステップと、経路長、電源情報、及び配線情報に基づいて絞り込み条件を満たす配線仕様を候補として取得するステップと、予め設定される選定条件に基づいて、絞り込み条件を満たす配線仕様から一つの配線仕様を選定するステップと、を含み、絞り込み条件は、電気配線の一条ごとの負荷電流が、電気配線の条数に応じた数で分電盤に設けられるブレーカーにおいて分電盤の送電負荷に応じて定められるブレーカーごとの電流容量よりも小さいことである第一条件と、配線仕様における許容電流値が、ブレーカーの電流容量よりも大きいことである第二条件と、配線仕様によって経路に電気配線を配線した場合の電圧降下率が予め設定される許容値以下である第三条件と、のすべてを満たすことである。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
配電盤と分電盤とを接続する電気配線を選定するためにコンピュータが実行する情報処理方法であって、
前記コンピュータには、
前記配電盤と前記分電盤とを接続する前記電気配線の経路が示された図面情報と、
前記分電盤への送電電圧及び前記分電盤の送電負荷に関する情報を含む電源情報と、
前記電気配線のサイズ及び条数の組み合わせである複数の配線仕様、当該配線仕様におけるインピーダンス、及び当該配線仕様における許容電流値が対応付けされた配線情報と、が記憶されており、
前記情報処理方法は、
前記電気配線の前記経路が示された前記図面情報から前記電気配線の経路長を取得するステップと、
前記経路長、前記電源情報、及び前記配線情報に基づいて前記配線仕様ごとに所定の絞り込み条件を満たすかを判定し、前記絞り込み条件を満たす前記配線仕様を候補として取得するステップと、
所定の選定条件に基づいて、前記絞り込み条件を満たす前記配線仕様から一つの前記配線仕様を選定するステップと、を含み、
前記絞り込み条件は、
前記電気配線の一条ごとの負荷電流が、前記電気配線の条数に応じた数で前記分電盤に設けられるブレーカーにおいて前記分電盤の前記送電負荷に応じて定められる前記ブレーカーごとの電流容量よりも小さいことである第一条件と、
前記配線仕様における前記許容電流値が、前記ブレーカーの前記電流容量よりも大きいことである第二条件と、
前記配線仕様によって前記経路に前記電気配線を配線した場合の電圧降下率が予め設定される許容値以下である第三条件と、のすべてを満たすことである、
情報処理方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理方法であって、
前記コンピュータに記憶される複数の前記配線仕様には、前記電気配線の上限サイズが設定されており、ある条数においてサイズが前記上限サイズとなる前記配線仕様の前記許容電流値が、当該条数よりも一つ大きい条数を有する前記配線仕様のうちサイズが最も小さい前記配線仕様における前記許容電流値よりも小さくなるような組み合わせの複数の前記配線仕様が前記コンピュータに記憶されている、
情報処理方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の情報処理方法であって、
前記選定条件は、最も前記許容電流値が小さいことである、
情報処理方法。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の情報処理方法であって、
前記コンピュータには、複数の前記分電盤の前記図面情報及び前記電源情報と、前記電気配線を支持するためのケーブルラックのサイズ情報と、が入力され、
複数の前記分電盤のそれぞれについて前記配電盤との間に配線する前記電気配線の前記配線仕様が前記コンピュータによって選定され、
前記コンピュータが実行するステップとして、
複数の前記分電盤のそれぞれについて選定した前記配線仕様に基づいて、前記配電盤と前記分電盤のそれぞれとの間に配線される前記電気配線を支持する前記ケーブルラックのサイズを選定するステップと、
選定した前記ケーブルラックのサイズを前記図面情報を示す図面に反映させるステップと、をさらに含む、
情報処理方法。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の情報処理方法であって、
一つに選定された前記配線仕様における前記電気配線のサイズ及び条数を図面に反映させるステップをさらに含む、
情報処理方法。
【請求項6】
配電盤と分電盤とを接続する電気配線を選定するための情報処理装置であって、
情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶される情報に基づいて前記電気配線を選定する処理部と、を備え、
前記記憶部は、
前記配電盤と前記分電盤と接続する前記電気配線の経路が示された図面情報と、
前記分電盤による送電電圧及び送電負荷に関する情報を含む電源情報と、
前記電気配線のサイズ及び条数の組み合わせである複数の配線仕様、当該配線仕様におけるインピーダンス、及び当該配線仕様における許容電流値が対応付けされた配線情報と、を記憶し、
前記処理部は、
前記電気配線の前記経路が示された前記図面情報から前記電気配線の経路長を取得し、
前記経路長、前記電源情報、及び前記配線情報に基づいて前記配線仕様ごとに所定の絞り込み条件を満たすかを判定して、前記絞り込み条件を満たす前記配線仕様を候補として取得し、
予め設定される選定条件に基づいて、前記絞り込み条件を満たす前記配線仕様から一つの前記配線仕様を選定し、
前記絞り込み条件は、
前記電気配線の一条ごとの負荷電流が、前記電気配線の条数に応じた数で前記分電盤に設けられるブレーカーにおいて前記分電盤の前記送電負荷に応じて定められる前記ブレーカーごとの電流容量よりも小さいことである第一条件と、
前記配線仕様における前記許容電流値が、前記ブレーカーの前記電流容量よりも大きいことである第二条件と、
前記配線仕様によって前記経路に前記電気配線を配線した場合の電圧降下率が予め設定される許容値以下である第三条件と、のすべてを満たすことである、
情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、作図位置をCAD上で指示し、指定点を通る経路断面を表示させ、複数の配線経路パターンを表示させながら配線経路を指示して配線ルートを確定し、3次元の配線経路データを正確に生成する配線経路の作図入力方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-157289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されるように、電気配線の配線経路の作成を効率化する種々の技術が知られている。
【0005】
これに対し、配線経路上に配線する電気配線のサイズや数(条数)の選定は、従来から人手による計算によって行われることがあった。よって、電気配線の選定についても、効率よく行いたいというニーズがある。
【0006】
本発明は、電気配線の選定を効率よく行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、配電盤と分電盤とを接続する電気配線を選定するためにコンピュータが実行する情報処理方法であって、コンピュータには、配電盤と分電盤と接続する電気配線の経路が示された図面情報と、分電盤による送電電圧及び送電負荷に関する情報を含む電源情報と、電気配線のサイズ及び条数の組み合わせである複数の配線仕様、当該配線仕様におけるインピーダンス、及び当該配線仕様における許容電流値が対応付けされた配線情報と、が入力され、情報処理方法は、電気配線の経路が示された図面情報から電気配線の経路長を取得するステップと、経路長、電源情報、及び配線情報に基づいて配線仕様ごとに所定の絞り込み条件を満たすかを判定し、絞り込み条件を満たす配線仕様を候補として取得するステップと、予め設定される選定条件に基づいて、絞り込み条件を満たす配線仕様から一つの配線仕様を選定するステップと、を含み、絞り込み条件は、電気配線の一条ごとの負荷電流が、電気配線の条数に応じた数で分電盤に設けられるブレーカーにおいて分電盤の送電負荷に応じて定められるブレーカーごとの電流容量よりも小さいことである第一条件と、配線仕様における許容電流値が、ブレーカーの電流容量よりも大きいことである第二条件と、配線仕様によって経路に電気配線を配線した場合の電圧降下率が予め設定される許容値以下である第三条件と、のすべてを満たすことである。
【0008】
本発明は、配電盤と分電盤とを接続する電気配線を選定するための情報処理装置であって、情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶される情報に基づいて電気配線を選定する処理部と、を備え、記憶部は、配電盤と分電盤と接続する電気配線の経路が示された図面情報と、分電盤による送電電圧及び送電負荷に関する情報を含む電源情報と、電気配線のサイズ及び条数の組み合わせである複数の配線仕様、当該配線仕様におけるインピーダンス、及び当該配線仕様における許容電流値が対応付けされた配線情報と、を記憶し、処理部は、電気配線の経路が示された図面情報から電気配線の経路長を取得し、経路長、電源情報、及び配線情報に基づいて配線仕様ごとに所定の絞り込み条件を満たすかを判定して、絞り込み条件を満たす配線仕様を候補として取得し、予め設定される選定条件に基づいて、絞り込み条件を満たす配線仕様から一つの配線仕様を選定し、絞り込み条件は、電気配線の一条ごとの負荷電流が、電気配線の条数に応じた数で分電盤に設けられるブレーカーにおいて分電盤の送電負荷に応じて定められるブレーカーごとの電流容量よりも小さいことである第一条件と、配線仕様における許容電流値が、ブレーカーの電流容量よりも大きいことである第二条件と、配線仕様によって経路に電気配線を配線した場合の電圧降下率が予め設定される許容値以下である第三条件と、のすべてを満たすことである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、電気配線の選定を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態の設計図面の一例を示す図である。
本発明の実施形態における配線情報を示すリスト図である。
本発明の実施形態に係る情報処理方法を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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