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公開番号2024081015
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194421
出願日2022-12-05
発明の名称端子装置
出願人河村電器産業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01H 73/20 20060101AFI20240610BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】差込端子が適切な位置まで差し込まれていない状態のまま使用されてしまうことのない端子装置を提供を提供する。
【解決手段】本体ケース4内に、検知用スイッチ16、16・・と、制御基板27と、端子空間14内への電線10の差し込み方向に沿ってスライド可能なスイッチ操作部材21、21・・とが設けられているとともに、各スイッチ操作部材21に、自身のスライドによって検知用スイッチ16を操作する操作片24と、差し込まれた電線10によって押圧される被押圧部23とが設けられており、負荷側端子3への電線10の差し込みに伴い、電線10の先端が被押圧部23を押圧してスイッチ操作部材21がスライドするとともに、当該スライドによって操作片24が検知用スイッチ16をON操作するようにした。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
差込端子を差し込むことにより電気的な接続が実施される端子装置であって、
前記端子装置の本体ケース内に、検知手段と、制御手段と、所定方向へスライド可能な操作部材と、前記端子装置内の電路を遮断するための遮断機構部とが設けられ、
前記操作部材に、自身のスライドによって前記検知手段に検知/非検知される検知部と、差し込まれた前記差込端子によって押圧される被押圧部とが設けられており、
前記差込端子の差し込みに伴い、前記差込端子が前記被押圧部を押圧して前記操作部材がスライドするとともに、当該スライドによって前記検知部が前記検知手段に検知/非検知され、
前記制御手段は、前記検知手段による前記検知部の検知結果に応じて、前記遮断機構部を動作させることを特徴とする端子装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
差込端子を差し込むことにより電気的な接続が実施される端子装置であって、
異常を報知する異常報知部が設けられているとともに、前記端子装置の本体ケース内に、検知手段と、制御手段と、所定方向へスライド可能な操作部材とが設けられ、
前記操作部材に、自身のスライドによって前記検知手段に検知/非検知される検知部と、差し込まれた前記差込端子によって押圧される被押圧部とが設けられており、
前記差込端子の差し込みに伴い、前記差込端子が前記被押圧部を押圧して前記操作部材がスライドするとともに、当該スライドによって前記検知部が前記検知手段に検知/非検知され、
前記制御手段は、前記検知手段による前記検知部の検知結果に応じて、前記異常報知部を動作させることを特徴とする端子装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば回路遮断器や開閉器、電源コンセント等の差込端子を差し込むことにより電気的な接続が実施される端子装置に関するものである。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、差込端子を差し込むことにより電気的な接続が実施される端子装置の一例である回路遮断器としては、端子部として所謂速結端子を採用してなるものがある(たとえば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-181641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の端子装置では、電線等の差込端子が速結端子における接続に適切な位置まで差し込まれているか否かが分かりにくい。そのため、差込端子が適切な位置まで差し込まれていない状態のまま、端子装置が使用されてしまう可能性があるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、差込端子が適切な位置まで差し込まれているか否かを判定することができ、ひいては差込端子が適切な位置まで差し込まれていない状態のまま使用されてしまうことのない端子装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、差込端子を差し込むことにより電気的な接続が実施される端子装置であって、前記端子装置の本体ケース内に、検知手段と、制御手段と、所定方向へスライド可能な操作部材と、前記端子装置内の電路を遮断するための遮断機構部とが設けられ、前記操作部材に、自身のスライドによって前記検知手段に検知/非検知される検知部と、差し込まれた前記差込端子によって押圧される被押圧部とが設けられており、前記差込端子の差し込みに伴い、前記差込端子が前記被押圧部を押圧して前記操作部材がスライドするとともに、当該スライドによって前記検知部が前記検知手段に検知/非検知され、前記制御手段は、前記検知手段による前記検知部の検知結果に応じて、前記遮断機構部を動作させることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項2に記載の発明は、差込端子を差し込むことにより電気的な接続が実施される端子装置であって、異常を報知する異常報知部が設けられているとともに、前記端子装置の本体ケース内に、検知手段と、制御手段と、所定方向へスライド可能な操作部材とが設けられ、前記操作部材に、自身のスライドによって前記検知手段に検知/非検知される検知部と、差し込まれた前記差込端子によって押圧される被押圧部とが設けられており、前記差込端子の差し込みに伴い、前記差込端子が前記被押圧部を押圧して前記操作部材がスライドするとともに、当該スライドによって前記検知部が前記検知手段に検知/非検知され、前記制御手段は、前記検知手段による前記検知部の検知結果に応じて、前記異常報知部を動作させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、端子装置の本体ケース内に、検知手段と、制御手段と、所定方向へスライド可能な操作部材とを設けるとともに、操作部材に、自身のスライドによって検知手段に検知/非検知される検知部と、差し込まれた差込端子によって押圧される被押圧部とを設けており、差込端子の差し込みに伴い、差込端子が被押圧部を押圧して操作部材がスライドするとともに、当該スライドによって検知部が検知手段に検知/非検知されるようにしている。また、請求項1に記載の発明では、端子装置内の電路を遮断するための遮断機構部を設ける一方、請求項2に記載の発明では、異常を報知する異常報知部を設けており、それぞれ制御手段が、検知手段による検知部の検知結果に応じて、遮断機構部や異常報知部を動作させるようにしている。そのため、たとえば差込端子が適切な位置まで差し込まれないことで操作部材がスライドしなかったり、操作部材の移動量が不十分であったりする事態を検知することができ、またそのような事態が検知されると遮断機構部や異常報知部を動作させるように構成することができる。したがって、差込端子が適切な位置まで差し込まれていない状態のまま端子装置が使用されてしまう事態を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
回路遮断器を示した斜視説明図である。
回路遮断器の本体ケース内部を左側から示した説明図である。
図2中の負荷側端子における最も下側の端子部を拡大して示した説明図である。
回路遮断器の本体ケース内部を右側から示した説明図である。
図4中の負荷側端子における最も下側の端子部を拡大して示した説明図である。
電線と検知用スイッチとスイッチ操作部材との位置関係を示した斜視説明図であり、(a)は後側から、(b)は前側から夫々示している。
電線によってスイッチ操作部材が検知用スイッチをON操作している状態を左側から示した説明図である。
電線によってスイッチ操作部材が検知用スイッチをON操作している状態を右側から示した説明図である。
電線によってスイッチ操作部材が検知用スイッチをON操作している状態を示した斜視説明図であり、(a)は後側から、(b)は前側から夫々示している。
電線の差し込み判定に係る制御機構を示したブロック図である。
コンセント装置とプラグとを示した斜視説明図である。
コンセント装置の差込口部分での水平断面を示した説明図である。
刃受け金具の刃受けバネ部分を拡大して示した斜視説明図である。
プラグが差し込み接続された状態におけるコンセント装置の差込口部分での水平断面を示した説明図である。
プラグの差し込み判定に係る制御機構を示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例となる回路遮断器について、図面にもとづき詳細に説明する。
図1は、回路遮断器1を示した斜視説明図である。図2は、回路遮断器1の本体ケース4内部を左側から示した説明図である。図3は、図2中の負荷側端子3における最も下側の端子部を拡大して示した説明図である。図4は、回路遮断器1の本体ケース4内部を右側から示した説明図である。図5は、図4中の負荷側端子3における最も下側の端子部を拡大して示した説明図である。図6は、電線10と検知用スイッチ16とスイッチ操作部材21との位置関係を示した斜視説明図であり、(a)は後側から、(b)は前側から夫々示している。図7は、電線10によってスイッチ操作部材21が検知用スイッチ16をON操作している状態を左側から示した説明図である。図8は、電線10によってスイッチ操作部材21が検知用スイッチ16をON操作している状態を右側から示した説明図である。図9は、電線10によってスイッチ操作部材21が検知用スイッチ16をON操作している状態を示した斜視説明図であり、(a)は後側から、(b)は前側から夫々示している。図10は、電線10の差し込み判定に係る制御機構を示したブロック図である。
【0010】
回路遮断器1は、合成樹脂製の複数のケース部材を組み立ててなる本体ケース4を有しており、本体ケース4の後部には、プラグイン方式の3つの端子が上下方向へ一列に並べられてなる電源側端子2が配置されている。一方、本体ケース4の前面は、前側へ向かって下降傾斜する傾斜面に形成されており、その傾斜面には、3つの端子が上下方向へ一列に並べられてなる負荷側端子3が配置されている。そして、負荷側端子3における各端子は、傾斜面に開設された端子孔11に電線10を差し込むだけで、電線10と本体ケース4内における端子孔11の内側に設置された速結端子金具12とが接続される速結端子として構成されている。また、本体ケース4の上面には、本体ケース4内に配設された電源側端子2と負荷側端子3とを繋ぐ電路をON/OFF操作するためのハンドル5が、左右方向を軸として前後方向へ回動可能に設けられている。さらに、本体ケース4の上面における前部寄りとなる位置には、負荷側端子3に接続されている電線10を抜き取るための解除レバー6が、左右方向を軸として前後方向へ回動可能に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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