TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024080370
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193499
出願日2022-12-02
発明の名称乗物用シート及び乗物用バックフレームの製造方法
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B60N 2/68 20060101AFI20240606BHJP(車両一般)
要約【課題】バックフレームのバックボードを2つのサイドフレームと一体成形できる乗物用シートを提供する。
【解決手段】本開示の一態様は、シートクッションと、シートバックと、シートバックを支持するバックフレームと、を備える乗物用シートである。バックフレームは、バックボードと、バックボードのシート幅方向の第1端部からシート前方に延伸する第1サイドフレームと、バックボードのシート幅方向の第2端部からシート前方に延伸する第2サイドフレームと、を有する。バックボードは、主領域と、主領域に隣接すると共に主領域よりも厚みが大きく、かつ、シート幅方向に延伸する少なくとも1つのパス領域とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シートクッションと、
シートバックと、
前記シートバックを支持するバックフレームと、
を備え、
前記バックフレームは、
バックボードと、
前記バックボードのシート幅方向の第1端部からシート前方に延伸する第1サイドフレームと、
前記バックボードのシート幅方向の第2端部からシート前方に延伸する第2サイドフレームと、
を有し、
前記バックボードは、
主領域と、
前記主領域に隣接すると共に前記主領域よりも厚みが大きく、かつ、シート幅方向に延伸する少なくとも1つのパス領域と、
を有する、乗物用シート。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の乗物用シートであって、
前記バックボードは、前記少なくとも1つのパス領域として、上下方向に並んで配置された複数のパス領域を有する、乗物用シート。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
前記少なくとも1つのパス領域の上端部及び下端部の厚みは、前記少なくとも1つのパス領域の中央部の厚みよりも大きい、乗物用シート。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
前記バックボードは、前記パス領域に隣接すると共に、角部の厚みが前記パス領域の厚みよりも大きい矩形状の開口部を有する、乗物用シート。
【請求項5】
バックボードと、前記バックボードのシート幅方向の第1端部からシート前方に延伸する第1サイドフレームと、前記バックボードのシート幅方向の第2端部からシート前方に延伸する第2サイドフレームと、を有する乗物用バックフレームの製造方法であって、
溶融金属を鋳型に流し込む工程を備え、
前記鋳型は、
前記バックボードの主領域を形成する主部と、
前記主領域に隣接すると共に前記主領域よりも厚みが大きく、かつ、前記バックフレームにおける幅方向に延伸する少なくとも1つのパス領域を形成する少なくとも1つのパス部と、
前記第1サイドフレームを形成する第1サイド部と、
前記第2サイドフレームを形成する第2サイド部と、
を有し、
前記流し込む工程では、前記少なくとも1つのパス部から前記主部に溶融金属を供給する、乗物用バックフレームの製造方法。
【請求項6】
請求項5に記載の乗物用バックフレームの製造方法であって、
前記鋳型は、前記少なくとも1つのパス部として、前記バックフレームにおける上下方向に並んで配置された複数のパス部を有する、乗物用バックフレームの製造方法。
【請求項7】
請求項5又は請求項6に記載の乗物用バックフレームの製造方法であって、
前記少なくとも1つのパス部は、上端部及び下端部の厚みが中央部の厚みよりも大きい前記少なくとも1つのパス領域を形成する、乗物用バックフレームの製造方法。
【請求項8】
請求項5又は請求項6に記載の乗物用バックフレームの製造方法であって、
前記鋳型は、前記パス領域に隣接すると共に、角部の厚みが前記パス領域の厚みよりも大きい矩形状の開口部を形成する開口形成部を有する、乗物用バックフレームの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、乗物用シート及び乗物用バックフレームの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
乗物用シートのバックフレームにおいて、2つのサイドフレーム及びアッパーパネルが一体成形されたものが知られている(特許文献1及び特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-270961号公報
特開2021-846号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のようなバックフレームにおいて、肉厚の小さい部位を設けると、鋳造時に金属が十分に流動しないおそれがある。そのため、任意の厚みを有するバックボードをサイドフレームと共に一体成形することは容易ではない。
【0005】
本開示の一局面は、バックフレームのバックボードを2つのサイドフレームと一体成形できる乗物用シートを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、シートクッション(2)と、シートバック(3)と、シートバック(3)を支持するバックフレーム(4)と、を備える乗物用シート(1)である。バックフレーム(4)は、バックボード(41)と、バックボード(41)のシート幅方向の第1端部からシート前方に延伸する第1サイドフレーム(42)と、バックボード(41)のシート幅方向の第2端部からシート前方に延伸する第2サイドフレーム(43)と、を有する。バックボード(41)は、主領域(411A)と、主領域(411A)に隣接すると共に主領域(411A)よりも厚みが大きく、かつ、シート幅方向に延伸する少なくとも1つのパス領域(412A)と、を有する。
【0007】
このような構成によれば、バックフレーム(4)の成型時にパス領域(412A)によって溶融金属をシート幅方向に供給することができる。そのため、バックボード(41)の厚みをコントロールして軽量化しつつ、バックボード(41)を第1サイドフレーム(42)及び第2サイドフレーム(43)と一体成形できる。
【0008】
本開示の一態様では、バックボード(41)は、少なくとも1つのパス領域(412A)として、上下方向に並んで配置された複数のパス領域(412A,412B,412C)を有してもよい。このような構成によれば、バックボード(41)に開口を設けつつ、バックフレーム(4)の成型時にバックボード(41)の厚みをコントロールすることができる。
【0009】
本開示の一態様では、少なくとも1つのパス領域(412A)の上端部(4122)及び下端部(4123)の厚みは、少なくとも1つのパス領域(412A)の中央部(4121)の厚みよりも大きくてもよい。このような構成によれば、バックフレーム(4)の成型時にパス領域(412A)から主領域(411A)への溶融金属の供給を促進することができる。
【0010】
本開示の一態様では、バックボード(41)は、パス領域(412A)に隣接すると共に、角部の厚みがパス領域(412A)の厚みよりも大きい矩形状の開口部(414A)を有してもよい。このような構成によれば、バックフレーム(4)の成型時に開口部(414A)周囲の主領域(411A)の厚みがコントロールし易くなる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

トヨタ紡織株式会社
金型装置
16日前
トヨタ紡織株式会社
乗物用シート
15日前
トヨタ紡織株式会社
乗物用サンバイザ装置
8日前
トヨタ紡織株式会社
ランバーサポート装置
8日前
トヨタ紡織株式会社
フィルタ付きダクト構造
8日前
トヨタ紡織株式会社
発泡樹脂成形体の製造方法
8日前
トヨタ紡織株式会社
燃料電池の消音器用吸音材
16日前
トヨタ紡織株式会社
乗物用シェード装置の取付構造
15日前
トヨタ紡織株式会社
ダクトにおけるフィルタ交換構造
8日前
トヨタ紡織株式会社
ヒートシール機、ラミネート型二次電池、及びラミネート型二次電池の製造方法
1日前
個人
車両用エアー傘
2か月前
個人
電池交換式自動車
1か月前
個人
自動車盗難防止装置
2か月前
個人
荷台雨除け装置
3か月前
個人
キャンピングトレーラー
3か月前
個人
移動手段のミラーカバー。
2か月前
東レ株式会社
車両用エアバッグ
8日前
株式会社豊田自動織機
電動車両
3か月前
個人
連結式、キャンピングカー
1か月前
個人
全自動解除式シートベルト
3か月前
日本精機株式会社
運転支援装置
25日前
日本精機株式会社
表示システム
26日前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
個人
車両の座席装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
アピオ株式会社
荷物用支持具
2か月前
個人
視認ペダル操作システム
3か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
3か月前
ダイハツ工業株式会社
レバー
1か月前
スズキ株式会社
車両制御装置
1か月前
豊田合成株式会社
車両
8日前
豊田合成株式会社
車両
8日前
個人
テーブル付きハンドルガード具
3か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
3か月前
続きを見る