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公開番号2024080321
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193410
出願日2022-12-02
発明の名称情報処理装置、情報処理プログラム、及びデータの書き込み回数管理方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 12/00 20060101AFI20240606BHJP(計算;計数)
要約【課題】第1記憶部又は第2記憶部が実際に寿命に達したことを正確に判定する。
【解決手段】情報処理装置は、実行部と、第1記憶部と、第2記憶部とを備えている。実行部は、同一の特定データを、第1記憶部及び第2記憶部に記憶させることを実行する。実行部は、第1記憶部に記憶された特定データと、第2記憶部に記憶された特定データとを比較することを実行する。実行部は、比較結果が一致しないことを条件に、第1記憶部及び第2記憶部のいずれかが寿命に達したと判定することを実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
実行部と、第1記憶部と、第2記憶部とを備え、
前記実行部は、
同一の特定データを、前記第1記憶部及び前記第2記憶部に記憶させることと、
前記第1記憶部に記憶された前記特定データと、前記第2記憶部に記憶された前記特定データとを比較することと、
比較結果が一致しないことを条件に、前記第1記憶部及び前記第2記憶部のいずれかが寿命に達したと判定することと、
を実行する
情報処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記実行部は、
前記第1記憶部に記憶された前記特定データ及び前記第2記憶部に記憶された前記特定データが一致しない場合であって、且つ、前記第1記憶部及び前記第2記憶部に記憶された前記特定データが予め定められた初期値でない場合に、前記第1記憶部及び前記第2記憶部のいずれかが寿命に達したと判定すること
を実行する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記特定データは、車両の総走行距離であり、
前記実行部は、
前記第1記憶部に記憶された前記特定データ及び前記第2記憶部に記憶された前記特定データが一致しない場合であって、且つ、前記第2記憶部に記憶された前記特定データが予め定められた初期値である場合には、前記第2記憶部に記憶された前記特定データを、前記第1記憶部に記憶された前記特定データに書き換えること
を実行する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1記憶部に対して予め定められた書き込み上限回数は、前記第2記憶部に対して予め定められた書き込み上限回数よりも小さくなっており、
前記実行部は、
比較結果が一致しない場合に、前記第1記憶部が寿命に達したと判定すること
を実行する
請求項1~請求項3の何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記実行部は、
前記第1記憶部が寿命に達した場合に、前記第1記憶部が寿命に達したことを、前記第2記憶部に記憶すること
を実行する
請求項1~請求項3の何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記実行部は、
前記第1記憶部及び前記第2記憶部のいずれかが寿命に達したと判定した場合に、前記第1記憶部及び前記第2記憶部のいずれかが寿命に達したことを報知すること
を実行する
請求項1~請求項3の何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
実行部と、第1記憶部と、第2記憶部とを備える情報処理装置を対象とし、
前記実行部に、
同一の特定データを、前記第1記憶部及び前記第2記憶部に記憶させることと、
前記第1記憶部に記憶された前記特定データと、前記第2記憶部に記憶された前記特定データとを比較することと、
比較結果が一致しないことを条件に、前記第1記憶部及び前記第2記憶部のいずれかが寿命に達したと判定することと、
を実行させる
情報処理プログラム。
【請求項8】
実行部と、第1記憶部と、第2記憶部とを備える情報処理装置によるデータの書き込み回数管理方法であって、
前記実行部が、
同一の特定データを、前記第1記憶部及び前記第2記憶部に記憶させることと、
前記第1記憶部に記憶された前記特定データと、前記第2記憶部に記憶された前記特定データとを比較することと、
比較結果が一致しないことを条件に、前記第1記憶部及び前記第2記憶部のいずれかが寿命に達したと判定することと、
を実行する
データの書き込み回数管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理プログラム、及びデータの書き込み回数管理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の情報処理装置は、実行部と、記憶部とを備えている。実行部は、記憶部への書き込み回数を算出する。実行部は、算出した書き込み回数が予め定められた上限値を超えているか否かを判定する。実行部は、算出した書き込み回数が上限値を超えている場合に、記憶部が寿命に達したと判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-170604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような情報処理装置では、安全率等を考慮して上限値が定められている。そのため、上限値は、記憶部が実際に寿命に達する書き込み回数よりも小さい値に定められる。したがって、特許文献1のような情報処理装置では、記憶部が実際に寿命に達することにより書き込み不能になったことを正確に判定することはできない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための情報処理装置は、実行部と、第1記憶部と、第2記憶部とを備え、前記実行部は、同一の特定データを、前記第1記憶部及び前記第2記憶部に記憶させることと、前記第1記憶部に記憶された前記特定データと、前記第2記憶部に記憶された前記特定データとを比較することと、比較結果が一致しないことを条件に、前記第1記憶部及び前記第2記憶部のいずれかが寿命に達したと判定することと、を実行する。
【0006】
上記構成において、例えば第1記憶部及び第2記憶部の一方が寿命に達すると、寿命に達した方の記憶部には正しく特定データが記憶できない。そのため、両記憶部に記憶された特定データの比較結果が一致しなくなる。このような特性を利用することにより、上記構成では、第1記憶部又は第2記憶部が実際に寿命に達したことを正確に判定できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
車両の概略構成図である。
記憶制御を示すシーケンス図である。
判定制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<車両の概略構成>
以下、本発明の一実施形態を図1~図3にしたがって説明する。先ず、車両100の概略構成について説明する。
【0009】
図1に示すように、車両100は、セントラルECU10、メータECU20、マルチメディアECU30、先進運転支援ECU40、及びDCM50を備えている。また、車両100は、第1外部バス61、第2外部バス62、第3外部バス63、及び第4外部バス64を備えている。
【0010】
セントラルECU10は、車両100の全体を統括して制御する。セントラルECU10は、CPU11、ROM12、RAM13、及びストレージ14を備えている。また、セントラルECU10は、通信I/F15、入出力I/F16、及び内部バス17を備えている。内部バス17は、CPU11、ROM12、RAM13、ストレージ14、通信I/F15、及び入出力I/F16を互いに通信可能に接続している。ROM12は、各種のプログラム及び各種のデータを予め記憶している。RAM13は、揮発性メモリである。RAM13は、各種のプログラム及び各種のデータを一時的に記憶する。CPU11は、RAM13を作業領域として、ROM12のプログラムを読み出すことにより各種の処理を実行する。
(【0011】以降は省略されています)

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