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公開番号2024080013
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022192819
出願日2022-12-01
発明の名称サーバ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G06Q 30/0645 20230101AFI20240606BHJP(計算;計数)
要約【課題】NFTが、有体物をレンタルする権限を証明するための証明書として用いられる場合に、有体物のレンタルに関して、ユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】サーバ10は、記憶装置105および処理装置115を備える。処理装置115は、分散型台帳に記録された発行済みの第1非代替性トークン(NFT605)に関連付けて、1つ以上の第2非代替性トークンを発行するための発行要求を受信し、かつ、1つ以上の第2非代替性トークンを発行するための発行処理を発行要求の受信に応じて実行する、ように構成されている。第1非代替性トークン及び1つ以上の第2非代替性トークンの各々は、車両30をレンタルするための権限を示すとともに車両30のレンタル時に消費されるポイントを表す情報を含む。ポイントは、第1非代替性トークン及び1つ以上の第2非代替性トークンの間で共有される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
非代替性トークンを記録する分散型台帳を保持する記憶装置、及び
処理装置、
を備えるサーバであって、
前記処理装置は、
前記分散型台帳に記録された発行済みの第1非代替性トークンに関連付けて、1つ以上の第2非代替性トークンを発行するための発行要求を受信し、かつ
前記1つ以上の第2非代替性トークンを発行するための発行処理を前記発行要求の受信に応じて実行する、
ように構成され、
前記第1非代替性トークン及び前記1つ以上の第2非代替性トークンの各々は、対象物をレンタルするための権限を示すとともに前記対象物のレンタル時に消費されるポイントを表す情報を含み、
前記ポイントは、前記第1非代替性トークン及び前記1つ以上の第2非代替性トークンの間で共有される、
サーバ。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記ポイントを共有することは、前記発行要求が受信された時点で前記第1非代替性トークンに含まれる前記情報により示される第1ポイントの少なくとも一部を前記1つ以上の第2非代替性トークンの各々に移転することで、前記第1非代替性トークン及び前記1つ以上の第2非代替性トークンの間で前記第1ポイントを配分することにより実行され、
前記発行処理は、
前記1つ以上の第2非代替性トークンの各々に対して、前記第1非代替性トークンから当該第2非代替性トークンに移転するポイントの第1量を決定すること、
前記1つ以上の第2非代替性トークンの各々に対応して決定された前記第1量を前記第1ポイントから差し引くことで、前記第1非代替性トークンに含まれる前記情報を更新するための第1トランザクションデータを生成すること、及び
各々が、決定された前記第1量のポイントを示す前記情報を含む前記1つ以上の第2非代替性トークンを発行するための第2トランザクションデータを生成すること、
を含む、
請求項1に記載のサーバ。
【請求項3】
前記処理装置は、
発行された前記1つ以上の第2非代替性トークンのうちの少なくとも1つの第2非代替性トークンの各々に対して、当該第2非代替性トークンに含まれる前記情報により示される第2ポイントの少なくとも一部を前記第1非代替性トークンに戻すための移転要求を受信すること、並びに
前記移転要求の受信に応じて、
前記少なくとも1つの第2非代替性トークンの各々に対して、当該第2非代替性トークンから前記第1非代替性トークンに戻すポイントの第2量を決定すること、
前記少なくとも1つの第2非代替性トークンの各々に対して、当該第2非代替性トークンの前記第2ポイントから当該第2非代替性トークンの前記第2量を差し引くことで、当該第2非代替性トークンに含まれる前記情報を更新するための第3トランザクションデータを生成すること、及び
前記少なくとも1つの第2非代替性トークンの各々に対応して決定された前記第2量を前記第1ポイントに加えることで、前記第1非代替性トークンに含まれる前記情報を更新するための第4トランザクションデータを生成すること、
を更に実行するように構成される、
請求項2に記載のサーバ。
【請求項4】
前記対象物は、第1通信装置、第2通信装置及び車載装置を備える車両を含み、
前記第1通信装置は、ネットワークを介して前記サーバと接続するように構成され、
前記第2通信装置は、近距離無線通信によりユーザ端末と接続するように構成され、
前記処理装置は、前記第1非代替性トークン及び前記1つ以上の第2非代替性トークンのうちの、前記ユーザ端末のユーザにより保有される対象の非代替性トークンがロックされていることに応じて、前記第1通信装置を通じて前記車載装置に対して前記車両の解錠及び施錠を許可するための許可信号を送信するように更に構成され、
前記車載装置は、前記許可信号を受信した後、前記第2通信装置を通じて前記ユーザ端末から、前記車両の解錠または施錠を要求する要求信号を受信したことに応じて、前記車両の解錠又は施錠を実行するように構成される、
請求項1から3のいずれか1項に記載のサーバ。
【請求項5】
前記対象物は、第1通信装置、第2通信装置及び車載装置を備える車両を含み、
前記第1通信装置は、ネットワークを介して前記サーバと接続するように構成され、
前記第2通信装置は、近距離無線通信及び有線通信の少なくとも一方によりユーザ端末と接続するように構成され、
前記処理装置は、前記第1非代替性トークン及び前記1つ以上の第2非代替性トークンのうちの、前記ユーザ端末のユーザにより保有される対象の非代替性トークンがロックされていることに応じて、前記第1通信装置を通じて前記車載装置に対して前記車両の起動を許可するための起動許可信号を送信するように更に構成され、
前記車載装置は、
前記起動許可信号を受信する前は、前記車両の起動を禁止し、かつ
前記起動許可信号を受信した後、前記第2通信装置を通じて前記ユーザ端末から、前記車両の起動を要求する起動要求信号を受信したことに応じて、前記車両の起動を実行する、
ように構成される、
請求項1から3のいずれか1項に記載のサーバ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、サーバに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特開2022-34652号公報(特許文献1)は、情報処理システムを開示する。このシステムは、対象物を利用するための権限を管理する。そのような権限に関する情報は、ブロックチェーン上で発行されるトークンを用いて管理され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-34652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ブロックチェーン技術などの分散型台帳技術を用いて発行(mint)されるトークンの一例として、非代替性トークン(NFT:Non-Fungible Token)が注目されている。NFTを偽造または改竄することは極めて困難である。NFTは、有体物に紐づけられて、有体物をレンタルする権限を証明するための証明書として用いられ得る。NFTに基づく有体物のレンタルに関してユーザの利便性を向上させるための技術が要望されている。
【0005】
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、NFTが、有体物をレンタルする権限を証明するための証明書として用いられる場合に、有体物のレンタルに関してユーザの利便性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のサーバは、記憶装置及び処理装置を備える。記憶装置は、非代替性トークンを記録する分散型台帳を保持する。処理装置は、分散型台帳に記録された発行済みの第1非代替性トークンに関連付けて、1つ以上の第2非代替性トークンを発行するための発行要求を受信し、かつ、1つ以上の第2非代替性トークンを発行するための発行処理を発行要求の受信に応じて実行する、ように構成されている。第1非代替性トークン及び1つ以上の第2非代替性トークンの各々は、対象物をレンタルするための権限を示すとともに対象物のレンタル時に消費されるポイントを表す情報を含む。ポイントは、第1非代替性トークン及び1つ以上の第2非代替性トークンの間で共有される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、NFTが、有体物をレンタルする権限を証明するための証明書として用いられる場合に、有体物のレンタルに関して、ユーザの利便性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態における情報処理システムの構成を概略的に示す図である。
サブNFTのデータ構造を説明する図である。
実施形態のサーバにより実行される処理を例示するフローチャートである。
変形例1のサーバにより実行される処理を例示するフローチャートである。
変形例2のサーバにより実行される処理を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明を繰り返さない。実施の形態では、一例として、有体物は、車両である。
【0010】
図1は、実施の形態における情報処理システムの構成を概略的に示す図である。図1を参照して、情報処理システム1は、サーバ10,20と、車両30,35と、ユーザ端末40,65とを備える。情報処理システム1は、マーケットサーバ50と、ブロックチェーンネットワーク60(詳細には、その複数のノード)とをさらに備える。ブロックチェーンネットワーク60を「BLC-NW60」とも表す。
(【0011】以降は省略されています)

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