TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024079567
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2023156333
出願日2023-09-21
発明の名称表示端末、通信システム、表示方法、通信方法、及びプログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類H04N 7/18 20060101AFI20240604BHJP(電気通信技術)
要約【課題】本開示は、同じ所定の場所で撮像され、撮像時間が異なる複数の広視野画像を表示画面に表示する場合に、ユーザが比較しやすいように表示することを目的とする。
【解決手段】本開示は、画像を表示する表示端末(30)であって、所定の場所で第1の日時に撮像されることで得られた第1の広視野画像の所定領域である第1の所定領域画像を表示画面に表示させ、前記所定の場所で前記第1の日時とは異なる第2の日時に撮像されることで得られた第2の広視野画像の前記所定領域に係る第2の所定領域画像を前記表示画面に表示させる表示制御部33を有する表示端末である。
【選択図】図37
特許請求の範囲【請求項1】
広視野画像を表示画面に表示する表示端末であって、
所定の場所で第1の日時に撮像されることで得られた第1の広視野画像の所定領域である第1の所定領域画像を前記表示画面に表示させ、前記所定の場所で前記第1の日時とは異なる第2の日時に撮像されることで得られた第2の広視野画像の前記所定領域に係る第2の所定領域画像を前記表示画面に表示させる表示制御部、
を有する表示端末。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の表示端末であって、
前記表示画面に表示されている前記第1の所定領域画像に対する仮想的な視点の移動を受け付ける受付部を有し、
前記表示制御部は、前記受付部によって受け付けられた前記仮想的な視点の移動による変更後の前記所定領域に合わせて前記第2の所定領域画像を変更表示させる、
表示端末。
【請求項3】
請求項1に記載の表示端末であって、
前記表示画面に表示されている前記第2の所定領域画像に対する仮想的な視点の移動を受け付ける受付部を有し、
前記表示制御部は、前記受付部によって受け付けられた前記仮想的な視点の移動による変更後の前記所定領域に合わせて前記第1の所定領域画像を変更表示させる、
表示端末。
【請求項4】
前記第1の日時に撮像された前記所定の場所と、前記第2の日時に撮像された前記所定の場所は、同じ位置又は所定距離の範囲内の位置である、請求項1に記載の表示端末。
【請求項5】
前記第1の広視野画像は現在撮像中の画像であり、前記第2の広視野画像は録画された過去の画像である、請求項1に記載の表示端末。
【請求項6】
前記第1の広視野画像及び前記第2の広視野画像は、録画された過去の画像である、請求項1に記載の表示端末。
【請求項7】
広視野画像を配信する情報処理システムと、前記配信された広視野画像を受信して表示する表示端末と、を有する通信システムであって、
前記情報処理システムは、
所定の場所で異なる日時に撮像されることで得られた第1の広視野画像及び第2の広視野画像を配信し、
前記表示端末は、
前記第1の広視野画像における所定領域である第1の所定領域画像を表示画面に表示させ、前記第2の広視野画像の前記所定領域に係る第2の所定領域画像を前記表示画面に表示させる、
通信システム。
【請求項8】
広視野画像を表示画面に表示する表示端末が実行する表示方法であって、
所定の場所で第1の日時に撮像されることで得られた第1の広視野画像の所定領域である第1の所定領域画像を前記表示画面に表示させ、前記所定の場所で前記第1の日時とは異なる第2の日時に撮像されることで得られた第2の広視野画像の前記所定領域に係る第2の所定領域画像を前記表示画面に表示させる、
表示方法。
【請求項9】
広視野画像を配信する情報処理システムと、前記配信された広視野画像を受信して表示画面に表示する表示端末と、を有する通信システムが実行する通信方法であって、
前記情報処理システムは、
所定の場所で異なる日時に撮像されることで得られた第1の広視野画像及び第2の広視野画像を配信し、
前記表示端末は、
前記第1の広視野画像における所定領域である第1の所定領域画像を前記表示画面に表示させ、前記第2の広視野画像の前記所定領域に係る第2の所定領域画像を前記表示画面に表示させる、
通信方法。
【請求項10】
コンピュータに、広視野画像を表示画面に表示させるプログラムであって、
前記コンピュータに、所定の場所で第1の日時に撮像されることで得られた第1の広視野画像の所定領域である第1の所定領域画像を前記表示画面に表示させ、前記所定の場所で前記第1の日時とは異なる第2の日時に撮像されることで得られた第2の広視野画像の前記所定領域に係る第2の所定領域画像を前記表示画面に表示させる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示端末、通信システム、表示方法、通信方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
一方の拠点から1つ以上の他の拠点にリアルタイムに画像及び音声を送信し、遠隔地にいるユーザ同士で画像及び音声を用いた遠隔コミュニケーションを行う通信システムがある。この画像として、通常の画角では確認しきれないような箇所も含む撮像範囲として、例えば360度の全周囲が撮像された360度画像(全天球画像、全方位画像、全周囲画像ともいう)を含む広い撮像範囲で撮像された広い視野角を有する広視野の画像(以下、「広視野画像」と示す。)が知られている。ユーザは、通信端末を操作して通信端末の表示画面に表示された広視野画像における所定領域について仮想的な視点を変更することで、広視野画像における変更後の別の所定領域を閲覧することができる。
【0003】
また、作業現場等を撮像して得られた動画に係る広視野画像が所定の拠点に配信される際に録画されていれば、ユーザは後から、録画されている広視野画像を再生表示して閲覧することもできる。
【0004】
特許文献1には、あるカメラが撮像して得られた映像のうち同一領域の現在の映像と過去の映像を表示することで、ユーザが現在と過去の同じ場所の映像を比較することができる旨が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、表示端末(通信端末)に広視野画像を表示させる場合、広視野画像が湾曲して見えづらいため(図7(c)、図8(b)参照)、所定領域Tである所定領域画像を表示させる(図10参照)。そのため、例えば、現在と過去の画像が広視野画像の場合には、たとえ同じ場所で撮像して得られた画像であっても、表示端末に表示される所定領域が異なると、図10(b),(d)に示すように別の所定領域画像が表示されてしまい、各画像を比較しづらくなるという問題が生じる。
【0006】
本発明は上述の課題に鑑みてなされたもので、同じ所定の場所で撮像され、撮像時間が異なる複数の広視野画像を表示する場合に、ユーザが比較しやすいように表示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、広視野画像を表示画面に表示する表示端末であって、所定の場所で第1の日時に撮像されることで得られた第1の広視野画像の所定領域である第1の所定領域画像を前記表示画面に表示させ、前記所定の場所で前記第1の日時とは異なる第2の日時に撮像されることで得られた第2の広視野画像の前記所定領域に係る第2の所定領域画像を前記表示画面に表示させる表示制御部、を有する表示端末である。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように本発明によれば、撮像場所がほぼ同じで撮像時間が異なる複数の広視野画像を表示する場合に、各広視野画像における所定領域を考慮して表示させることで、ユーザが比較しやすいように表示することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
広視野画像を用いた遠隔コミュニケーションの一例を説明する図である。
通信システムの構成概略図の一例である。
撮像装置のハードウエア構成図の一例である。
通信端末、情報処理システムのハードウエア構成図の一例である。
(a)は撮像装置の左側面図であり、(b)は撮像装置の正面図であり、(c)は撮像装置の平面図である。
撮像装置の使用イメージ図である。
(a)は撮像装置で撮像された半球画像(前)、(b)は撮像装置で撮像された半球画像(後)、(c)は正距円筒図法により表された画像を示した図である。
(a)正距円筒射影画像で球を被う状態を示した概念図、(b)全天球画像を示した図である。
全天球画像を三次元の立体球とした場合の仮想カメラ及び所定領域の位置を示した図である。
(a)は図5の立体斜視図、(b)は(a)の状態の所定領域画像がディスプレイに表示されている図、(c)は(a)における仮想カメラICの視点を変更後の所定領域を示した図、(d)は(c)の状態の所定領域画像がディスプレイに表示されている図である。
所定領域情報と所定領域Tの画像との関係を示した図である。
球座標による三次元ユークリッド空間内の点を示した図である。
通信システムの機能構成図の一例である。
(a)、(b)は、画像管理情報記憶部に記憶される画像管理情報を示す概念図である。
(a)仮想ルーム情報記憶部に記憶される仮想ルーム情報を示す概念図、(b)テナント情報記憶部に記憶されているテナント情報を示す概念図である。
視点関連情報記憶部に記憶される視点関連情報を示す概念図である。
(a)は入室画面の一例を示す図である。(b)はユーザが仮想ルームに入室したことで、通信端末が表示する画像閲覧画面の一例を示す図である。
ユーザ(又は通信端末)が仮想ルームに入室する処理を説明するシーケンス図の一例である。
通信端末が表示するデバイス登録画面の一例を示す図である。
(a)は、撮像装置登録ダイアログを示す図の一例である。(b)は、二次元コード画面の一例を示す図である。
VRゴーグル登録ボタンが押下された場合に表示されるVRゴーグル登録画面の一例を示す図である。
仮想ルームに撮像装置を対応付けるための仮想ルーム対応付け画面(その1)の一例を示す図である。
仮想ルーム対応付け画面(その2)の一例を示す図である。
仮想ルーム対応付け画面(その3)の一例を示す図である。
通信端末が表示する広視野画像送信開始停止ダイアログの一例を示す図である。
ユーザが仮想ルームに撮像装置を登録する手順を示すシーケンス図の一例である。
広視野画像が共有される流れを説明するシーケンス図の一例である。
広視野画像の共有時において、通信端末からユーザが撮像装置に撮像を要求する処理を説明するシーケンス図の一例である。
通信端末が表示する画像閲覧画面の一例を示す図である。
通信端末において、撮像ボタンが押下されたことでダウンロードボタンが表示された画像閲覧画面の一例を示す図である。
(a)は、ユーザがダウンロードボタンを押下する前に表示される画像閲覧画面を示す図の一例である。(b)は、ユーザがダウンロードボタンを押下した後に表示される画像閲覧画面を示す図の一例である。
サムネイル画像が表示された画像閲覧画面を示す図の一例である。
3つの画像欄がある場合の画像閲覧画面の一例を示す図である。
広視野画像の共有時において、通信端末からユーザが撮像装置に撮像を要求する処理を説明するシーケンス図の変形例を示す図である。
ユーザが現在の画像とストレージに保存されている過去の画像を閲覧する処理を説明するシーケンスである。
現在の所定領域画像を表示中に過去の画像を選択する画像閲覧画面を示す図である。
現在の所定領域画像を表示中に同じ視点の過去の所定領域画像を表示する画像閲覧画面を示す図である。
通信システムが遠隔医療に適用された遠隔コミュニケーションの一例を説明する図である。
遠隔医療の場合において、現在の所定領域画像を表示中に同じ視点の過去の所定領域画像を表示する画像閲覧画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態の一例として、情報処理システムと情報処理システムが行う画像送信方法について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
ラミネート処理システム
6日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
7日前
株式会社リコー
レーザー照射装置、及びレーザー照射方法
7日前
株式会社リコー
液体吐出装置、液体交換方法およびプログラム
今日
株式会社リコー
プレスタック装置、後処理装置、及び画像形成システム
8日前
株式会社リコー
シート折り装置、画像形成装置、及び画像形成システム
8日前
株式会社リコー
払拭装置、ヘッドメンテナンス装置、液体を吐出する装置
9日前
株式会社リコー
払拭装置、ヘッドメンテナンス装置、液体を吐出する装置
9日前
株式会社リコー
対話訓練装置、対話訓練システム、対話訓練方法およびプログラム
今日
株式会社リコー
プログラム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理システム
13日前
株式会社リコー
インク、インクセット、インクジェット印刷装置、インクジェット印刷方法
6日前
株式会社リコー
情報処理装置、プログラム、情報処理システム、利用者端末、及び情報処理方法
8日前
個人
挿耳装置
2か月前
個人
通話装置
2か月前
個人
メガホン
1か月前
個人
多重無線通信方法
13日前
オンキヨー株式会社
電子機器
1か月前
日本精機株式会社
プロジェクタ
19日前
シャープ株式会社
調理器
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
今日
船井電機株式会社
表示装置
2か月前
船井電機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
赤外線撮影装置
1か月前
キヤノン株式会社
表示装置
2か月前
富士通株式会社
光送信装置
2か月前
キヤノン株式会社
通信装置
28日前
富士通株式会社
光受信装置
2か月前
個人
携帯端末用カバー
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
6日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
20日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
6日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
個人
ヘッドホンの簡単な側圧調整器
21日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
日本無線株式会社
通信システム
2か月前
続きを見る