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公開番号2024076323
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-05
出願番号2023067854
出願日2023-04-18
発明の名称アンテナ装置
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類H01Q 5/314 20150101AFI20240529BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】外的環境に起因するアンテナ特性の変化の改善を可能にするアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ装置のアンテナ基板1は、接続部3、第1及び第2導体素子4,5を備える。接続部3は、同軸ケーブル9に接続される内側電極31及び外側電極32を有する。第1導体素子4は、第1及び第2端41a,41bを有し第1端41aで内側電極31に接続される第1導体部41と、第3及び第4端42a,42bを有し第2及び第3端41b,42a間に第1実装領域21が存在するように配置される第2導体部42とを含む。第2導体素子5は、第5及び第6端5a,5bを有し第5端5aと内側電極31及び外側電極32との間にそれぞれ第2及び第3実装領域22,23が存在するように配置される。第1導体部41の第1及び第2端41a,41b間の電気長と第2導体素子5の第5及び第6端5a,5b間の電気長とは等しい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板に位置し、同軸ケーブルの内側導体及び外側導体にそれぞれ接続される内側電極及び外側電極を有する接続部と、
前記基板に位置する第1導体素子と、
前記基板に位置する第2導体素子と、
を備え、
前記第1導体素子は、
第1端及び第2端を有し、前記第1端で前記内側電極に接続される第1導体部と、
第3端及び第4端を有し、前記第2端と前記第3端との間に第1実装領域が存在するように配置される第2導体部と、
を含み、
前記第2導体素子は、第5端及び第6端を有し、前記第5端と前記内側電極との間に第2実装領域、及び、前記第5端と前記外側電極との間に第3実装領域が存在するように配置され、
前記第1導体部の前記第1端と前記第2端との間の電気長と前記第2導体素子の前記第5端と前記第6端との間の電気長とは等しい、
アンテナ装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1実装領域に位置し、前記第2端と前記第3端とを接続する短絡素子と、
前記第2実装領域に位置し、前記第5端と前記内側電極とを接続する回路素子と、
を備え、
前記第5端は、前記外側電極に接続されない、
請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項3】
前記第1実装領域に位置し、前記第2端と前記第3端とを接続するインダクタと、
前記第3実装領域に位置し、前記第5端と前記外側電極とを接続する回路素子と、
を備え、
前記第5端は、前記内側電極に接続されない、
請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項4】
前記第1実装領域に配置される第1切替部と、
前記第2実装領域及び前記第3実装領域に配置される第2切替部と、
を備え、
前記第1切替部は、前記第2端と前記第3端との間に短絡素子を接続する第1状態と、前記第2端と前記第3端との間にインダクタを接続する第2状態とを切り替え可能であり、
前記第2切替部は、前記第5端と前記内側電極とを接続する第3状態と、前記第5端と前記外側電極とを接続する第4状態とを切り替え可能である、
請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項5】
前記同軸ケーブルは、第1周波数帯域の信号と、前記第1周波数帯域より低い第2周波数帯域の信号とを伝送するために用いられ、
前記第1導体部の前記第1端と前記第2端との間の電気長は、前記第1周波数帯域に対応する波長の4分の1に対応し、
前記第1導体部の前記第1端と前記第2端との間の電気長と前記第2導体部の前記第3端と前記第4端との間の電気長との合計は、前記第2周波数帯域に対応する波長の4分の1に対応する、
請求項1~4のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
【請求項6】
前記第1導体部に接続される周波数調整素子を備え、
前記周波数調整素子は、1以上のインダクタ又は1以上のキャパシタを含む、
請求項1~4のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
【請求項7】
前記回路素子は、1以上のインダクタ又は1以上のキャパシタを含む、
請求項2に記載のアンテナ装置。
【請求項8】
前記第1導体部及び前記第2導体部は、直線状であって、互いに一直線状に並び、
前記第2導体素子は、直線状である、
請求項1~4のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
【請求項9】
前記第1導体部と前記第2導体素子とは、前記接続部に対して互いに逆方向に延びる、
請求項8に記載のアンテナ装置。
【請求項10】
前記第1導体部及び前記第2導体部の少なくとも一方は、屈曲した形状である、
請求項1~4のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、アンテナ装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、マルチバンドアンテナ(アンテナ装置)を開示する。特許文献1に開示されたマルチバンドアンテナの好ましい実施態様には、2つ以上の周波数帯においてマルチバンド動作を提供するための1つ以上の結合放射素子及び/又は分岐放射素子を有するモノポールマルチバンドアンテナ、ダイポールマルチバンドアンテナ及び逆F型アンテナが含まれる。例えば、好ましいマルチバンドアンテナは、グランド素子、グランド素子に接続し、またモノポール放射器から延びる給電端子を有するモノポール放射器、グランド素子に接続した結合放射器、及びモノポール放射器に接続された分岐放射器を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2007-535736号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたマルチバンドアンテナは、例えば、同軸ケーブルを使用して給電される。同軸ケーブルの中心導体(内側導体)は、給電素子にはんだ接続によって電気的に接続され、外部導体(外側導体)は、グランド素子にはんだ接続によって電気的に接続される。
【0005】
アンテナ装置では、外的環境に起因してアンテナ特性が変化する場合がある。外的環境は、アンテナ装置自身ではなくアンテナ装置を取り巻く環境であり、アンテナ装置の設置環境、接続環境を含む。アンテナ装置の設置環境は、例えば、アンテナ装置が設置される場所の周囲の金属部材の数、大きさ、形状、配置を含み得る。アンテナ装置の接続環境は、アンテナ装置に接続される同軸ケーブルの長さを含み得る。例えば、同軸ケーブルが長い場合には、同軸ケーブルが短い場合に比べて、アンテナ特性が低下する可能性がある。逆に、同軸ケーブルが短い場合には、同軸ケーブルが長い場合に比べて、周波数帯域間でアンテナ特性が大きく異なる場合がある。
【0006】
本開示は、外的環境に起因する特性の変化の改善を可能にするアンテナ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様にかかるアンテナ装置は、基板と、基板に位置し、同軸ケーブルの内側導体及び外側導体にそれぞれ接続される内側電極及び外側電極を有する接続部と、基板に位置する第1導体素子と、基板に位置する第2導体素子と、を備える。第1導体素子は、第1端及び第2端を有し、第1端で内側電極に接続される第1導体部と、第3端及び第4端を有し、第2端と第3端との間に第1実装領域が存在するように配置される第2導体部と、を含む。第2導体素子は、第5端及び第6端を有し、第5端と内側電極との間に第2実装領域、及び、第5端と外側電極との間に第3実装領域が存在するように配置される。第1導体部の第1端と第2端との間の電気長と第2導体素子の第5端と第6端との間の電気長とは等しい。
【0008】
本開示の一態様にかかるアンテナ装置は、基板と、基板に位置し、同軸ケーブルの内側導体及び外側導体にそれぞれ接続される内側電極及び外側電極を有する接続部と、基板に位置する第1導体素子と、基板に、第1導体素子と対向して配置された第2導体素子と、を備える。第1導体素子は、第2導体素子と対向する第1端と、第1端に対して第2導体素子とは反対側にある第2端と、を有し、第1端で内側電極に接続される第1導体部と、第2端と対向する第3端と、第3端と対向する第4端と、第2端に沿った方向の両端である第5端及び第6端とを有し、第2端との間に、第1実装領域と、第1実装領域よりも第6端側の第2実装領域とが存在するように配置される第2導体部と、を含む。第2導体素子は、第1導体素子と対向する第7端と、第7端に対して第1導体素子とは反対側にある第8端と、を有し、第7端と外側電極との間に第3実装領域が存在するように配置される第3導体部と、第8端と対向する第9端と、第9端と対向する第10端と、第8端に沿った方向の両端である第11端及び第12端とを有し、第8端との間に、第4実装領域と、第4実装領域よりも第8端側の第5実装領域とが存在するように配置される第4導体部と、を含む。内側電極、第1実装領域及び第6端を結ぶ第1経路の電気長と、第3実装領域、第4実装領域及び第12端を結ぶ第2経路の電気長とは等しい。内側電極、第1実装領域及び第4端を結ぶ第3経路の電気長と、第3実装領域、第5実装領域及び第10端を結ぶ第4経路の電気長とは等しい。
【発明の効果】
【0009】
本開示の態様は、外的環境に起因する特性の変化の改善を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1にかかるアンテナ基板の構成例の平面図
図1のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例1の平面図
図1のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例2の平面図
実施の形態2にかかるアンテナ基板の構成例の平面図
図4のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例1の平面図
図4のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例2の平面図
実施の形態3にかかるアンテナ装置の構成例の平面図
実施の形態4にかかるアンテナ基板の構成例の平面図
図8のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例1の平面図
図8のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例2の平面図
実施の形態5にかかるアンテナ基板の構成例の平面図
図11のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例1の平面図
図11のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例2の平面図
実施の形態6にかかるアンテナ基板の構成例の平面図
図14のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例1の平面図
図14のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例2の平面図
実施の形態7にかかるアンテナ基板の構成例の平面図
図17のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例1の平面図
図17のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例2の平面図
実施の形態8にかかるアンテナ基板の構成例の平面図
図20のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例1の平面図
図20のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例2の平面図
図20のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例3の平面図
図20のアンテナ基板を備えるアンテナ装置の構成例4の平面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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