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公開番号2024076274
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-05
出願番号2022187778
出願日2022-11-24
発明の名称物品移載装置
出願人澁谷工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B65B 69/00 20060101AFI20240529BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 物品が収容箱3の内部に設けられた内袋9に収容されている場合であっても、当該物品を効率的に取り出すことを可能とする。
【解決手段】 収容箱3の内側には、キャップ1(物品)を複数行、複数列で整列した状態で収容する柔軟な素材からなる内袋9が設けられており、供給コンベヤ4(供給手段)は、上記収容箱3の開口部を上方に向けた状態で供給するようになっている。
移載手段6は、上記収容箱3からキャップ1を列状に保持する保持手段12と、上記保持手段12に保持されたキャップ1を水平回転させるアーム11(回転機構)とを有している。
保持手段12が上記収容箱3に収容された1列のキャップ1を保持すると、上記回転機構によって上記保持されたキャップ1を上記収容箱3の開口部の高さよりも低い位置で水平回転させて、上記キャップ1の両端部を上記内袋9より退避させてから取り出す。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の物品を収容箱に収容した状態で供給する供給手段と、上記物品を排出する排出手段と、上記供給手段の収容箱に収容された物品を排出手段に移載する移載手段と、上記移載手段を制御する制御手段とを備えた物品移載装置であって、
上記収容箱の内側に、上記物品を複数行、複数列で整列した状態で収容する柔軟な素材からなる内袋が設けられており、
上記供給手段は、上記収容箱の開口部を上方に向けた状態で供給するとともに、上記内袋の開口部を上記収容箱の開口部の外側に掛けた状態で供給し、
上記移載手段は、複数の物品を列状に保持する保持手段と、上記保持手段を水平回転させる回転機構とを有し、
上記制御手段は、上記保持手段が上記収容箱の物品を列状に保持すると、保持された物品列を上記回転機構によって上記収容箱の開口部の高さよりも低い位置で水平回転させ、当該物品列の両端部を上記内袋より退避させた状態で収容箱から取り出すことを特徴とする物品移載装置。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
上記移載手段は、上記保持手段を昇降させる昇降機構を有し、
上記制御手段は、上記保持手段が上記収容箱の物品を列状に保持すると、当該物品列を上記昇降機構によって収容箱に収容されている他の物品よりも高い位置に上昇させてから、上記回転機構によって上記保持手段を水平回転させることを特徴とする請求項1に記載の物品移載装置。
【請求項3】
上記制御手段は、上記保持手段が上記収容箱の内面に隣接する物品列を保持すると、当該保持手段を収容箱の内面より離隔する方向に移動させて、保持した物品列を収容箱の内面より離隔させてから、当該物品列を上記昇降機構によって上昇させることを特徴とする請求項2に記載の物品移載装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は物品移載装置に関し、詳しくは収容箱に収容された物品を供給手段から排出手段へと移載する物品移載装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の物品を供給する供給手段と、上記物品を排出する排出手段と、上記供給手段の物品を排出手段に移載する移載手段とを備えた物品移載装置が知られている(特許文献1)。
上記特許文献1では、物品が供給手段に供給されると、当該供給手段の上方から撮像手段によって物品を撮像し、当該撮像手段が撮像した画像に基づいて制御手段が移載手段を制御し、当該物品を上記供給手段から上記排出手段に移載するようになっていた。
一方、上記物品を収容箱に収容した状態で供給する場合があり、例えば上記収容箱の内側に上記物品を収容可能な内袋が設けられたものも知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公平6-76105号公報
特開2020-50376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記特許文献1にかかる物品移載装置として、上記供給手段によって特許文献2にかかる内袋を備えた収容箱から物品を取り出して移載する場合が考えられるが、上記特許文献1の物品移載装置は物品を一つずつ移載するため、非効率であるという課題がある。
また、特許文献1にかかる物品移載装置において、内袋を設けた収容箱から物品を取り出すには、当該収容箱の開口部に内袋の開口部を掛けて、上記物品を上方に露出させる必要があるが、この場合、物品の取出しに伴って内袋が収容箱の内側に膨らんでしまい、物品の取出しの妨げになるという問題が考えられた。
このような問題に鑑み、本発明は物品が収容箱に設けられた内袋に収容されている場合であっても、物品を効率的に取り出すことが可能な物品移載手段を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち請求項1の発明に係る物品移載装置は、複数の物品を収容箱に収容した状態で供給する供給手段と、上記物品を排出する排出手段と、上記供給手段の収容箱に収容された物品を排出手段に移載する移載手段と、上記移載手段を制御する制御手段とを備えた物品移載装置であって、
上記収容箱の内側に、上記物品を複数行、複数列で整列した状態で収容する柔軟な素材からなる内袋が設けられており、
上記供給手段は、上記収容箱の開口部を上方に向けた状態で供給するとともに、上記内袋の開口部を上記収容箱の開口部の外側に掛けた状態で供給し、
上記移載手段は、複数の物品を列状に保持する保持手段と、上記保持手段を水平回転させる回転機構とを有し、
上記制御手段は、上記保持手段が上記収容箱の物品を列状に保持すると、保持された物品列を上記回転機構によって上記収容箱の開口部の高さよりも低い位置で水平回転させ、当該物品列の両端部を上記内袋より退避させた状態で収容箱から取り出すことを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
上記請求項1の発明によれば、保持手段が物品を列状に保持して、これを排出手段に移載するため、一つずつ移載する場合に比べて効率的に物品の移載を行うことができる。
その際、保持手段が保持した物品列を上記回転機構によって水平方向に回転させることで、保持手段に保持された物品を上記内袋より退避させてから取り出すことが可能となる。
また、保持手段によって保持された物品列を上記収容箱の開口部の高さよりも低い位置で水平回転させるため、収容箱の内側に膨らんだ内袋による影響を可及的に少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態にかかる物品移載装置の平面図
物品移載装置の側面図
収容箱および内袋に収容された物品についての側面図
物品移載装置の動作を説明する平面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下図示実施形態について説明すると、図1、図2は物品としてのキャップ1を図示しないキャップ装着装置へと供給するための物品移載装置2を示し、図1は平面図を、図2は側面図を示している。
上記物品移載装置2は、複数のキャップ1を収容箱3に収容した状態で供給する供給手段としての供給コンベヤ4と、上記キャップ1を上記キャップ装着装置へと排出する排出手段としての排出コンベヤ5と、上記供給コンベヤ4の収容箱3から上記キャップ1を取り出して排出コンベヤ5に移載する移載手段6と、上記収容箱3に収容されたキャップ1を上方から撮像する撮像手段7と、上記移載手段6を制御する制御手段8とを備えている。ここで上記制御手段8としては、従来公知のコンピュータ等を用いることが可能となっている。
【0009】
上記キャップ1は略円柱状を有しており、その天面は上方から見て略円形に形成されるとともに、後述するように上方から吸着保持可能に構成されている。
上記キャップ1を収容する収容箱3は、直方体もしくは立方体形状を有しており、天面を開放することで上方に形成される開口部は、上方から見て長方形ないしは正方形に形成されている。
また本実施形態の収容箱3の内部には、ポリエチレンなどの柔軟な素材からなる内袋9が設けられており、上記キャップ1は当該内袋9に収容された状態で供給されるようになっている。
そして上記キャップ1は正立状態、すなわち天面を上方に向けた状態で収容箱3に収容されており、かつ図1や図4に示すように、複数行、複数列で整列した状態で収容されている。本実施形態では、1列のキャップ1の個数は8個となっており、これをいわゆる千鳥状に8列配置したものとなっている。
またキャップ1は、図2、図3に示すように上下に複数段積層された状態で収容箱3に収容されており、各段のキャップ1とキャップ1との間には、それぞれ紙などからなる仕切り板3aが設けられている。
【0010】
上記内袋9は、上記キャップ1を収容した状態では上記収容箱3の底面や内面に沿うようになっており、内袋9の開口は、収容箱3の天面を開放したことによって形成される開口部と同じ、上方に形成されるようになっている。
そして上記収容箱3を物品移載装置2に供給する際には、予め収容箱3の天面を開放して収容箱3の側面に密着させ、さらに内袋9における収容箱の開口部より上方に余った部分を当該収容箱3の開口部に掛けて、当該余った部分を収容箱3の外面に密着させるようになっている。
これにより、収容箱3の開口部が上方を向いた状態で開放されるとともに、内袋9がキャップ1の上方から取り除かれ、キャップ1が上方に向けて露出するようになっている。
(【0011】以降は省略されています)

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