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公開番号2024074608
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2022185886
出願日2022-11-21
発明の名称屋外構造物
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E04F 11/18 20060101AFI20240524BHJP(建築物)
要約【課題】耐久性の向上を図ること。
【解決手段】パラペットの上面と手摺り支柱11との間にカバー部材30が設けられる屋外構造物であって、手摺り支柱11は、中空部11aを有した筒状を成すように構成され、カバー部材30には、手摺り支柱11の下端に対向するように支柱対向面35及び傾斜面36が設けられ、支柱対向面35及び傾斜面36には、手摺り支柱11の中空部11aを外部に連通させるように排水溝38が設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
躯体の表面と縦材との間にカバー部材が設けられる屋外構造物であって、
前記縦材は、中空部を有した筒状を成すように構成され、
前記カバー部材には、前記縦材の下端に対向するように上面が設けられ、
前記縦材の下端と前記カバー部材の上面との間には、前記縦材の中空部を外部に連通させるように隙間が設けられていることを特徴とする屋外構造物。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記カバー部材の上面には、前記縦材から離隔するに従って漸次下方となるように傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の屋外構造物。
【請求項3】
前記カバー部材の上面には、前記縦材の中空部から外部に延在する排水溝を設けることによって前記隙間が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の屋外構造物。
【請求項4】
前記排水溝は、前記縦材から離隔するに従って漸次下方となるように傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の屋外構造物。
【請求項5】
前記躯体の表面には、前記カバー部材を貫通する状態で上方に向けて延在するように支持縦材が設けられ、
前記支持縦材において前記カバー部材よりも上方に延在する部分に前記縦材が連結されていることを特徴とする請求項1に記載の屋外構造物。
【請求項6】
前記支持縦材と前記カバー部材との間には止水材が介在されていることを特徴とする請求項5に記載の屋外構造物。
【請求項7】
前記支持縦材は、平板状を成す支持プレートを介して前記躯体の表面に固定され、
前記カバー部材には、前記支持プレートに当接することにより前記支持プレートに対して姿勢を規定する当接部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の屋外構造物。
【請求項8】
前記縦材には、外周部分に互いに空間を確保した状態で補助縦材が設けられ、
前記補助縦材の下面と前記カバー部材の上面との間には、前記空間を外部に連通させるように補助隙間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の屋外構造物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バルコニー等の屋外構造物に関するもので、手摺り支柱等の縦材を備えた屋外構造物の改良に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
バルコニー等の屋外構造物では、縦桟を備えた枠体を手摺り支柱に取り付けることによって手摺りが構成されている。手摺り支柱は、アンカーボルト等の固定部材によって躯体に固定されている。手摺り支柱と躯体との間には、カバー部材が設けられており、互いに連結部がカバー部材によって覆われている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-54279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、手摺り支柱としては、中空の筒状を成すものが多く適用されている。このため、例えば、手摺り用の枠体を取り付けるための取付ボルトが手摺り支柱の中空内部に達するまで設けられている場合には、雨水等の外部の水が手摺り支柱の内部に進入するおそれがある。上述したように、手摺り支柱の下端部には躯体との間を連結する固定部材が設けられているため、手摺り支柱の内部に進入した水が貯留された状態となると、固定部材や手摺り支柱の下端部が腐食する等、耐久性が損なわれる懸念がある。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、耐久性の向上を図ることのできる屋外構造物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る屋外構造物は、躯体の表面と縦材との間にカバー部材が設けられる屋外構造物であって、前記縦材は、中空部を有した筒状を成すように構成され、前記カバー部材には、前記縦材の下端に対向するように上面が設けられ、前記縦材の下端と前記カバー部材の上面との間には、前記縦材の中空部を外部に連通させるように隙間が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、縦材の中空部に進入した水はカバー部材の上面を伝い、隙間を通じて外部に排出されることになり、中空部に貯留された状態となるおそれがない。従って、縦材の下端部が腐食する等の問題を来すおそれがなく、耐久性の点で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態1である屋外構造物の斜視図である。
図1に示した屋外構造物の縦断面図である。
図1に示した屋外構造物の横断面図である。
図1に示した屋外構造物の要部を示す拡大横断面図である。
図1に示した屋外構造物の要部を示す拡大縦断面図である。
図1に示した屋外構造物に適用するカバー部材の平面図である。
図1に示した屋外構造物に適用するカバー部材を上方側から見た斜視図である。
図1に示した屋外構造物に適用するカバー部材を下方側から見た斜視図である。
図1に示した屋外構造物を下方側から見た破断斜視図である。
図1に示した屋外構造物を傾斜した躯体の上面に設けた状態の縦断面図である。
本発明の実施の形態2である屋外構造物の斜視図である。
図11に示した屋外構造物の縦断面図である。
図11に示した屋外構造物の横断面図である。
図11に示した屋外構造物の要部を示す拡大横断面図である。
図11に示した屋外構造物の要部を示す拡大縦断面図である。
実施の形態2の変形例である屋外構造物の要部横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る屋外構造物の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0010】
(実施の形態1)
図1~図3は、本発明の実施の形態1である屋外構造物を示すものである。ここで例示する屋外構造物は、予め木材やコンクリートによって構成されたパラペット(躯体)1の上面1aに構成されるバルコニーの手摺りユニット10であり、複数の手摺り支柱(縦材)11を備えている。なお、手摺りユニット10を設けるパラペット1の上面1aは、ほぼ水平となるように施工された状態にある。
(【0011】以降は省略されています)

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