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公開番号2024074012
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022185050
出願日2022-11-18
発明の名称放射線検出装置
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人ウィルフォート国際特許事務所
主分類G01T 1/204 20060101AFI20240523BHJP(測定;試験)
要約【課題】被検出液から放射される放射線の検出精度を向上することが可能な放射線検出装置の提供を目的とする。
【解決手段】放射線検出装置1は、被検出液sに含まれる放射性物質Nからの放射線rの線量率を測定する放射線検出装置であって、第1の蛍光体保持部111bを有する導入口111aを介して被検出液sを取り込み、第2の蛍光体保持部112bを有する排出口112aを介して被検出液sを排出する流路部材11と、流路部材11内に保持され、放射性物質Nからの放射線rにより光子pを生成する粉末状の蛍光体21と、流路部材11の中途に接続され、生成した光子pを検出する光検出部31と、を備え、流路部材11は、取り込まれた被検出液sの少なくとも一部と蛍光体21とが循環するように、ループ状に形成された流路を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被検出液に含まれる放射性物質からの放射線の線量率を測定する放射線検出装置であって、
第1の蛍光体保持部を有する導入口を介して前記被検出液を取り込み、第2の蛍光体保持部を有する排出口を介して前記被検出液を排出する流路部材と、
前記流路部材内に保持され、前記放射性物質からの放射線により光子を生成する粉末状の蛍光体と、
前記流路部材の中途に接続され、生成した前記光子を検出する光検出部と、を備え、
前記流路部材は、取り込まれた前記被検出液の少なくとも一部と前記蛍光体とが循環するように、ループ状に形成された流路を有していることを特徴とする放射線検出装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
請求項1に記載の放射線検出装置であって、
前記流路部材の中途に設けられ、前記流路部材中の前記被検出液が逆流するのを防止する逆流防止機構を備えている放射線検出装置。
【請求項3】
請求項1に記載の放射線検出装置であって、
前記流路部材と前記光検出部との間に介在し、前記蛍光体により生成した光子を前記光検出部に伝送する光伝送部を備えている放射線検出装置。
【請求項4】
請求項1に記載の放射線検出装置であって、
前記流路部材の前記光検出部に対応する部位に配置され、前記流路部材中の前記被検出液の流速を減速させる流速減速機構を備えている放射線検出装置。
【請求項5】
請求項1に記載の放射線検出装置であって、
前記流路部材の中途に、二以上の光検出部が設けられている放射線検出装置。
【請求項6】
請求項1に記載の放射線検出装置であって、
前記流路部材の中途に設けられ、前記蛍光体の劣化度合いをモニタする蛍光体劣化度合モニタ部を備えている放射線検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線検出装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
放射性物質を含む汚染水などから放射される放射線の測定方法として、例えば、液体シンチレータ、電離箱、固体シンチレータ等を用いた技術が知られている。
【0003】
中でも、オンラインかつリアルタイムで測定可能な技術は有用であり、その1つとして、対向配置した平板状の固体シンチレータの間にサンプリング容器を配置し、このサンプリング容器に汚染水(被検出液)を通水することで、被検出液から放射される放射線により固体シンチレータを励起し、生成した光子を測定することで放射性物質の濃度をモニタする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
この技術によれば、同時に2つの固体シンチレータを用いて放射線をモニタするため、ノイズを除去することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-178336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述したような従来の技術では、固体シンチレータどうしを近づけて検出感度を高める必要があり、これに伴いサンプリング容器の厚みが薄くなる。一方、サンプリング容器の厚みが薄くなると、容器内を流下する被検出液中の放射性物質の絶対量が少なくなる。このため、結果として放射性物質から放射される放射線の発生量が少なくなり、検出精度が低くなる虞がある。
【0007】
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、被検出液から放射される放射線の検出精度を向上することが可能な放射線検出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一つの態様は、
被検出液に含まれる放射性物質からの放射線の線量率を測定する放射線検出装置であって、
第1の蛍光体保持部を有する導入口を介して前記被検出液を取り込み、第2の蛍光体保持部を有する排出口を介して前記被検出液を排出する流路部材と、
前記流路部材内に保持され、前記放射性物質からの放射線により光子を生成する粉末状の蛍光体と、
前記流路部材の中途に接続され、生成した前記光子を検出する光検出部と、を備え、
前記流路部材は、取り込まれた前記被検出液の少なくとも一部と前記蛍光体とが循環するように、ループ状に形成された流路を有している放射線検出装置、である。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、被検出液から放射される放射線の検出精度を向上することが可能な放射線検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態を示す概略図である。
放射線による光子の生成を説明する概略図である。
第1実施形態のシステム全体を示す概略図である。
光子の計数率と放射線の線量率との関係を示す概略図である。
蛍光体の発光強度と、単一光子の電気パルス信号との関係を示す概略図である。
第1実施形態の変形例を示す概略図である。
第1実施形態の変形例を示す概略図である。
第2実施形態を示す概略図である。
第3実施形態を示す概略図である。
第4実施形態を示す概略図である。
第5実施形態を示す概略図である。
第5の実施形態の変形例を示す概略図である。
第6実施形態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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