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公開番号2024075243
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-03
出願番号2022186532
出願日2022-11-22
発明の名称空燃比算出装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類G01N 27/41 20060101AFI20240527BHJP(測定;試験)
要約【課題】空燃比の算出精度の低下が抑制された空燃比算出装置を提供することを課題とする。
【解決手段】センサ素子と前記センサ素子を加熱するヒータとを含む空燃比センサに適用される空燃比算出装置であって、前記センサ素子の出力値を取得する取得部と、前記センサ素子のインピーダンスを算出するインピーダンス算出部と、前記ヒータへ投入された電力積算値を算出する電力算出部と、前記出力値に基づいて空燃比を算出する空燃比算出部と、を備え、前記空燃比算出部は、前記出力値に対応した空燃比が理論空燃比よりも小さいリッチ空燃比を示した場合の空燃比を、前記インピーダンスが高いほど及び前記電力積算値が小さいほどリーン側となるように前記空燃比を算出する、空燃比算出装置。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
センサ素子と前記センサ素子を加熱するヒータとを含む空燃比センサに適用される空燃比算出装置であって、
前記センサ素子の出力値を取得する取得部と、
前記センサ素子のインピーダンスを算出するインピーダンス算出部と、
前記ヒータへ投入された電力積算値を算出する電力算出部と、
前記出力値に基づいて空燃比を算出する空燃比算出部と、を備え、
前記空燃比算出部は、前記出力値に対応した空燃比が理論空燃比よりも小さいリッチ空燃比を示した場合の空燃比を、前記インピーダンスが高いほど及び前記電力積算値が小さいほどリーン側となるように前記空燃比を算出する、空燃比算出装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記空燃比算出部は、前記電力積算値が前記センサ素子からのHC成分の脱離が完了したものとみなすことができる所定値以上の場合には、前記電力積算値によらずに空燃比を算出する、請求項1の空燃比算出装置。
【請求項3】
前記電力算出部は、前記インピーダンスが所定値以上であり且つ前記ヒータの通電の停止時間が所定時間以上経過した場合に、前記電力積算値をゼロにリセットする、請求項2の空燃比算出装置。
【請求項4】
前記電力算出部は、前記ヒータへ印加される電圧と、前記ヒータへの通電のデューティ比とに基づいて、前記電力積算値を算出する、請求項1乃至3の何れかの空燃比算出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空燃比算出装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
センサ素子とセンサ素子を加熱するヒータとを含む空燃比センサの、センサ素子の出力値に基づいて空燃比を算出する装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-055279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ヒータによりセンサ素子を活性化温度にまで加熱している最中において、実際のガスの空燃比に対して空燃比センサの出力値がリッチ側にずれる、いわゆるコールドシュート現象が発生する場合がある。このような現象により空燃比の算出精度が低下するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、空燃比の算出精度の低下が抑制された空燃比算出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、センサ素子と前記センサ素子を加熱するヒータとを含む空燃比センサに適用される空燃比算出装置であって、前記センサ素子の出力値を取得する取得部と、前記センサ素子のインピーダンスを算出するインピーダンス算出部と、前記ヒータへ投入された電力積算値を算出する電力算出部と、前記出力値に基づいて空燃比を算出する空燃比算出部と、を備え、前記空燃比算出部は、前記出力値に対応した空燃比が理論空燃比よりも小さいリッチ空燃比を示した場合の空燃比を、前記インピーダンスが高いほど及び前記電力積算値が小さいほどリーン側となるように前記空燃比を算出する、空燃比算出装置によって達成できる。
【0007】
前記空燃比算出部は、前記電力積算値が前記センサ素子からのHC成分の脱離が完了したものとみなすことができる所定値以上の場合には、前記電力積算値によらずに空燃比を算出してもよい。
【0008】
前記電力算出部は、前記インピーダンスが所定値以上であり且つ前記ヒータの通電の停止時間が所定時間以上経過した場合に、前記電力積算値をゼロにリセットしてもよい。
【0009】
前記電力算出部は、前記ヒータへ印加される電圧と、前記ヒータへの通電のデューティ比とに基づいて、前記電力積算値を算出してもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、空燃比の算出精度の低下が抑制された空燃比算出装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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