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公開番号2024073307
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2022184432
出願日2022-11-17
発明の名称複合容器及びその製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 23/00 20060101AFI20240522BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】複合容器の外面の微細なテクスチャを維持するとともに、プラスチック製部材と加飾層との接着性を保持することが可能な、複合容器及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
複合容器10Aは、容器本体10と、容器本体10の外側に接着されることなく密着して設けられたプラスチック製部材40とを備える。プラスチック製部材40に加飾層43が設けられ、加飾層43は、UVオゾン処理された状態のプラスチック製部材40に形成されている。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
複合容器において、
容器本体と、
前記容器本体の外側に接着されることなく密着して設けられたプラスチック製部材と、を備え、
前記プラスチック製部材に加飾層が設けられ、前記加飾層は、UVオゾン処理された状態の前記プラスチック製部材に形成されている、複合容器。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記プラスチック製部材は、凹凸構造を有する、請求項1に記載の複合容器。
【請求項3】
前記凹凸構造の凸部と凹部との平均深さは、10μm以上100μm以下である、請求項2に記載の複合容器。
【請求項4】
複合容器の製造方法において、
プラスチック材料製のプリフォームを準備する工程と、
前記プリフォームの外側を取り囲むようにプラスチック製部材を設けることにより、前記プリフォームと、前記プリフォームの外側に密着された前記プラスチック製部材とを有する複合プリフォームを作製する工程と、
前記複合プリフォームを加熱するとともにブロー成形金型内に挿入する工程と、
前記ブロー成形金型内で前記複合プリフォームに対してブロー成形を施すことにより、前記複合プリフォームの前記プリフォーム及び前記プラスチック製部材を一体として膨張させる工程と、
前記膨張させた前記プラスチック製部材の外面をUVオゾン処理する工程と、
前記UVオゾン処理された前記プラスチック製部材に加飾層を設ける工程と、を備えた、複合容器の製造方法。
【請求項5】
ブロー成形後の前記プラスチック製部材は、凹凸構造を有する、請求項4に記載の複合容器の製造方法。
【請求項6】
前記凹凸構造の凸部と凹部との平均深さは、10μm以上100μm以下である、請求項5に記載の複合容器の製造方法。
【請求項7】
前記UVオゾン処理された前記プラスチック製部材の接触角は、60°以下である、請求項4に記載の複合容器の製造方法。
【請求項8】
前記UVオゾン処理された前記プラスチック製部材のぬれ張力は、42mN/m以上である、請求項4に記載の複合容器の製造方法。
【請求項9】
前記UVオゾン処理する工程において、前記プラスチック製部材にエキシマUV光が照射される、請求項4に記載の複合容器の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複合容器及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近時、飲食品等の内容液を収容するボトルとして、プラスチック製のものが一般化してきており、このようなプラスチックボトルには内容液が収容される。プラスチックボトルは、金型内にプリフォームを挿入し、2軸延伸ブロー成形することにより製造される。
【0003】
従来の2軸延伸ブロー成形法では、例えばPETやPP等の単層材料、多層材料又はブレンド材料等を含むプリフォームを用いて容器形状に成形している。しかしながら、従来の2軸延伸ブロー成形法においては、単にプリフォームを容器形状に成形するだけであるのが一般的である。このため、容器に対して様々な機能や特性(バリア性や保温性等)を持たせる場合、例えばプリフォームを構成する材料を変更する等、その手段は限定されてしまう。
【0004】
これに対して本出願人は、特許文献1において、容器に対して様々な機能や特性を付与することが可能な複合容器を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-128858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで従来、プラスチック容器を加飾する場合、ラベルやシール等のように容器と別の部材を容器に付与する場合がある。あるいは、オフセット印刷、パッド印刷、スクリーン印刷又はホットスタンプなどのように容器に直接加飾を施す方法も存在する。
【0007】
上述した複合容器に直接加飾を施す場合、加飾前の複合容器に対してフレーム処理、プラズマ処理又はコロナ放電処理を行って複合容器の表面のぬれ性を上げることが考えられる。これにより、複合容器の表面とインキとの接着性が向上する。しかしながら、フレーム処理、プラズマ処理又はコロナ放電処理は、その工程で少なからず複合容器にダメージを与える。このため、特に複合容器の表面に凹凸等の微細なテクスチャが施されている場合、そのテクスチャが消失してしまうことが課題となる。
【0008】
本実施の形態は、複合容器の外面の微細なテクスチャを維持するとともに、プラスチック製部材と加飾層との接着性を保持することが可能な、複合容器及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の実施の形態は、以下の[1]~[9]に関する。
【0010】
[1]複合容器において、容器本体と、前記容器本体の外側に接着されることなく密着して設けられたプラスチック製部材と、を備え、前記プラスチック製部材に加飾層が設けられ、前記加飾層は、UVオゾン処理された状態の前記プラスチック製部材に形成されている、複合容器。
(【0011】以降は省略されています)

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