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公開番号2024071879
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-27
出願番号2022182362
出願日2022-11-15
発明の名称液体肥料散布装置の分配機
出願人株式会社北海コーキ
代理人個人
主分類A01C 15/00 20060101AFI20240520BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 液体肥料を複数の散布装置に均等に分配して供給することを可能とする分配装置を提供する。
【解決手段】 上部から供給される液体肥料が留まるよう有底円筒状に形成され、その底面部21の内側の周縁部に沿う位置に、複数の供給ホース13,・・・,13に液体肥料を均等に分配する複数の定量孔22,・・・,22を適宜間隔で形成した分配筒20と、 分配筒20の内部であって、底面部21の上方に回転可能に配置され、分配筒20内の液体肥料を撹拌しつつ各定量孔22,・・・,22へ導入するドーム部31を備え、ドーム部31の下部に設けられて該ドーム部31の回転する径方向に延出すると共に底面部21に摺動して各定量孔22,・・・,22の上縁に形成した刃部22aとの間で剪断可能な刃部32bを有するカッタ部32を備えた撹拌部30と、を具備している。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
上部から供給される液体肥料が留まるよう有底円筒状に形成され、その底面部の内側の周縁部に沿う位置に、複数の供給ホースに液体肥料を均等に分配する複数の定量孔を適宜間隔で形成した分配筒と、
前記分配筒の内部であって、前記底面部の上方に回転可能に配置され、前記分配筒内の液体肥料を撹拌しつつ前記各定量孔へ導入するドーム部を備え、前記ドーム部の下部に設けられて該ドーム部の回転する径方向に延出するとともに前記底面部の前記各定量孔の上縁に形成した刃部との間で、剪断可能な刃部を有するカッタ部を備えた撹拌部と、
を具備していることを特徴とする液体肥料散布装置の分配機。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記複数の定量孔は、前記底面部の内側の周縁部に沿う位置に、一定の間隔毎に形成したことを特徴とする請求項1に記載の液体肥料散布装置の分配機。
【請求項3】
前記カッタ部は、前記ドーム部の回転方向に一定間隔毎に複数個を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体肥料散布装置の分配機。
【請求項4】
前記カッタ部は、前記定量孔より大きく、かつ回転自在に支持した円盤状に形成し、この円盤状の外周縁を刃部に形成していることを特徴とする請求項1に記載の液体肥料散布装置の分配機。
【請求項5】
前記カッタ部は、前記定量孔より大きく、かつ回転自在に支持した円盤状に形成し、この円盤状の外周縁を刃部に形成していることを特徴とする請求項2に記載の液体肥料散布装置の分配機。
【請求項6】
前記カッタ部は、前記定量孔より大きく、かつ回転自在に支持した円盤状に形成し、この円盤状の外周縁を刃部に形成していることを特徴とする請求項3に記載の液体肥料散布装置の分配機。
【請求項7】
前記ドーム部は、その外周面にフィン部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の液体肥料散布装置の分配機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、家畜の糞尿などから構成される液体肥料を、牧草地や畑などの土壌に散布する際に利用される液体肥料散布装置の分配機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から牛や馬や豚などの家畜の糞尿は、牧草地や畑などに散布することにより、土壌の肥料や堆肥として利用している。糞尿など、いわゆる液体肥料を用いて土壌を肥沃にすることは有機栽培農業を促進することになる。
従来、特許文献1では家畜糞尿の散布装置が開示されている。すなわち、液体肥料を収容したバキュームカーがトラクタなどで牽引されながら、バキュームカー内の液体肥料が分配機に送られ、この分配機から複数本の供給ホースへ分配される。さらに液体肥料は各供給ホースの先端に設けた排出インジェクタから土壌に形成した溝に散布される。溝まわりの土は各排出インジェクタの後方に設けられたローラにより転圧され埋め戻される。溝内に散布された液体肥料は土で覆われるので悪臭がなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-109886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1における家畜糞尿の散布装置は、バキュームカー内の液体肥料が分配機から複数本の供給ホースに分配されるのであるが、各供給ホースへ分配される液体肥料の量は均等であることが望ましい。液体肥料が牧草地や畑などの圃場の土壌に満遍なく散布されることによって土壌全体が均一に肥沃になるからである。しかしながら、液体肥料を各供給ホースに均等に分配する装置に関しては、出願人の知る限り、従来技術は見当たらない。
また、家畜の糞尿には牧草や藁等の固形物がかなりの程度含まれている。一般的に、液体肥料は70%が尿であり、残りは糞と固形物である。そのため、固形物が大きい場合は分配機内の供給用の孔が狭くなったり、各供給ホースが詰まったりする原因となり、液体肥料を均等に分配することが難しくなる。そのために、液体肥料が圃場の土壌に対して満遍なく散布されなくなるとともに、液体肥料の散布時間も長くなってしまうという課題があった。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、液体肥料を複数の散布装置に均等に分配して供給することを可能とし、目詰まりなどを起こすことなく、円滑にインジェクタへ液体肥料を送り込むことできる分配機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、上部から供給される液体肥料が留まるよう有底円筒状に形成され、その底面部の内側の周縁部に沿う位置に、複数の供給ホースに液体肥料を均等に分配する複数の定量孔を適宜間隔で形成した分配筒と、
前記分配筒の内部であって、前記底面部の上方に回転可能に配置され、前記分配筒内の液体肥料を撹拌しつつ前記各定量孔へ導入するドーム部を備え、前記ドーム部の下部に設けられて該ドーム部の回転する径方向に延出すると共に前記底面部に摺動して前記各定量孔の上縁に形成した刃部との間で剪断可能な刃部を有するカッタ部を備えた撹拌部と、を具備していることを特徴としている。
【0007】
請求項2記載の発明は、上記1項において、前記複数の定量孔は、前記底面部の内側の周縁部に沿う位置に、一定の間隔毎に形成したことを特徴としている。
【0008】
請求項3記載の発明は、上記1項又は2項において、前記カッタ部は、前記ドーム部の回転方向に一定間隔毎に複数個を備えたことを特徴としている。
【0009】
請求項4記載の発明は、上記1項において、前記カッタ部は、前記定量孔より大きく、かつ回転自在に支持した円盤状に形成し、この円盤状の外周縁を刃部に形成していることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、上記2項において、前記カッタ部は、前記定量孔より大きく、かつ回転自在に支持した円盤状に形成し、この円盤状の外周縁を刃部に形成していることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、上記3項において、前記カッタ部は、前記定量孔より大きく、かつ回転自在に支持した円盤状に形成し、この円盤状の外周縁を刃部に形成していることを特徴としている。
【0010】
請求項7記載の発明は、前記ドーム部は、その外周面にフィン部を備えていることを特徴としている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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