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公開番号2024070780
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2023049071
出願日2023-03-24
発明の名称X線検査システム、破袋システムおよび破砕システム
出願人大谷清運株式会社,オクト産業株式会社
代理人個人
主分類G01N 23/10 20180101AFI20240516BHJP(測定;試験)
要約【課題】袋中の物品にリチウムイオン二次電池の有無を検査することができるX線検査システム、破袋システムおよび破砕システムを提供する。
【解決手段】X線検査システム100は、袋中にある物品に、リチウムイオン二次電池が含まれているかどうかを検査するためのものであり、検査室20と、検査室20に物品を導入するためのトンネル導入部24と、検査室20の天井に設けられたX線源26と、 検査室20において物品が通過する搬送路の下に設けられたX線のX線センサ28とを含む。トンネル導入部24は、X線源26から発したX線が外部に漏れないようにするためのものである。リチウムイオン二次電池の有無を判断する第1の判断部64aを含む。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
検査対象の物品または物品群にリチウムイオン二次電池が含まれているかどうかを検査するためのものであり、
検査室と、
前記検査室に前記物品を導入するためのトンネル導入部と、
前記検査室の天井に設けられたX線源と、
前記検査室において前記物品が通過する搬送路の下に設けられたX線のX線センサとを含み、
前記トンネル導入部は、X線源から発したX線が外部に漏れないようにするためのものであり、
前記リチウムイオン二次電池の有無を判断する第1の判断部を含むX線検査システム。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記第1の判断部は、判断アルゴリズムまたは分類器に基づき判断がなされ、
前記判断アルゴリズムまたは分類器を学習させる第1の学習部を含むX線検査システム。
【請求項3】
検査対象の物品または物品群にリチウムイオン二次電池が含まれているかどうかを検査室内で検査するためのものであり、
前記検査室に設けられたX線源と、
前記X線源から発したX線が外部に漏れないようにするためのトンネル導入部と、
リチウムイオン二次電池が混在している物品を透過したX線を受け、当該透過X線に基づき前記リチウムイオン二次電池の有無を検査するX線検査システム。
【請求項4】
請求項1または3において、
X線が前記トンネル導入部から漏れ出た場合に、漏れ出たX線量は1μシーベルト/時間以下であるX線検査システム。
【請求項5】
請求項1または3において、
少なくとも、前記物品の形状およびX線吸収率に基づき、リチウムイオン二次電池の有無を判断するX線検査システム。
【請求項6】
請求項1または3において、
前記物品は、袋に入れられ、前記袋および前記袋内にある物品の総重量は50kg以下であり、前記袋は100リットル以下である、X線検査システム。
【請求項7】
請求項3において、
前記X線源は、前記トンネル導入部の天井の位置よりも高い位置にあるX線検査システム。
【請求項8】
請求項1または3において、
前記X線検査システムから出た物品のうち、強磁性体を含むものを抽出する強磁性体抽出部を含むX線検査システム。
【請求項9】
請求項8において、
前記強磁性体抽出部により抽出できるものかどうかを、前記X線センサが検出した前記X線の透過X線により得られた形状により判断する第2の判断部を含むX線検査システム。
【請求項10】
請求項1または3において、
前記X線源のX線管電圧が30~80kVの範囲にあるX線検査システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を検査し得るX線検査システム、破袋システムおよび破砕システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
回収されたゴミ袋を処分するに当たり、ゴミ袋を破り、袋の中のゴミを出し、ゴミ袋とゴミを分別することが行われている。ゴミ袋を破る際に、破袋機が用いられている(特開2006-218468)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-218468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リチウムイオン二次電池がゴミ袋内のゴミに混在した状態で、破袋機にかけられた場合に、破裂するなどの危険性があるため、破袋機にかける前にリチウムイオン二次電池の有無を確認する必要があるものの、自動的にリチウムイオン二次電池が混入した袋を確認することはできずにいた。
【0005】
また、ごみや資源物が個別的にコンベアーで運ばれている際に、リチウムイオン電池やリチウムイオン電池を含む機器などを自動で把握することは、処理作業を行う上で、有用である。
【0006】
本発明の目的は、物品にリチウムイオン二次電池の有無を検査することができるX線検査システム、破袋システムおよび破砕システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1のX線検査システムは、
検査対象の物品または物品群にリチウムイオン二次電池が含まれているかどうかを検査するものであり、
検査室と、
前記検査室に前記物品を導入するためのトンネル導入部と、
前記検査室の天井に設けられたX線源と、
前記検査室において前記物品が通過する搬送路の下に設けられたX線センサとを含み、
前記トンネル導入部は、X線源から発したX線が外部に漏れないようにするためのものであり、
前記リチウムイオン二次電池の有無を判断する第1の判断部を含む。
【0008】
本願発明者らは、ゴミの重さからX線検査室の導入部に遮蔽カーテンが設けられている場合に、遮蔽カーテンの重さからゴミ袋が遮蔽カーテンを通過できないという課題を発見し、トンネル導入部を設けることで遮蔽カーテンを設けない態様または薄い遮蔽カーテンの態様でX線検査システムを実現することを見出した。本発明によれば、たとえば、ゴミまたは資源物の中からリチウムイオン二次電池の有無を事前に容易に確認することができる。
【0009】
本発明において、
前記第1の判断部は、判断アルゴリズムまたは分類器に基づき判断がなされ、
前記判断アルゴリズムまたは分類器を学習させる第1の学習部を含むことができる。
【0010】
本発明の第2のX線検査システムは、
検査対象の物品または物品群にリチウムイオン二次電池が含まれているかどうかを検査室内で検査するためのものであり、
前記検査室に設けられたX線源と、
前記X線源から発したX線が外部に漏れないようにするためのトンネル導入部と、
リチウムイオン二次電池が混在している物品を透過したX線を受け、当該透過X線に基づき前記リチウムイオン二次電池の有無を検査する。
(【0011】以降は省略されています)

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