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公開番号2024070386
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022180841
出願日2022-11-11
発明の名称電子デバイス
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01C 19/5628 20120101AFI20240516BHJP(測定;試験)
要約【課題】リードと基板との接触による破損を抑制することのできる電子デバイスを提供すること。
【解決手段】電子デバイスは、表裏関係にある第1面および第2面を有する基板と、第2面に搭載された第1電子部品と、基板の第2面に導電性の接合部材を介して接合されたリードと、を有し、リードは、基板に沿った方向に延在し接合部材を介して第2面に接合された基端部と、基端部よりも基板の厚さ方向において基板から遠位に位置し端子面を有する先端部と、基端部と先端部とを接続する接続部と、を有し、リードが延在する面に直交する方向から見たとき、接合部材が基端部に接する最も外側の位置と基板の外縁とを結ぶ線と基端部とのなす角をθ1とし、第1電子部品と端子面との基板の厚さ方向における距離をd1とし、基端部と接続部との境界部と接合部材との基板に沿う方向における距離をd2とし、arctan(d1/d2)=θ2としたとき、θ1>θ2である。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
互いに表裏関係にある第1面および第2面を有する基板と、
前記第2面に搭載されている第1電子部品と、
前記基板の前記第2面側に位置し、前記第2面に導電性の接合部材を介して接合されているリードと、を有し、
前記リードは、前記基板に沿った方向に延在し前記接合部材を介して前記第2面に接合されている基端部と、前記基端部よりも前記基板の厚さ方向において前記基板から遠位に位置し端子面を有する先端部と、前記基端部と前記先端部とを接続する接続部と、を有し、
前記リードが延在する面に直交する方向から見たとき、前記接合部材が前記基端部に接する最も外側の位置と前記基板の外縁とを結ぶ線と前記基端部とのなす角をθ1とし、前記第1電子部品と前記端子面との前記基板の厚さ方向における距離をd1とし、前記基端部と前記接続部との境界部と前記接合部材との前記基板に沿う方向における距離をd2とし、arctan(d1/d2)=θ2としたとき、θ1>θ2であることを特徴とする電子デバイス。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記接合部材は、前記基板の外縁よりも内側に位置し、
前記基板と前記基端部との前記基板の厚さ方向における距離をd3とし、前記基板の外縁と前記接合部材との前記基板に沿う方向における距離をd4としたとき、d1/d2<d3/d4である請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項3】
前記基端部は、露出している請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項4】
前記第1面に搭載されている第2電子部品と、
前記第1面に接合され、前記基板との間に前記第2電子部品を収容するキャップと、を有する請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項5】
側面が前記第1面に接合されている第1支持基板と、
前記第1支持基板の主面に接合されている第3電子部品と、
側面が前記第1面に接合されている第2支持基板と、
前記第2支持基板の主面に接合されている第4電子部品と、を有する請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項6】
前記接合部材は、前記基板の外縁と重なっている請求項1に記載の電子デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子デバイスに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の電子デバイスは、基板と、基板の上面に接合された3つの角速度センサーと、基板2の下面に接合された加速度センサーと、基板の下面に接合された複数のリードを備えるリード群と、各角速度センサーを覆うように基板に被せられたキャップと、加速度センサーをモールド封止すると共にキャップを基板に接合するモールド部と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-046922号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の電子デバイスでは、モールド部を有するため、モールド部の吸湿、膨張により生じる応力により基板が反り、基板上に搭載された各センサーの検出特性が悪化するおそれがある。また、微小な隙間にモールド材を充填しきれず、電気的な導通不良を引き起こすおそれもある。このような問題点が生じないように、特許文献1の電子デバイスからモールド部を省略することが考えられる。
【0005】
しかしながら、特許文献1の電子デバイスからモールド部を省略した場合、リードの基端部がモールド部で固定されず、衝撃等によってリードが変形して基板に接触し、リードや基板が破損するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電子デバイスは、互いに表裏関係にある第1面および第2面を有する基板と、
前記第2面に搭載されている第1電子部品と、
前記基板の前記第2面側に位置し、前記第2面に導電性の接合部材を介して接合されているリードと、を有し、
前記リードは、前記基板に沿った方向に延在し前記接合部材を介して前記第2面に接合されている基端部と、前記基端部よりも前記基板の厚さ方向において前記基板から遠位に位置し端子面を有する先端部と、前記基端部と前記先端部とを接続する接続部と、を有し、
前記リードが延在する面に直交する方向から見たとき、前記接合部材が前記基端部に接する最も外側の位置と前記基板の外縁とを結ぶ線と前記基端部とのなす角をθ1とし、前記第1電子部品と前記端子面との前記基板の厚さ方向における距離をd1とし、前記基端部と前記接続部との境界部と前記接合部材との前記基板に沿う方向における距離をd2とし、arctan(d1/d2)=θ2としたとき、θ1>θ2である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る電子デバイスの上面図である。
電子デバイスのキャップを省略した上面図である。
電子デバイスの下面図である。
第2電子部品の断面図である。
第3電子部品の断面図である。
第4電子部品の断面図である。
図2中のA-A線断面図である。
電子デバイスを実装した状態を示す断面図である。
リードが変形して第1電子部品が実装面に接触した状態を示す断面図である。
電子デバイスのリード部分を拡大した部分拡大断面図である。
電子デバイスのリード部分を拡大した部分拡大断面図である。
第2実施形態に係る電子デバイスが有するリード部分を拡大した部分拡大断面図である。
第3実施形態に係る電子デバイスが有するリード部分を拡大した部分拡大断面図である。
第4実施形態に係る電子デバイスのキャップを省略した上面図である。
第1支持基板の断面図である。
第2支持基板の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の電子デバイスを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図には、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸として図示している。X軸と平行な方向を「X軸方向」とも言い、Y軸と平行な方向を「Y軸方向」とも言い、Z軸と平行な方向を「Z軸方向」とも言う。また、Z軸方向が鉛直方向に沿っており、Z軸方向プラス側を「上」、Z軸方向マイナス側を「下」とも言う。
【0009】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る電子デバイスの上面図である。図2は、電子デバイスのキャップを省略した上面図である。図3は、電子デバイスの下面図である。図4は、第2電子部品の断面図である。図5は、第3電子部品の断面図である。図6は、第4電子部品の断面図である。図7は、図2中のA-A線断面図である。図8は、電子デバイスを実装した状態を示す断面図である。図9は、リードが変形して第1電子部品が実装面に接触した状態を示す断面図である。図10および図11は、それぞれ、電子デバイスのリード部分を拡大した部分拡大断面図である。
【0010】
図1ないし図3に示す電子デバイス1は、QFP(Quad Flat Package)構造である。また、電子デバイス1は、基板2と、基板2の上面21に接合された第2電子部品3z、第3電子部品3xおよび第4電子部品3yと、基板2の下面22に接合された第1電子部品6と、基板2の下面22に接合された複数のリード71を備えるリード群7と、第2電子部品3z、第3電子部品3xおよび第4電子部品3yを覆うように基板2に被せられたキャップ10と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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