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公開番号2024067403
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177454
出願日2022-11-04
発明の名称椅子
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47C 7/02 20060101AFI20240510BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】座シェルの曲げ剛性を充分に高め、かつ外部からの見栄えを良好にすることができるうえ、座シェルを成形するための成形型の構造を簡素化することができる椅子を提供する。
【解決手段】椅子は支持構造体と座体を備える。座体は座シェル10を備える。座シェル10の下面側には、一対の膨出突条16と中央底壁21とが設けられる。一対の膨出突条16は、座シェル10の下面側の椅子幅方向に離間した二位置から下方に膨出し、前後方向に略沿って延出する。中央底壁21は膨出突条16とともに下向きの凹形状部を形成する。中央底壁21には、上下方向に貫通し、かつ前後方向に延出するガイド孔26F,26Rが設けられる。凹形状部には支持構造体の座受部が配置される。座受部には、ガイド孔に前後移動可能に係合されるとともに、座シェル10に対して上下方向に抜け規制される被ガイド部が設けられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
座受部を有する支持構造体と、
前記座受部に前後方向に位置調整可能に支持される座体と、を備え、
前記座体は、着座荷重を受け止める座シェルを備え、
前記座シェルの下面側には、
椅子幅方向に離間した二位置から下方に膨出するとともに、前後方向に略沿って延出する一対の膨出突条と、
一対の前記膨出突条の間にあって、一対の前記膨出突条とともに下向きの凹形状部を形成する中央底壁と、が設けられ、
前記中央底壁には、上下方向に貫通し、かつ前後方向に延出するガイド孔が設けられ、
前記凹形状部には、前記座受部が配置され、
前記座受部には、前記ガイド孔に前後移動可能に係合されるとともに、前記座シェルに対して上下方向に抜け規制される被ガイド部が設けられていることを特徴とする椅子。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記中央底壁には、当該中央底壁の上方側で前記被ガイド部と当接することにより、前記座受部に対する前記座体の前後方向の変位を規制する変位規制部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
【請求項3】
前記被ガイド部は、
前記ガイド孔内に配置される狭幅部と、
前記狭幅部の上部に連設され、前記狭幅部よりも椅子幅方向の幅が広い抜け規制部と、を備え、
前記ガイド孔の前後方向の端部の近傍には、前記抜け規制部が上下に挿脱可能な挿脱許容部が設けられ、
前記変位規制部は、前記挿脱許容部と前後方向で重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の椅子。
【請求項4】
前記膨出突条には、前記変位規制部を変位操作可能な操作部が設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の椅子。
【請求項5】
前記操作部は、前記変位規制部と一体部材として構成されていることを特徴とする請求項4に記載の椅子。
【請求項6】
前記膨出突条は、内側壁と外側壁によって囲まれた中空構造とされていることを特徴とする請求項4に記載の椅子。
【請求項7】
前記座シェルの下面側には、前記凹形状部の前後の少なくとも一方で下方に膨出するとともに、椅子幅方向に延出して一対の前記膨出突条を相互に連結する連結突条が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、座体が支持構造体の座受部に位置調整可能に組付けられた椅子に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
事務用等に用いられる椅子として、支持構造体である脚部の上部に配置される支基(座受部)に対し、座体が前後方向に位置調整可能に組付けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の椅子は、着座荷重を下方で受け止める座シェルの下面側に、後方側に略コ状に開口する枠部が突設され、枠部の左右の側壁上部の内面に椅子幅方向外側に窪むガイド溝が形成されている。座受部である支基の上部には、椅子幅方向外側に張り出すガイドフランジが突設され、左右のガイドフランジが座シェル側のガイド溝に前後移動可能に支持されている。
【0004】
特許文献1に記載の椅子は、座シェルの下面に枠部が突設されているため、枠部によって座シェルの曲げ方向の剛性を高めることができるとともに、支基と座シェルの係合部(ガイドフランジとガイド溝の係合部)を枠部によって覆い隠すことができる。したがって、本構成を採用した場合には、座シェルの曲げ剛性を充分に高め、かつ外部からの見栄えを良好にすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-092525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載の椅子は、座シェルの下面側に突設される枠部の内側面に、椅子幅方向外側に窪むガイド溝が形成されるため、座シェルを成形するための成形型の構造が複雑になり易い。即ち、座シェルの本体部は上下方向に型抜きされるが、ガイド溝は、この型抜き方向と交差する方向(略水平方向)に窪んでいるため、成形型には、シェル本体を造形する主型と型抜き方向の異なる中子を別に設けなければならない。
【0007】
そこで本発明は、座シェルの曲げ剛性を充分に高め、かつ外部からの見栄えを良好にすることができるうえ、座シェルを成形するための成形型の構造を簡素化することができる椅子を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る椅子は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、本発明に係る椅子は、座受部を有する支持構造体と、前記座受部に前後方向に位置調整可能に支持される座体と、を備え、前記座体は、着座荷重を受け止める座シェルを備え、前記座シェルの下面側には、椅子幅方向に離間した二位置から下方に膨出するとともに、前後方向に略沿って延出する一対の膨出突条と、一対の前記膨出突条の間にあって、一対の前記膨出突条とともに下向きの凹形状部を形成する中央底壁と、が設けられ、前記中央底壁には、上下方向に貫通し、かつ前後方向に延出するガイド孔が設けられ、前記凹形状部には、前記座受部が配置され、前記座受部には、前記ガイド孔に前後移動可能に係合されるとともに、前記座シェルに対して上下方向に抜け規制される被ガイド部が設けられていることを特徴とする。
【0009】
上記の構成により、座体は、座シェルの中央底壁のガイド孔が被ガイド部に係合された状態において、前後方向に移動可能となる。また、座体の座シェルは、被ガイド部によって上下方向に抜け規制される。
本発明に係る椅子は、前後方向に略沿って延出する一対の膨出突条が座シェルの下面側に設けられているため、座シェルの曲げ剛性を膨出突条によって効率良く高めることができる。さらに、支持構造体の上部の座受部は、一対の膨出突条によって囲まれた凹形状部に配置されるため、座受部が外部から見えにくくなり、外部からの見栄えが良好になる。
また、本発明に係る椅子は、座受部の被ガイド部が座シェルの中央底壁を上下方向に貫通するガイド孔に係合し、それによって座体の前後移動が案内される。このため、座シェルを型成形する際には、座シェルの外面を造形する部分の型抜き方向と、ガイド孔を造形する部分の型抜き方向をほぼ一致させることができる。
【0010】
前記中央底壁には、当該中央底壁の上方側で前記被ガイド部と当接することにより、前記座受部に対する前記座体の前後方向の変位を規制する変位規制部が設けられるようにしても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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