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公開番号2024065142
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022173879
出願日2022-10-31
発明の名称溶接トーチ用ノズル
出願人株式会社ダイヘン
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B23K 9/29 20060101AFI20240508BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】シールド範囲を拡大させることが可能な溶接トーチ用ノズルを提供する。
【解決手段】溶接トーチ本体の先端に取り付けられ、コンタクトチップを取り囲むように設けられ、両端が開口する円筒形状の溶接トーチ用ノズル13であって、先端部134と、溶接トーチ本体に装着される装着部131と、先端部134と装着部131とを連結する本体部132,133と、を含み、先端部134の先端には、全周にわたって均等のピッチで配置され、本体部132,133側に向かって延びる複数の凹部溝134bが設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
溶接トーチ本体の先端に取り付けられ、コンタクトチップを取り囲むように設けられ、両端が開口する円筒形状の溶接トーチ用ノズルであって、
先端部と、
溶接トーチ本体に装着される装着部と、
前記先端部と前記装着部とを連結する本体部と、
を含み、
前記先端部の先端には、全周にわたって均等のピッチで配置され、前記本体部側に向かって延びる複数の凹部溝が設けられている、
溶接トーチ用ノズル。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記コンタクトチップの先端は、前記溶接トーチ用ノズルの前記先端部の開口端よりも先端側に露出している、
請求項1に記載の溶接トーチ用ノズル。
【請求項3】
前記本体部は、先端側に向かうしたがって窄む形態を有し、
前記先端部も、先端側に向かうしたがって窄む形態を有している、
請求項1に記載の溶接トーチ用ノズル。
【請求項4】
前記凹部溝の前記装着部側に向かう溝深さは、
前記先端部の開口部における前記凹部溝の開口幅よりも大きく設けられている、
請求項1に記載の溶接トーチ用ノズル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、溶接トーチ用ノズルに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
母材同士を液相状態(溶融)状態で接合する溶接を「融接」といい、融接には、「アーク溶接」、「電子ビーム溶接」、「レーザー溶接」、「プラズマアーク溶接」などの種類が挙げられる。
【0003】
たとえば、「アーク溶接」に用いられる溶接トーチにおいては、先端部に設けられた溶接トーチ用ノズルが、コンタクトチップとオリフィスとを取り囲み、オリフィスに設けられたシールドガス噴出口から噴出されたシールドガスが、アーク、溶融池およびその周辺を大気から遮断して、溶接が行なわれる。このような、アーク溶接用の溶接トーチ用ノズルが、たとえば、特開2004-90013号公報(特許文献1)に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-90013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
アーク溶接では、シールドガスによる大気の遮断が不十分であると、アークや溶融池に大気が巻き込まれ、ブローホールやピットと呼ばれる欠陥が凝固部に生じることが知られている。そこで、溶接トーチ用ノズルの先端の口径を拡大して、シールドガスによるシールド範囲を拡げることで、大気の巻き込みを防ぐ方法がある。
【0006】
他方、ワークへのアプローチ性の観点に立てば、シールド範囲を拡大させるために溶接トーチ用ノズルの先端の口径を大きくすると、溶接対象によって(隅肉、重ね、開先等)適切なトーチ角度、チップ-母材間距離を保つことができなくなる。その結果、十分なガスシーリングが叶わず、溶接欠陥が生じるおそれがある。
【0007】
したがって、近年は、シールド範囲を拡大するような溶接トーチ用ノズルの開発が望まれている。さらに、アプローチ性能および操作性能を向上させる、溶接トーチ用ノズルの開発も望まれている。
【0008】
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、第1の目的は、シールド範囲を拡大させることが可能な溶接トーチ用ノズルを提供することにある。第2の目的は、第1の目的に加え、アプローチ性および操作性を向上さることが可能な溶接トーチ用ノズルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
[1]本開示の溶接トーチ用ノズルにおいては、溶接トーチ本体の先端に取り付けられ、コンタクトチップを取り囲むように設けられ、両端が開口する円筒形状の溶接トーチ用ノズルであって、先端部と、溶接トーチ本体に装着される装着部と、上記先端部と上記装着部とを連結する本体部と、を含み、上記先端部の先端には、全周にわたって均等のピッチで配置され、上記本体部側に向かって延びる複数の凹部溝が設けられている。
【0010】
[2]:[1]に記載の溶接トーチ用ノズルにおいて、上記コンタクトチップの先端は、上記溶接トーチ用ノズルの上記先端部の開口端よりも先端側に露出している。
(【0011】以降は省略されています)

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