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公開番号2024083922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022198015
出願日2022-12-12
発明の名称プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置
出願人株式会社ダイヘン
代理人個人,個人
主分類G01N 33/30 20060101AFI20240617BHJP(測定;試験)
要約【課題】油入電気機器から回収された絶縁油に対し、当該絶縁油の劣化に関する情報を効率的に取得することができるプログラム等を提供する。
【解決手段】コンピュータに、油入電気機器から回収した絶縁油を撮像した画像を取得し、絶縁油を含む画像を入力した場合に絶縁油の劣化に関する情報を出力するよう学習された学習モデルに、取得した絶縁油を含む画像を入力することにより、学習モデルから絶縁油の劣化に関する情報を取得し、取得した絶縁油の劣化に関する情報を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータに、
油入電気機器から回収した絶縁油を撮像した画像を取得し、
絶縁油を含む画像を入力した場合に該絶縁油の劣化に関する情報を出力するよう学習された学習モデルに、取得した前記絶縁油を含む画像を入力することにより、前記学習モデルから前記絶縁油の劣化に関する情報を取得し、
取得した前記絶縁油の劣化に関する情報を出力する
処理を実行させるプログラム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記絶縁油は、複数の前記油入電気機器から回収された絶縁油が集約されたものである
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記絶縁油の劣化に関する情報に基づき、前記絶縁油の再利用の可否に関する情報を導出し、
導出した前記絶縁油の再利用の可否に関する情報を出力する
請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記絶縁油の劣化に関する情報に基づき、前記絶縁油の再利用に関する情報を導出し、
導出した前記絶縁油の再利用に関する情報を出力し、
前記絶縁油の再利用に関する情報は、前記絶縁油を再利用することができる再利用期間を含む
請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記絶縁油の劣化に関する情報に基づき、前記絶縁油の再利用に関する情報を導出し、
導出した前記絶縁油の再利用に関する情報を出力し、
前記絶縁油の再利用に関する情報は、前記絶縁油を再利用するにあたり新品の絶縁油を混入する際の比率を含む
請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記絶縁油を含む画像は、可視光源にて撮像された画像であり、
前記学習モデルは、可視光源にて撮像された絶縁油の画像に対応するものであり、
前記油入電気機器から回収した前記絶縁油を不可視光源にて撮像した第2画像を取得し、
前記第2画像を入力した場合に絶縁油の劣化に関する情報を出力するよう学習された第2学習モデルに、取得した前記第2画像を入力することにより、前記第2学習モデルから前記絶縁油の劣化に関する第2情報を取得し、
前記絶縁油の劣化に関する情報、及び前記第2情報に基づき、前記絶縁油の再利用に関する情報を導出し、
導出した前記絶縁油の再利用に関する情報を出力する
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項7】
コンピュータに、
油入電気機器から回収した絶縁油を撮像した画像を取得し、
絶縁油を含む画像を入力した場合に絶縁油の劣化に関する情報を出力するよう学習された学習モデルに、取得した前記絶縁油を含む画像を入力することにより、前記学習モデルから絶縁油の劣化に関する情報を取得し、
取得した前記絶縁油の劣化に関する情報を出力する
処理をコンピュータに実行させる情報処理方法。
【請求項8】
油入電気機器から回収した絶縁油を撮像した画像を取得する画像取得部と、
絶縁油を含む画像を入力した場合に絶縁油の劣化に関する情報を出力するよう学習された学習モデルに、取得した前記絶縁油を含む画像を入力することにより、前記学習モデルから絶縁油の劣化に関する情報を取得する情報取得部と、
取得した前記絶縁油の劣化に関する情報を出力する出力部と
を備える情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
変圧器や遮断器、コンデンサ等の電気機器には、絶縁及び冷却を目的として絶縁油が使用されている。例えば、特許文献1には、環境負荷を低減できる植物油を絶縁油として使用した油入電気機器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-65858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された油入電気機器においては、当該油入電気機器から回収された絶縁油に対し、再生可否の判定を効率的に行う観点が考慮されていない。
【0005】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、油入電気機器から回収された絶縁油に対し、当該絶縁油の劣化に関する情報を効率的に取得することができるプログラム等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、油入電気機器から回収した絶縁油を撮像した画像を取得し、絶縁油を含む画像を入力した場合に該絶縁油の劣化に関する情報を出力するよう学習された学習モデルに、取得した前記絶縁油を含む画像を入力することにより、前記学習モデルから前記絶縁油の劣化に関する情報を取得し、取得した前記絶縁油の劣化に関する情報を出力する。
【0007】
本態様にあたっては、複数の油入電気機器から回収した絶縁油は、例えば、ビーカー等の透明の容器に注がれた状態にて回収される。当該絶縁油は、例えば、鉱油である。例えば、回収された絶縁油が入っている透明の容器は、白色光等の可視光源下において、CMOSカメラ等の撮像装置にて撮像される。白色光等の可視光源は、例えば、白色LED等であり、自然光(太陽光)に近い演色性が高い光源である。このように演色性が高い光源を用いることにより、変色度合を強調して撮影することが可能となり、学習モデルによる推論精度を向上させることができる。情報処理装置の制御部は、取得した絶縁油を含む画像に対し、例えば、当該絶縁油が入っている容器の背景をキーイングすることにより、当該背景を単色化し、絶縁油が入っている容器を抽出し易くするように前処理するものであってもよい。この場合、当該前処理された画像が、学習モデルに入力される。このようにキーイング処理等を施すことにより、絶縁油が入っている容器の背景を実質的に除去することができ、学習モデルによる推論精度を向上させることができる。絶縁油の劣化に関する情報は、例えば、絶縁油の劣化度を示す数値を含む。例えば、劣化度が0の場合、絶縁油は新品である。劣化度は、例えば0.5単位で設定されて、劣化度が1.0以下の場合、回収した絶縁油は再生可能であると判定されるものであってもよい。この場合、劣化度が1.5、2.0又は3.0の絶縁油は再生不可であると判定される。学習モデルは、入力された絶縁油を含む画像に基づき、当該絶縁油の再生可否を、絶縁油の劣化に関する情報として出力するものであってもよい。このように学習モデルを用いることにより、絶縁油を含む画像に基づき、当該絶縁油の再生可否を効率的に判定することができる。これにより、油入電気機器の保守管理者等による判断のばらつきが発生することを抑制し、判定時間及び判定制度を向上させることができ、人件費削減、スキルレス化の促進及び検査精度向上を図ることができる。
【0008】
本開示の一態様に係るプログラムは、前記絶縁油は、複数の前記油入電気機器から回収された絶縁油が集約されたものである。
【0009】
本態様にあたっては、学習モデルを用いて絶縁油の劣化度を推論(出力)するにあたり、当該絶縁油は、例えば同種の複数の油入電気機器から回収した絶縁油を集約したものである。これにより、複数の油入電気機器が載置されている電気関連施設において、個々の油入電気機器から回収した絶縁油それぞれに対し、劣化度を推論(出力)するよりも効率的に絶縁油の劣化度を推論(出力)することができ、これら油入電気機器に対する保守作業等の効率化を図ることができる。
【0010】
本開示の一態様に係るプログラムは、前記絶縁油の劣化に関する情報に基づき、前記絶縁油の再利用の可否に関する情報を導出し、導出した前記絶縁油の再利用の可否に関する情報を出力する。
(【0011】以降は省略されています)

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