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公開番号2024060059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2024038764,2019201281
出願日2024-03-13,2019-11-06
発明の名称センサ装置
出願人パイオニア株式会社
代理人個人,個人
主分類G01S 7/497 20060101AFI20240423BHJP(測定;試験)
要約【課題】反射体によって反射され、かつ受信部によって受信される電磁波の強度を低減する。
【解決手段】送信部110は、電磁波を送信する。可動反射部120は、送信部110から送信された電磁波を反射する。受信部130は、可動反射部120によって反射され、かつセンサ装置10の外部に位置する対象物Oによって反射された電磁波と、可動反射部120によって反射され、かつ第1反射体210によって反射された電磁波と、を受信する。第1反射体210は、第1反射体210によって反射され、かつ受信部130によって受信される電磁波の第1反射体210における反射方向が、可動反射部120によって反射され、かつ第1反射体210に入射する電磁波の第1反射体210における鏡面反射方向と異なるように配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
センサ装置であって、
電磁波を送信する送信部と、
前記送信部から送信された前記電磁波を反射する可動反射部と、
前記可動反射部によって反射された前記電磁波を反射する第1反射体と、
前記可動反射部によって反射され、かつ前記センサ装置の外部に位置する物体によって反射された前記電磁波と、前記可動反射部によって反射され、かつ前記第1反射体によって反射された前記電磁波と、を受信する受信部と、
を備え、
前記第1反射体は、前記第1反射体によって反射され、かつ前記受信部によって受信される前記電磁波の前記第1反射体における反射方向が、前記可動反射部によって反射され、かつ前記第1反射体に入射する前記電磁波の前記第1反射体における鏡面反射方向と異なるように配置されており、
前記可動反射部の測定結果から推定される前記可動反射部の向きを、前記第1反射体によって反射され、かつ前記受信部によって受信された前記電磁波の測定結果を用いて補正する補正部をさらに備え、
前記電磁波の前記測定結果は、前記受信部が前記電磁波を受信するタイミングを含む、センサ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のセンサ装置において、
前記第1反射体のうち前記電磁波が入射する面は、湾曲している、センサ装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のセンサ装置において、
前記可動反射部によって反射され、かつ前記第1反射体に入射する前記電磁波と、前記第1反射体によって反射され、かつ前記可動反射部に入射する前記電磁波とは、同軸の経路を辿り、
前記第1反射体は、前記可動反射部によって反射され、かつ前記第1反射体に入射する前記電磁波の前記第1反射体における入射角が0度超となるように配置されている、センサ装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のセンサ装置において、
前記可動反射部によって反射され、かつ前記第1反射体に入射する前記電磁波と、前記第1反射体によって反射され、かつ前記受信部によって受信される前記電磁波とは、互いにずれた軸の経路を辿り、
前記第1反射体は、前記可動反射部によって反射され、かつ前記第1反射体に入射する前記電磁波の前記第1反射体における入射角と、前記第1反射体によって反射され、かつ前記受信部によって受信される前記電磁波の前記第1反射体における反射角と、が互いに異なるように配置されている、センサ装置。
【請求項5】
請求項1から4までのいずれか一項に記載のセンサ装置において、
前記可動反射部によって反射された前記電磁波を反射する第2反射体をさらに備え、
前記受信部は、前記可動反射部によって反射され、かつ前記第2反射体によって反射された前記電磁波をさらに受信し、
前記第2反射体は、前記第2反射体によって反射され、かつ前記受信部によって受信される前記電磁波の前記第2反射体における反射方向が、前記可動反射部によって反射され、かつ前記第2反射体に入射する前記電磁波の前記第2反射体における鏡面反射方向と異なるように配置されている、センサ装置。
【請求項6】
請求項5に記載のセンサ装置において、
前記第1反射体と前記第2反射体とは、前記可動反射部によって反射され、かつ前記センサ装置の外部に位置する前記物体を走査する前記電磁波が通過する領域の両側に位置している、センサ装置。
【請求項7】
請求項1から6までのいずれか一項に記載のセンサ装置において、
前記第1反射体のうち前記電磁波が入射する面は、前記電磁波について一様な反射率を有する、センサ装置。
【請求項8】
請求項1から7までのいずれか一項に記載のセンサ装置において、
前記第1反射体は、前記電磁波について25%以下の反射率を有する物体である、センサ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、センサ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー等の可動反射部を有するセンサ装置(例えば、LiDAR(Light Detection And Ranging)又はRADAR(RAdio Detection And Ranging))が開発されている。センサ装置の可動反射部は、赤外線等の電磁波によって、センサ装置の外部に位置する物体を走査する。
【0003】
特許文献1には、センサ装置の一例について記載されている。センサ装置は、可動反射部によって反射された電磁波を反射する反射体を備えている。反射体によって反射された電磁波は、受信部によって受信される。可動反射部の向き(角度)は、可動反射部の測定結果(例えば、可動反射部に発生する逆起電力の測定結果)から推定される。センサ装置は、可動反射部の測定結果から推定される可動反射部の向きを、反射体によって反射された電磁波を受信部が受信するタイミングを用いて補正する。このようにして、可動反射部の向きを正確に推定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-160545号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されているように、可動反射部の向きを正確に推定するため、可動反射部によって反射された電磁波を反射する反射体が用いられることがある。しかしながら、反射体によって反射され、かつ受信部によって受信される電磁波の強度が高すぎる場合、電磁波の受信によって受信部に発生する信号が飽和し、この信号のピークをうまく検出することができなくなることがあることを本発明者は見出した。
【0006】
本発明が解決しようとする課題としては、反射体によって反射され、かつ受信部によって受信される電磁波の強度を低減することが一例として挙げられる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、
センサ装置であって、
電磁波を送信する送信部と、
前記送信部から送信された前記電磁波を反射する可動反射部と、
前記可動反射部によって反射された前記電磁波を反射する第1反射体と、
前記可動反射部によって反射され、かつ前記センサ装置の外部に位置する物体によって反射された前記電磁波と、前記可動反射部によって反射され、かつ前記第1反射体によって反射された前記電磁波と、を受信する受信部と、
を備え、
前記第1反射体は、前記第1反射体によって反射され、かつ前記受信部によって受信される前記電磁波の前記第1反射体における反射方向が、前記可動反射部によって反射され、かつ前記第1反射体に入射する前記電磁波の前記第1反射体における鏡面反射方向と異なるように配置されている、センサ装置である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係るセンサ装置の構成を示す図である。
実施形態1に係るセンサ装置の構成を示す図である。
補正部の動作の一例を説明するための図である。
図2の第1の変形例を示す図である。
図2の第2の変形例を示す図である。
実施形態2に係るセンサ装置の構成を示す図である。
実施形態2に係るセンサ装置の構成を示す図である。
図7の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0010】
(実施形態1)
図1及び図2は、実施形態1に係るセンサ装置10の構成を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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