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公開番号2024059740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2024022817,2022210487
出願日2024-02-19,2018-06-28
発明の名称クロマトグラフィシステムおよびクロマトグラフィシステム用のカプリング
出願人サイティバ・スウェーデン・アクチボラグ
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 30/60 20060101AFI20240423BHJP(測定;試験)
要約【課題】迅速に再連結され得る解除可能な流体カプリングを備える、液体クロマトグラフィシステムを提供する。
【解決手段】流体カプリング100は、流体チューブを受けるための円筒状内部構成要素110、差込口に向かってチューブの外面を付勢するように構成された弾性偏向可能部分118を備える。更に円筒状内部構成要素をスライド可能に受けるために内部貫通アパーチャ132を有する円筒状カラー130を備える。アパーチャおよび弾性部分が、相補的表面形状部を有し、この相補的表面形状部が、カラーが内部構成要素に取り付けられた第1の位置においては、使用時に弾性偏向をもたらし、第2の異なる位置においては、偏向を引き起こさない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バイオプロセス流体流路を形成するために流体チューブ(30)により流体相互連通可能な複数の流体ハンドリング構成要素(12~18、810、910)を備えるクロマトグラフィシステム(11)であって、前記流体ハンドリング構成要素は、構成要素面から延在する差込口(20、923、923´)を有する1つまたは複数の流体ポートを備え、前記流体ポートは、前記流体チューブ端部が前記差込口(20)を封止的に囲むように前記流体チューブ(30)のそれぞれの端部を受けるためのものであり、前記差込口(20)の前記流体チューブ(30)の前記端部をロックするための前記チューブ端部の外方表面に対して径方向ロッキング力を印加するための解除可能ロッキングクランプ(100)を受けるためのものであり、前記相互連通は、少なくとも10バールに耐える、クロマトグラフィシステム(11)。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記相互連通は、少なくとも15バール、20バール、25バール、または30バールに耐える、請求項1に記載のクロマトグラフィシステム(11)。
【請求項3】
前記解除可能ロッキングクランプ(100)は、
流体チューブ(30)を受けるための円筒状内方構成要素(110)であって、各差込口(20)に向かって前記流体チューブ(30)の外方表面を付勢するように構成された弾性偏向可能部分(118)を備える、円筒状内方構成要素(110)と、
前記内方構成要素を摺動可能に受けるための内部貫通アパーチャ(132)を有する円筒状カラー要素(130)であって、前記アパーチャおよび前記弾性部分は、相補的表面形状部を有し、前記相補的表面形状部は、前記カラー要素(130)が前記内方構成要素に取り付けられた第1の位置においては、使用時に前記弾性偏向をもたらし、第2の異なる位置においては、前記偏向を引き起こさない、円筒状カラー要素(130)と
を備え、
前記カプリングは、前記カラー要素(130)が、前記第1の位置と前記第2の位置との間における前記カラー要素(130)の手動操作を可能にするサイズの前記アパーチャから離れるように外方に延在するカラーフランジ(134)またはカラーウィング(334)などの少なくとも1つの突出部を備えることを特徴とする、請求項1に記載のクロマトグラフィシステム(11)。
【請求項4】
前記内方構成要素(110)は、少なくとも1つの方向における前記内方構成要素(110)から離れる前記カラー要素(130)の摺動を防止または阻止するように前記カラー要素(130)と協働し得る停止部分(138、114)をさらに備える、請求項3に記載のクロマトグラフィシステム(11)。
【請求項5】
前記カラーは、前記偏向がもたらされる前記第1の位置から前記カラー要素(130)が前記停止部分(138、114)に当接する前記第2の位置へと前記内方構成要素(110)上を摺動可能である、請求項4に記載のクロマトグラフィシステム(11)。
【請求項6】
前記カラーフランジ(134)/ウィングは、前記カラー要素(130)の一端部に形成され、前記停止部分(138、114)は、前記内方構成要素(110)の一端部に形成され、前記カラーフランジ(134)および前記停止部分は、手動操作により前記第2の位置の近傍に移動されることが可能であり、前記カラー要素(130)は、手動操作により前記カラーフランジ(134)が前記停止部分(138、114)から離間される前記第1の位置へとさらに摺動され得る、請求項4に記載のクロマトグラフィシステム(11)。
【請求項7】
前記カラーフランジ(134)および前記フランジが上に形成される前記カラー要素(130)の外方表面は、急激な方向転換を伴わない連続的に湾曲したプロファイルを有する、請求項3に記載のクロマトグラフィシステム(11)。
【請求項8】
前記内方構成要素(110)の前記弾性偏向可能部分(118)は、使用時に内方に偏向可能である複数の周方向に配置されたフィンガからなる、請求項3に記載のクロマトグラフィシステム(11)。
【請求項9】
前記流体チューブ(30)は、約3~10mmの外径を有する、請求項1に記載のクロマトグラフィシステム(11)。
【請求項10】
前記流体チューブ(30)は、前記差込口(20)の外径の±10%未満である内径の静止サイズを有する、請求項1に記載のクロマトグラフィシステム(11)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体クロマトグラフィシステムなどのクロマトグラフィシステム、詳細には、しかし限定するものではないが、種々のクロマトグラフィ処置に関する好都合な再構成および好都合な自動使用を可能にする、汎用性を有する実験室用または「卓上」サイズのシステムと、かかる装置またはシステムに関連付けられるチューブを連結するための再連結可能型流体チューブカプリングとに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
再連結可能型流体チューブカプリング、すなわち複数回の取外しおよび交換が可能でありながらしかし依然としてガーデンホースまたはプラスチック配管などの可撓性チューブに対するそれぞれの再連結部にて流体シールをもたらすことが可能なカプリングが知られている。しかし、特に、衛生的なカプリングが必要とされしばしば例えば最大で20バールまたはそれ以上などのはるかにより高い流体圧力で利用されるクロマトグラフィシステムにおいて同設計が採用された場合には、連結容易性および/または衛生性については疑問の余地がある。クロマトグラフィシステムにおいて使用される典型的な配管取付具は、金属ばねおよびOリングを備える複数の構成要素を有し、そのため結果的に行き止まり端部またはOリング溝を有し、これらの行き止まり端部またはOリング溝は、使用時に例えば病原菌などの望ましくない汚染物質に潜伏場所を与えてしまう恐れがある。これらの行き止まり端部および溝は、衛生化することが難しい。さらに、かかるカプリングアセンブリを衛生化するためにガンマ照射が試みられる場合には、金属パーツの使用が問題となる。さらに、速度および連結または連結解除の容易性が求められる場合には、ねじ山または特殊ツールの使用は望ましくない。
【0003】
1つの先行技術のバーブロックチューブカプリング構成が、米国特許第8662542号明細書に示されるが、このカプリングは、組立用の工具を必要とし、容易に解除可能となるようには意図されない。
【0004】
液体クロマトグラフィは、例えば液体試料中のタンパクを分離するなど、分子混合物を分離するための周知の処置である。これらのタンパクは、典型的には流体中に懸濁され、緩衝液と共にクロマトグラフィ分離媒体に通され得る。混合物の様々な試料分子は、クロマトグラフィ媒体をそれぞれ異なる速度にて移動することにより、これらの試料分子が分離される。この分離は、分留ステップにより完了されてもよく、この分留ステップでは、移動相は例えばクロマトグラフィシステムの出口弁などにより種々の容器へと送られ得る。
【0005】
また、クロマトグラフィシステム、特に卓上型実験室用装置においては、使用時に相互連結チューブを備える装置を洗浄し、次いで異なる構成にチューブを再構成して異なる実験に対応するためにチューブ構成体を分解することがしばしば必要となる。したがって、特別な衛生化装置が不都合となり、素早い連結解除および再連結と共に迅速な洗浄が必要とされる。かかる装置の1つが、米国特許第8821718号明細書に開示されており、これは参照により本明細書に組み込まれる。この装置では、クロマトグラフィシステムの交換可能なモジュール式構成要素が、外部流体導管により相互連結可能であり、改良されたかかる相互連結手段による利益を享受する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許第8662542号明細書
米国特許第8821718号明細書
英国出願第1715399.0号明細書
国際公開第2007/045491号
英国出願第1713993号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の実施形態の1つの目的は、流体導管の螺動もしくはねじり動作を伴うことなく、またはかような動作を行うための空間を各流体導管の周囲に必要とすることなく、迅速に再連結され得る解除可能な流体カプリングを備えるクロマトグラフィシステム、詳細には液体クロマトグラフィシステムを提供することである。また、本発明の1つの目的は、例えば従来的なバッチクロマトグラフィおよび連続クロマトグラフィにおいて動作可能である、より広範な用途にわたり使用可能である、全体サイズまたは製造コストの大幅な増大がない、ならびに動作が単純であるなどの機能性の上昇の中の1つまたは複数をクロマトグラフィシステムに与えることである。
【0008】
本発明の実施形態の別の目的は、汚染物質が蓄積し得る行き止まり部または他の空間をまったく有さないまたは限定的に有するより容易に洗浄可能なカプリングを提供することである。本発明の実施形態の別の目的は、必要な場合に工具の使用を伴うことなく迅速な連結および解除が可能であるカプリングを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様によれば、添付の請求項に記載のクロマトグラフィシステムが提供される。
【0010】
本発明の別の態様によれば、添付の他の請求項により定義されるような解除可能カプリングが提供され、このカプリングは、例えば卓上型クロマトグラフィシステムなどのクロマトグラフィシステムにおいてカプリングアセンブリの一部として使用されることが可能であり、モジュール式構成要素が、例えばある特定の実験設定に最もよく適するように支持部の上に再配置されることが可能であり、構成されたモジュール式構成要素は、流体チューブにより相互連結され、チューブは、両端部を有し、各端部は、それぞれのモジュール式構成要素の流体結合のために本発明によるカプリングアセンブリの中の1つを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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