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公開番号2024059660
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2024015513,2023572584
出願日2024-02-05,2023-06-19
発明の名称距離測定装置及びプログラム
出願人朝日ゴルフ株式会社
代理人弁理士法人創光国際特許事務所
主分類G01S 7/51 20060101AFI20240423BHJP(測定;試験)
要約【課題】ピンの位置を正しく測定できたかどうかをユーザが把握しやすくする。
【解決手段】距離測定装置1は、ゴルフコースのグリーン内の基準位置及びグリーンのエッジ上の複数のエッジ位置を示す基準情報を記憶する記憶部15と、距離測定装置1の現在位置を特定する現在位置特定部161と、現在位置から測定物までの距離と、現在位置に対する測定物の方向と、を測定する測定部162と、現在位置と、測定部が測定した距離及び方向とに基づいて、測定物の位置である測定物位置を特定する測定物位置特定部163と、基準位置と測定物位置とを結ぶ直線上の少なくとも1つのエッジ位置が、基準位置と測定物位置との間にあるか否かによって異なる態様の測定結果を表示部14に表示させる表示処理部165と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ゴルフ場で使用される距離測定装置であって、
ゴルフコースのグリーン内の基準位置及び前記グリーンのエッジ上の複数のエッジ位置を示す基準情報を記憶する記憶部と、
前記距離測定装置の現在位置を特定する現在位置特定部と、
前記現在位置から測定物までの距離と、前記現在位置に対する前記測定物の方向と、を測定する測定部と、
前記現在位置と、前記測定部が測定した前記距離及び前記方向とに基づいて、前記測定物の位置である測定物位置を特定する測定物位置特定部と、
前記基準位置と前記測定物位置とを結ぶ直線上の少なくとも1つの前記エッジ位置が、前記基準位置と前記測定物位置との間にあるか否かによって異なる態様の測定結果を表示部に表示させる表示処理部と、
を有する距離測定装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記基準位置は前記グリーンのセンター位置であり、
前記表示処理部は、前記基準位置と前記測定物位置との距離が、前記基準位置と前記測定物位置とを結ぶ直線上の複数の前記エッジ位置に対応する前記基準位置と複数の前記エッジ位置との距離である複数の基準距離よりも大きいか否かによって異なる態様の前記測定結果を前記表示部に表示させる、
請求項1に記載の距離測定装置。
【請求項3】
前記記憶部は、前記基準位置から前記複数のエッジ位置までの複数の基準距離と、前記基準位置と前記複数のエッジ位置それぞれを結ぶ方向と基準向きとの角度である複数の基準角度と、が関連付けられた前記基準情報を記憶する、
請求項2に記載の距離測定装置。
【請求項4】
前記表示処理部は、前記基準位置と前記測定物位置とを結ぶ直線上に3以上の前記エッジ位置がある場合に、前記基準位置から奇数番目の第1エッジ位置から、前記第1エッジ位置よりも前記基準位置から遠い偶数番目の第2エッジ位置までの間に前記測定物位置があるか否かによって異なる態様の前記測定結果を前記表示部に表示させる、
請求項1に記載の距離測定装置。
【請求項5】
前記表示処理部は、前記基準位置と前記測定物位置とを結ぶ直線上の前記少なくとも1つのエッジ位置と前記基準位置との間に前記測定物位置がある場合に、前記複数のエッジ位置とともに、前記測定物位置を前記グリーンにおけるピン位置として前記表示部に表示させる、
請求項1に記載の距離測定装置。
【請求項6】
前記表示処理部は、前記現在位置から前記測定物位置までの距離と、前記現在位置と前記測定物位置とを結ぶ直線と前記グリーンの輪郭線とが交差する位置までの距離と、を前記表示部に表示させる、
請求項5に記載の距離測定装置。
【請求項7】
前記表示処理部は、前記基準位置と前記測定物位置とを結ぶ直線上の少なくとも1つの前記エッジ位置が、前記基準位置と前記測定物位置との間にある場合に、前記測定物位置を前記ピン位置と異なる態様で前記表示部に表示させるとともに、前記測定物位置から最も近い前記エッジ位置までの距離を前記表示部に表示させる、
請求項5に記載の距離測定装置。
【請求項8】
前記記憶部は、複数のグリーンに対応する複数の前記基準情報と、前記複数のグリーンに対応するティーイングエリアの位置を示すティー位置情報と、をホール番号に関連付けて記憶し、
前記表示処理部は、前記現在位置が前記ティーイングエリアの位置から所定の範囲内にある場合に、当該ティーイングエリアに対応するホール番号を現在ホール番号として特定し、前記現在ホール番号に対応する前記基準情報により特定される前記複数のエッジ位置で囲まれる領域内に前記測定物位置がない場合に、前記表示部に所定の情報を表示させる、
請求項1から7のいずれか一項に記載の距離測定装置。
【請求項9】
前記記憶部は、複数のグリーンに対応する複数の前記基準情報を記憶し、
前記表示処理部は、前記複数の基準情報に対応する複数の前記基準位置のうち、前記測定物位置から最も近い前記基準位置に対応する前記基準情報により特定される前記複数のエッジ位置で囲まれる領域内に前記測定物位置がない場合に、前記表示部に所定の情報を表示させる、
請求項1から7のいずれか一項に記載の距離測定装置。
【請求項10】
前記記憶部は、複数のグリーンに対応する複数の前記基準情報と、前記複数のグリーンに対応するティーイングエリアの位置を示すティー位置情報と、をホール番号に関連付けて記憶し、
前記表示処理部は、前記現在位置が前記ティーイングエリアの位置から所定の範囲内にある場合に、当該ティーイングエリアに対応するホール番号を現在ホール番号として特定し、前記複数の基準情報に対応する複数の前記基準位置のうち、前記測定物位置から最も近い前記基準位置が、前記現在ホール番号に対応する前記基準位置でない場合に、前記表示部に所定の情報を表示させる、
請求項1から7のいずれか一項に記載の距離測定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフ場で使用される距離測定装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、レーザ光を照射することによりゴルフ場のグリーン上のピンの位置までの距離を測定するための装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許公開2017/0354858号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された距離測定装置は、測定した位置がグリーンの最も手前の位置と最も奥の位置との間に含まれていない場合に、再測定を行うように構成されている。グリーンには、グリーンの最も手前の位置と最も奥の位置との間のグリーンでない領域が存在する形状のものがある。従来の距離測定装置で測定した場合、グリーン外の領域に存在する物体(例えば樹木)にレーザ光が当たってしまうと、ユーザが、この物体の位置がピンの位置であると誤認識してしまうという問題があった。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ピンの位置を正しく測定できたかどうかをユーザが把握しやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様の距離測定装置は、ゴルフ場で使用される距離測定装置であって、ゴルフコースのグリーン内の基準位置及び前記グリーンのエッジ上の複数のエッジ位置を示す基準情報を記憶する記憶部と、前記距離測定装置の現在位置を特定する現在位置特定部と、前記現在位置から測定物までの距離と、前記現在位置に対する前記測定物の方向と、を測定する測定部と、前記現在位置と、前記測定部が測定した前記距離及び前記方向とに基づいて、前記測定物の位置である測定物位置を特定する測定物位置特定部と、前記基準位置と前記測定物位置とを結ぶ直線上の少なくとも1つの前記エッジ位置が、前記基準位置と前記測定物位置との間にあるか否かによって異なる態様の測定結果を表示部に表示させる表示処理部と、を有する。
【0007】
前記基準位置は前記グリーンのセンター位置であり、前記表示処理部は、前記基準位置と前記測定物位置との距離が、前記基準位置と前記測定物位置とを結ぶ直線上の複数の前記エッジ位置に対応する前記基準位置と複数の前記エッジ位置との距離である複数の基準距離よりも大きいか否かによって異なる態様の前記測定結果を前記表示部に表示させてもよい。前記記憶部は、前記基準位置から前記複数のエッジ位置までの複数の基準距離と、前記基準位置と前記複数のエッジ位置それぞれを結ぶ方向と基準向きとの角度である複数の基準角度と、が関連付けられた前記基準情報を記憶してもよい。
前記表示処理部は、前記基準位置と前記測定物位置とを結ぶ直線上に3以上の前記エッジ位置がある場合に、前記基準位置から奇数番目の第1エッジ位置から、前記第1エッジ位置よりも前記基準位置から遠い偶数番目の第2エッジ位置までの間に前記測定物位置があるか否かによって異なる態様の前記測定結果を前記表示部に表示させてもよい。
【0008】
前記表示処理部は、前記基準位置と前記測定物位置とを結ぶ直線上の前記少なくとも1つのエッジ位置と前記基準位置との間に前記測定物位置がある場合に、前記複数のエッジ位置とともに、前記測定物位置を前記グリーンにおけるピン位置として前記表示部に表示させてもよい。
前記表示処理部は、前記現在位置から前記測定物位置までの距離と、前記現在位置と前記測定物位置とを結ぶ直線と前記グリーンの輪郭線とが交差する位置までの距離と、を前記表示部に表示させてもよい。
【0009】
前記表示処理部は、前記基準位置と前記測定物位置とを結ぶ直線上の少なくとも1つの前記エッジ位置が、前記基準位置と前記測定物位置との間にある場合に、前記測定物位置を前記ピン位置と異なる態様で前記表示部に表示させるとともに、前記測定物位置から最も近い前記エッジ位置までの距離を前記表示部に表示させてもよい。
【0010】
前記記憶部は、複数のグリーンに対応する複数の前記基準情報と、前記複数のグリーンに対応するティーイングエリアの位置を示すティー位置情報と、をホール番号に関連付けて記憶し、前記表示処理部は、前記現在位置が前記ティーイングエリアの位置から所定の範囲内にある場合に、当該ティーイングエリアに対応するホール番号を現在ホール番号として特定し、前記現在ホール番号に対応する前記基準情報により特定される前記複数のエッジ位置で囲まれる領域内に前記測定物位置がない場合に、前記表示部に所定の情報を表示させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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