TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024059625
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2024010431,2022526393
出願日2024-01-26,2020-11-06
発明の名称バッテリー性能予測
出願人ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア,BASF SE
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G01R 31/367 20190101AFI20240423BHJP(測定;試験)
要約【課題】テスト環境でのバッテリー構成の開発中のバッテリー性能を決定するための装置及び方法を提供する。
【解決手段】テストシステム110は、少なくとも1つの通信インターフェース114と、少なくとも1つの処理装置122とを備えている。テストシステム110は、通信インターフェース114を介して少なくとも1つのテストプロトコルを示す作動データを受信するように構成される。テストシステム110は、通信インターフェース114を介してバッテリー性能入力データを受信するように構成される。処理装置122は、少なくとも1つのデータ駆動型モデルを使用して、前記バッテリー性能入力データ及び前記作動データに基づいて、バッテリー性能を示す少なくとも1つの状態変数の少なくとも1つの予測時系列を決定するように構成される。テストシステム110は、前記状態変数の前記予測時系列の少なくとも一部を提供するように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
テスト環境でのバッテリー構成の開発中のバッテリー性能を決定するためのテストシステム(110)であって、前記テストシステム(110)は、少なくとも1つの通信インターフェース(114)と、少なくとも1つの処理装置(122)とを備え、前記テストシステム(110)は、前記通信インターフェース(114)を介して少なくとも1つのテストプロトコルを示す作動データを受信するように構成され、前記テストシステム(110)は、前記通信インターフェース(114)を介してバッテリー性能入力データを受信するように構成され、前記処理装置(122)は、少なくとも1つのデータ駆動型モデルを使用して、前記バッテリー性能入力データ及び前記作動データに基づいて、バッテリー性能を示す少なくとも1つの状態変数の少なくとも1つの予測時系列を決定するように構成され、前記テストシステム(110)は、前記状態変数の前記予測時系列の少なくとも一部を提供するように構成されている、テストシステム(110)。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記データ駆動型モデルは、少なくとも1つのエコーステートネットワークなどの少なくとも1つのリカレントニューラルネットワークを含む、請求項1に記載のテストシステム(110)。
【請求項3】
前記状態変数は、少なくとも1つの充電-放電曲線から導出可能であって、前記状態変数は、放電容量;充電容量;充電-放電曲線の形状;平均電圧;開回路電圧;微分容量;クーロン効率;及び内部抵抗からなる群から選択される少なくとも1つの変数である、請求項1又は2に記載のテストシステム(110)。
【請求項4】
少なくとも1つのテストプロトコルを示す前記作動データは、異なる充電サイクル及び/又は放電サイクルの少なくとも1つのシーケンスを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のテストシステム(110)。
【請求項5】
前記データ駆動型モデルは、少なくとも1つの学習データセットで学習され、前記学習データセットは、少なくとも1つの既知のバッテリー構成の充放電サイクルの履歴データの時系列、及び、少なくとも1つの既知のテストプロトコルを含む、請求項1~4のいずれか1項に記載のテストシステム(110)。
【請求項6】
前記処理装置(122)は、前記データ駆動型モデルを用いて前記状態変数の前記予測時系列を決定するため、入力パラメータとして前記テストプロトコルを使用するように構成され、及び/又は、前記処理装置(122)は、複数のデータ駆動型モデルを含み、前記処理装置(122)は、前記テストプロトコルに応じて前記状態変数の前記予測時系列を決定するために前記データ駆動型モデルのうちの1つを選択するように構成されている、請求項1~5のいずれか1項に記載のテストシステム(110)。
【請求項7】
前記処理装置(122)は、前記データ駆動型モデルを用いて前記状態変数の前記予測時系列を決定するために、入力パラメータとして前記バッテリー性能入力データを使用するように構成されている、請求項1~6のいずれか1項に記載のテストシステム(110)。
【請求項8】
前記処理装置(122)は、複数のデータ駆動型モデルを含み、前記処理装置(122)は、前記バッテリー性能入力データを分析するように構成され、前記分析は、少なくとも1つの材料特性を決定することを含み、前記データ駆動型モデルの少なくとも1つは、前記材料特性に基づいて選択される、請求項7に記載のテストシステム(110)。
【請求項9】
前記バッテリー性能入力データは、前記テストプロトコルに応答して生成されたデータを含む、請求項1~8のいずれか1項に記載のテストシステム(110)。
【請求項10】
前記テストプロトコルは、予め定義されている、請求項1~9のいずれか1項に記載のテストシステム(110)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、テスト環境におけるバッテリー構成の開発中のバッテリー性能を決定するためのテストシステム、及び少なくとも1つのテストプロトコルに基づいて、少なくとも1つのバッテリーで少なくとも1つのバッテリー性能テストを実行するように構成されたテストリグに関する。本発明はさらに、テスト環境におけるバッテリー構成の開発中のバッテリー性能を決定するための少なくとも1つのデータ駆動型モデルを決定するための方法、テスト環境におけるバッテリー構成の開発中のバッテリー性能を決定するためのコンピュータ実装方法(implemented method)、及びテスト環境におけるバッテリー構成の開発中のバッテリー性能を決定するためのコンピュータプログラムに関する。テスト中のバッテリーは、電気自動車などの自動車産業、スマートフォン、ラップトップなどの消費者装置、及び、例えば再生可能エネルギー源から得られたエネルギーを貯蔵するためのエネルギー貯蔵装置として使用され得る。本発明による方法、装置及びシステムは、具体的には、テストスタンドにおけるバッテリーの寿命を決定するために使用されることができる。他の用途も可能である。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
バッテリーは、さまざまな技術分野で、例えば車両、特に消費者装置の電気自動車の加速用に、さらには例えば再生可能エネルギー源から得られるエネルギーを貯蔵するためのエネルギー貯蔵装置に使用される。バッテリー性能は、経時的に変化する場合がある。具体的には、バッテリーの性能は、充放電サイクルの回数によって劣化する場合がある。バッテリー性能の信頼可能で迅速な予測は、上記の技術分野のすべてにおいて必要である。
【0003】
特定の用途のための新たな有利なバッテリー材料、特にカソード材料を開発するために、バッテリー性能は、多くの実験を行うことによってテストされる。続いて、実験結果が分析され、テスト中のカソード材料が「良好」又は「不良」のカソード材料として分類されることができる。得られた実験結果は、カソード材料の改変が必要かどうかを決定するために使用されることができる。
【0004】
バッテリーの開発中の、バッテリー性能を決定するための既知のテスト方法の使用は、長いテスト時間を必要とする。具体的には、テストスタンドでのバッテリー性能の決定は、バッテリーの寿命にわたって多くの充電-放電サイクル(charge-discharge cycles)を必要とすることが多く、数ヶ月に及ぶこともある。例えば、使用されるカソード材料が「良好」又は「不良」なカソード材料として分類できるかどうかが決定され得るまで、通常6ヶ月を要する。これは長い時間であり、長いリードタイムにつながる。長いテスト時間は、テストスタンド能力のロジスティック計画に問題を生じることさえある。多くの場合、100を超えるチャネルが管理され得、テストスタンドの能力の信頼性ある予測が必要である。
【0005】
Kristen A.Severson等による、「Data-driven prediction of battery cycle life before capacity degradation」,Nature Energy,https://doi.org/10.1038/s41560-019-0356-8は、技術開発を加速するためのリチウムイオンバッテリーの寿命の予測について述べている。初期サイクルからの放電電圧曲線を用いて容量劣化を示すために使用され、機械学習ツールがサイクル寿命によってセルの予測と分類の両方のために説明されている。
【0006】
US2019/0115778A1は、テスト対象の複数のバッテリーセルのパラメータ空間を定義することと、パラメータ空間を離散化することと、パラメータ空間全体からのサンプリングポリシーのために、だめになるまでサイクルされたセルの予備セットを収集することとを含み、及び、該ポリシーを複数回繰り返すことと、リソースハイパーパラメータ、パラメータ空間ハイパーパラメータ、及びアルゴリズムハイパーパラメータを指定することと、充電ポリシーのランダムなサブセットを選択することと、バッテリー寿命の早期予測のために必要なサイクル数が達成されるまで、前記充電ポリシーのランダムなサブセットをテストすることと、早期予測を得るために、早期予測のためのサイクルデータを早期予測アルゴリズムに入力することと、少なくとも1回の次のテストを実行するための推奨を得るために前記早期予測を最適実験計画(OED)アルゴリズムに入力することと、上記のランダムサブセットのテストステップからの推奨テストを繰り返し実行することと、最終的に推奨されたポリシーを検証すること、を含むバッテリーセルテストプロトコルの多次元パラメータ空間を探査する方法を記載している。
【0007】
WO2019/017991A1は、充電状態(state of charge)などの再充電バッテリー(rechargeable battery)の状態をリアルタイムで推定するためのモジュールを含む車両用バッテリー管理システム(BMS)を記載している。該モジュールは、感知されたバッテリーの電圧、電流及び温度に加えて、車両の使用状況及び車両に固有の関連要因に基づいて、バッテリーの状態を予測するための学習モデルを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
US2019/0115778A1
WO2019/017991A1
【非特許文献】
【0009】
Kristen A.Severson等による、「Data-driven prediction of battery cycle life before capacity degradation」,Nature Energy,https://doi.org/10.1038/s41560-019-0356-8」
“A Practical Guide to Applying Echo State Networks”,Mantas Lukosevicius,Neural Networksで公開:Tricks of the Trade 2012.DOI:10.1007/978-3-642-35289-8_36;http://minds.jacobs-university.de/uploads/papers/PracticalESN.pdf
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって、上記の技術的課題を解決する方法及び装置を提供することが望ましい。具体的には、テスト環境でのバッテリー構成の開発中のバッテリー性能を決定するための装置及び方法を提供し、それによって、バッテリー材料のテストスタンドにおける測定時間の短縮を確実にする。さらに、カソード材料の特定用途への改変をより短時間で加速するために、必要な実験回数の削減を確実にする必要がある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
健康状態検査材
1か月前
株式会社CCT
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
センサユニット
28日前
太陽誘電株式会社
検出装置
6日前
太陽誘電株式会社
検出装置
7日前
株式会社チノー
放射温度計
29日前
個人
コンベックスルール用測定部品
1か月前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
9日前
アズビル株式会社
差圧センサ
12日前
アズビル株式会社
圧力センサ
12日前
株式会社プロテリアル
位置検出装置
9日前
株式会社テイエルブイ
処理装置
22日前
株式会社クボタ
検査装置
7日前
株式会社村田製作所
変位センサ
8日前
三恵技研工業株式会社
レドーム
5日前
株式会社ヨコオ
プローブ
8日前
トヨタ自動車株式会社
給水治具
1か月前
株式会社クボタ
検査装置
7日前
TDK株式会社
ガスセンサ
20日前
アズビル株式会社
オイル封入方法
5日前
日本精工株式会社
軸受装置
6日前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
27日前
株式会社シンカグループ
計測装置
2日前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
27日前
東将精工株式会社
測定器具補助具
1か月前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
27日前
TDK株式会社
ガスセンサ
5日前
TDK株式会社
ガスセンサ
5日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
2日前
ニプロ株式会社
粉体検査装置
13日前
株式会社ミツトヨ
自動内径測定装置
5日前
株式会社ミツトヨ
光学式エンコーダ
1か月前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
1か月前
富士電機株式会社
金属検知用アンテナ
5日前
住友金属鉱山株式会社
検査装置
27日前
ニシム電子工業株式会社
液位検出装置
28日前
続きを見る