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公開番号2024059424
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022167088
出願日2022-10-18
発明の名称内部抵抗推定装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01R 31/389 20190101AFI20240423BHJP(測定;試験)
要約【課題】大きな計算コストをかけずに内部抵抗を推定することができる内部抵抗推定装置を提供する。
【解決手段】内部抵抗推定装置は、二次電池の内部抵抗を測定する測定部と、測定された前記内部抵抗の値と、前記二次電池の劣化の度合いを比率で表した劣化比率との関係を表す劣化比率算出マップとに基づいて、前記内部抵抗劣化比率を算出する算出部と、前記二次電池の温度及び前記二次電池の充電率を取得する取得部と、算出された前記劣化比率と、取得された前記温度及び前記充電率と、前記内部抵抗の劣化率が最大である状態及び最小である状態における、前記内部抵抗の値と前記充電率の値との関係を表した内部抵抗推定マップとに基づいて、前記二次電池の前記内部抵抗を推定する第1推定部と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
所定の条件下で二次電池の内部抵抗を測定する測定部と、
測定された前記内部抵抗の値と、前記二次電池の劣化の度合いを比率で表した劣化比率との関係を表す劣化比率算出マップとに基づいて、前記劣化比率を算出する算出部と、
前記二次電池の温度及び前記二次電池の充電率を取得する取得部と、
算出された前記劣化比率と、取得された前記温度及び前記充電率と、前記内部抵抗の劣化率が最大である最大劣化状態及び前記内部抵抗の劣化率が最小である最小劣化状態における、前記温度と前記内部抵抗の値と前記充電率の値との関係を表した内部抵抗推定マップとに基づいて、前記二次電池の前記内部抵抗を推定する第1推定部と、
を備える内部抵抗推定装置。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記内部抵抗の測定条件を、前記劣化比率算出マップを生成するために行われる前記内部抵抗の値の経時的な測定における測定条件と合わせるための補正係数を用いて、測定された前記内部抵抗の値を補正する補正部を更に備える、
請求項1に記載の内部抵抗推定装置。
【請求項3】
前記補正係数には、温度の条件を合わせるための係数、充電率の条件を合わせるための係数、及び充電速度の条件を合わせるための係数のうち、少なくとも一つが含まれる、
請求項2に記載の内部抵抗推定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内部抵抗推定装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電気自動車等の駆動用電池として、充電を行うことにより電気を蓄え繰り返し使用可能なリチウムイオンバッテリ等の二次電池が用いられている。二次電池は、経年変化により容量が低下し、その電池特性が劣化してしまうことが知られている。そこで、このような容量低下に応じて駆動用電池を制御するために、容量と密接な関係がある内部抵抗を算出し、これに基づいて容量低下の度合いを推定することが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-135277号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、例えば、二次電池を搭載する電気自動車等の走行中に駆動用電池の内部抵抗を推定する場合、推定処理が煩雑になってしまう可能性がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑み、大きな計算コストをかけずに内部抵抗を推定することができる内部抵抗推定装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の内部抵抗推定装置は、二次電池の内部抵抗を測定する測定部と、測定された前記内部抵抗の値と、前記二次電池の劣化の度合いを比率で表した劣化比率との関係を表す劣化比率算出マップとに基づいて、前記劣化比率を算出する算出部と、前記二次電池の温度及び前記二次電池の充電率を取得する取得部と、算出された前記劣化比率と、取得された前記温度及び前記充電率と、前記内部抵抗の劣化率が最大である状態及び最小である状態における、前記内部抵抗の値と前記充電率の値との関係を表した内部抵抗推定マップとに基づいて、前記二次電池の前記内部抵抗を推定する第1推定部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、大きな計算コストをかけずに内部抵抗を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るBMSの構成の一例を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係る電池パックの等価回路の一例を示す回路図である。
図3は、実施形態に係るBMSのCPUの機能構成の一例を示すブロック図である。
図4は、実施形態に係る内部抵抗変化率と経時的に測定した内部抵抗の値との関係の一例を示す図である。
図5は、実施形態に係る劣化比率算出マップの一例を説明する図である。
図6は、実施形態に係る内部抵抗推定マップの一例を説明する図である。
図7は、実施形態に係るBMSが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<電池パックの構成>
本発明の実施形態に係る内部抵抗推定装置を搭載する電池パックを図1に示す。図1は、BMS1の構成の一例を示すブロック図である。電池パック10は、BMS(Battery Management System)1と、電池モジュール2と、を有する。BMS1は、内部抵抗推定装置の一例である。
【0010】
BMS1は、電池パック10を制御する。BMS1は、電池パック10の内部抵抗を推定する処理を行う。また、例えば、BMS1は、電池モジュール2の電圧、電流、及び温度等を各種センサで検出し、電池パック10を過充電、過放電等から保護する制御を行う。BMSの構成については後述する。
(【0011】以降は省略されています)

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