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公開番号2024058165
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165341
出願日2022-10-14
発明の名称容器分離装置
出願人不二精機株式会社
代理人個人
主分類B65B 43/56 20060101AFI20240418BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】残り少なくなった積層容器と新たな積層容器を合体し、容器を上方に移動する時間に合体の作業を終了し、容器が後段工程において長時間途切れなくなることを実現する。
【解決手段】下方にあった直方体吸着部5a(又は5b)が積層容器4から1枚の容器を分離して上方に移動し1枚の容器が後段工程に移動しこれを繰り返す容器分離装置において、第1工程で積層容器4が残り少なくなると水平補助棒25が突出され、水平昇降部材14が下降して、コンベア2により新たな積層容器4が間隔Tで運ばれてきて、第2工程で残り少なくなった積層容器4の水平補助棒25が溝から引っ込み、積層容器4が落下し新たな積層容器4と合体し、第3工程で水平昇降部材14が上昇し合体した積層容器4が上昇し、間隔T以内に、第1工程から第3工程(時間T’)の作業を(時間T’×枚数)にて終了する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
積層容器をその底面を上向の状態で吸着位置に搬送するコンベアが設けられ、複数の上記積層容器が間隔Tで上記コンベア上に並べられ、上記積層容器を水平昇降部材により上昇し、回転中央軸の腕の端部に直方体吸着部が上下に設けられ、上記両直方体吸着部の下面と上面に吸引体が設けられ、上記回転中央軸が180度回転することで、下方にあった上記直方体吸着部の上記吸引体が吸引エアにより上記積層容器の上記底面から1枚の容器を分離して、上記1枚の容器の開口を上面とする上方に移動し、上記1枚の容器が後段工程に移動し、上方にあった上記直方体吸着部が下方に移動し、上記吸引体が上記吸引エアにより上記積層容器の上記底面から上記1枚の容器を分離して、上記1枚の容器の開口を上面とする上方に移動し、上記1枚の容器が後段工程に移動し、これを繰り返す容器分離装置において、
上記コンベア上に左右ガイドが設けられ、上記左右ガイドの両上端部に溝が設けられ、上記溝から水平補助棒が対向方向に設けられ、
第1工程において、上記積層容器が残り少なくなると、上記両溝から上記水平補助棒が対向方向に突出され、上記残り少なくなった積層容器が上記水平補助棒により支持され、上記水平昇降部材が下降して、新たな積層容器が上記コンベアにより運ばれてくると、検知センサS1により上記コンベアが停止され、
第2工程において、上記残り少なくなった積層容器が、上記水平補助棒が上記溝から引っ込み、上記残り少なくなった積層容器が下方に落下し、上記新たな積層容器と合体し、
第3工程において、上記水平昇降部材が上昇し、合体した上記残り少なくなった積層容器と上記新たな積層容器が上昇し、検知センサS2が上記底面を検知することで、合体した上記残り少なくなった積層容器と上記新たな積層容器の上昇が停止され、
ここまでの上記第1工程から上記第3工程の作業を、上記回転中央軸が180度回転し、下方にあった上記直方体吸着部の上記吸引体が上記1枚の容器の上記底面に吸着し、下方にあった上記直方体吸着部の上記吸引体が上記1枚の容器の開口を上面とする上方に移動する時間T’が、
(上記間隔T)≧(上記時間T’×(上記残り少なくなった容器の枚数))
に終了すること、を特徴とする容器分離装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
上記1枚の容器が上記直方体吸着部にて上方に運ばれると、上記水平昇降部材又は上記水平補助棒が、上記1枚分の容器の幅分、上昇することを特徴とする請求項1記載の容器分離装置。
【請求項3】
上記回転中央軸が180度回転する間に、カムが一定方向に回転することで、上下の上記直方体吸着部が、下死点から上死点を経て上記下死点に移動することを特徴とする請求項1又は2記載の容器分離装置。
【請求項4】
上記左右ガイドが離間方向に移動し、その後上記残り少なくなった積層容器が落下し、上記新たな積層容器と合体し、
その後、上記左右ガイドが近接方向に移動し、上記左右ガイドが上記積層容器の幅まで移動することを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の容器分離装置。
【請求項5】
上記回転中央軸が180度回転することで、下方にあった上記直方体吸着部の上記吸引体が上記吸引エアにより上記積層容器の上記底面から上記1枚の容器を分離して、上記1枚の容器の開口を上記上面とする上方に移動し、
上記吸引体の上記吸引エアが終了することにより、上方にあった上記1枚の容器を、左右の両側コンベアにより上記後段工程に移動することを特徴とする請求項1~4の何れかに記載の容器分離装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、弁当箱等の容器を複数枚積層した状態(積層容器)から、順次、上記弁当箱等の容器を1枚ずつ分離することができる容器分離装置を提供することを目的とする。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、容器分離装置1には、水平回転軸4に支持杆5が設けられ、上記支持杆5の上方と下方に各々吸着部6a,6b(2個)を設け、下方においてコンベアで運ばれてきた積層された積層容器3a(底面を上にして弁当箱を例えば60枚積層する)を、下方のベローズ状の吸引体20にて、1枚の弁当箱の底面を、吸引空気により吸着し、上記水平回転軸4を180度回転し、上方に移行した上記吸着部6aが、1枚の弁当箱の上面を上にした状態で上方に運ばれ、上記弁当箱が後段工程に移行し、これを繰り返し、上記後段工程(後段工程コンベア上に上記弁当箱が流れる際に、上記弁当箱内に米飯入れや、惣菜入れ)に移行する技術が知られている(特許文献1)。
【0003】
このように、上記水平回転軸4には上記支持杆5が設けられており、上記支持杆5の上方と下方に各吸着部6a,6bが2個設けられていて、上記水平回転軸4が180度回転し、上記積層容器3aから1枚の上記弁当箱が次々に上記吸着部6aにて上方に移行し(他の1個の吸着部6bは下方に移行し)、上方に移行した上記1枚の弁当箱を後段工程に移行し、これを繰り返すことにより、上記後段工程コンベア(上記弁当箱が流れる際に、上記弁当箱内に米飯入れや、惣菜入れ)に移行する技術が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-218190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで(図23参照)、上記従来の装置1では、上記積層容器3a(底面を上にした状態、上記弁当箱の例えば60枚)が、上記積層容器3a(上記弁当箱の例えば60枚)が間隔Tを置いて、次々に上記コンベアで運ばれてくるので、上記積層容器3a(上記弁当箱が例えば60枚)が間隔Tを置いた分、上記吸着部6aは、上方に移行した上記弁当箱が、上記後段工程コンベア上に流れる際に、上記弁当箱内に米飯入れや惣菜入れのとき、上記弁当箱が、長時間、途切れることが考えられる。
【0006】
上記積層容器3a(上記弁当箱の例えば60枚)が、次々に上方に移行した上記弁当箱が、例えば60枚は、一定の間隔で、上記後段工程コンベアを流れるので、上記弁当箱内に米飯入れや惣菜入れのとき支障はないが、上記積層容器3a(上記弁当箱の例えば60枚)と、上記積層容器3a(上記弁当箱の例えば60枚)とが、間隔Tを置いて、上記コンベア上にて運ばれるので、上記間隔Tを置いた分、上記後段工程コンベア上に、上記弁当箱が、長時間、途切れることが考えられる。
【0007】
上記弁当箱が、長時間、途切れないように、上記コンベア上の上記積層容器3a(上記弁当箱が例えば60枚)の間隔Tを狭くする等の措置をしても、上記後段工程コンベアにおいて、上記弁当箱が、長時間、途切れないようにするには、別の工夫が必要である。
【0008】
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、残り少なくなった積層容器と、新たな積層容器を合体し、下方の直方体吸着部の吸引体が1枚の弁当箱を吸着し、上方に上記弁当箱(上記直方体吸着部)が移動する間に、上記合体の作業を終了し、後段工程において、複数の上記弁当箱が、長時間、途切れなくなることを実現する容器分離装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、積層容器をその底面を上向の状態で吸着位置に搬送するコンベアが設けられ、複数の上記積層容器が間隔Tで上記コンベア上に並べられ、上記積層容器を水平昇降部材により上昇し、回転中央軸の腕の端部に直方体吸着部が上下に設けられ、上記両直方体吸着部の下面と上面に吸引体が設けられ、上記回転中央軸が180度回転することで、下方にあった上記直方体吸着部の上記吸引体が吸引エアにより上記積層容器の上記底面から1枚の容器を分離して、上記1枚の容器の開口を上面とする上方に移動し、上記1枚の容器が後段工程に移動し、上方にあった上記直方体吸着部が下方に移動し、上記吸引体が上記吸引エアにより上記積層容器の上記底面から上記1枚の容器を分離して、上記1枚の容器の開口を上面とする上方に移動し、上記1枚の容器が後段工程に移動し、これを繰り返す容器分離装置において、上記コンベア上に左右ガイドが設けられ、上記左右ガイドの両上端部に溝が設けられ、上記溝から水平補助棒が対向方向に設けられ、第1工程において、上記積層容器が残り少なくなると、上記両溝から上記水平補助棒が対向方向に突出され、上記残り少なくなった積層容器が上記水平補助棒により支持され、上記水平昇降部材が下降して、新たな積層容器が上記コンベアにより運ばれてくると、検知センサS1により上記コンベアが停止され、第2工程において、上記残り少なくなった積層容器が、上記水平補助棒が上記溝から引っ込み、上記残り少なくなった積層容器が下方に落下し、上記新たな積層容器と合体し、第3工程において、上記水平昇降部材が上昇し、合体した上記残り少なくなった積層容器と上記新たな積層容器が上昇し、検知センサS2が上記底面を検知することで、合体した上記残り少なくなった積層容器と上記新たな積層容器の上昇が停止され、ここまでの上記第1工程から上記第3工程の作業を、上記回転中央軸が180度回転し、下方にあった上記直方体吸着部の上記吸引体が上記1枚の容器の上記底面に吸着し、下方にあった上記直方体吸着部の上記吸引体が上記1枚の容器の開口を上面とする上方に移動する時間T’が、(上記間隔T)≧(上記時間T’×(上記残り少なくなった容器の枚数))に終了すること、を特徴とする容器分離装置により構成される。
【0010】
上記容器は例えば弁当箱(4’)である。上記積層容器は、上記弁当箱(4’)が例えば60枚積層されている。上記残り少なくなった積層容器は、上記弁当箱(4’)が例えば10枚積層されている。上記溝は例えば縦スリット(溝)(28,28)である。従って、第1工程から第3工程までの作業を、上記回転中央軸が180度回転し、下方にあった上記直方体吸着部が上記1枚の容器(例えば弁当箱(4’))の開口(4b)を上面とする上方に移動する時間T’が、(上記間隔T)≧(上記時間T’×(上記残り少なくなった容器の枚数))に終了すること、を特徴とする容器分離装置により構成される。上記残り少なくなった容器の枚数は、例えば10枚である。よって、(積層容器4の間隔T)と、((1枚の弁当箱(容器)4’が上方に移動する時間T’)×例えば10枚)(図22参照)より、等しいか、又は、短いか(=(1枚の弁当箱(容器)4’が上方に移動する時間T’)×例えば10枚)、が条件となる(図22(a)~(d)参照)。よって、上記容器(例えば弁当箱(4’))において、上記容器(例えば弁当箱(4’))が、後段工程において、一定間隔で、各容器(例えば弁当箱(4’))が移行するので、上記容器(例えば弁当箱(4’))が、後段工程において、長時間、途切れることがない。
(【0011】以降は省略されています)

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