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公開番号2023134311
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-27
出願番号2022060804
出願日2022-03-14
発明の名称荷役用パレット
出願人個人
代理人個人
主分類B65D 19/32 20060101AFI20230920BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】従来型パレットとは異なる枠体構成で、管理可能な荷役用パレットの提供。
【解決手段】本発明の荷役用パレットは、パレット枠体が、貨物を載せる載置面側の上部枠体と床面に接する接地面側の下部枠体とに二分割され、前記上部枠体と下部枠体との相対する両分割面の全部又は少なくとも一部に上部枠体と下部枠体とが上下方向に分離合体自在な相補形状の凹凸部が設けられ、前記上部枠体と下部枠体とには各々フォーク爪の挿通する挿通孔が設けられており、上部枠体と下部枠体との合体状態における枠体は四角形状であることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
パレット枠体は、貨物が載せられる載置面側の上部枠体と床面に接する接地面側の下部枠体とに二分割され、前記上部枠体と下部枠体との相対する両分割面の全部又は少なくとも一部に上部枠体と下部枠体とが上下方向に分離合体自在な相補形状の凹凸部が設けられ、前記上部枠体と下部枠体とには各々フォーク爪の挿通する挿通孔が設けられたこと特徴とする荷役用パレット。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
凹凸部は、合体状態の上部枠体と下部枠体との分割面において相互に旋回不能な形状であることを特徴とする請求項1の荷役用パレット。
【請求項3】
凹凸部は、少なくとも複数個設けられ、複数個の全部又は少なくとも一部は相補形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2の荷役用パレット。
【請求項4】
凹凸部の全部又は少なくとも一部は、上部枠体と下部枠体とを所定の合体状態に導く合体案内面を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の荷役用パレット。
【請求項5】
パレット枠体は、上部枠体と下部枠体との合体状態で四角形状であり、下部枠体の少なくとも一部の凸部は、下部枠体の四隅から垂直上方に延在して上部枠体の上面に達する略三角柱状の隅柱であって、各隅柱の頂面は合体状態で前記上部枠体の上面と面一となる直角三角形状の切頭面を有し、前記切頭面の直角三角形状の底辺を台形の上辺として下方に向けて延在する合体案内面は、前記上辺から下方に向けて次第に拡大しつつ下部枠体の中央部に向かって下り傾斜となる略台形状の案内面であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の荷役用パレット。
【請求項6】
上部枠体は、上部枠体の四隅が切除された切欠面が下部枠体の隅柱の合体案内面に相応する相補形状の案内面を有することを特徴とする請求項5の荷役用パレット。
【請求項7】
上部枠体は、上部枠体の四辺側から枠体中央部を貫通するフォーク爪が挿通する貫通孔を有し、前記貫通孔は孔の下辺側が分割面側に開放された伏せコ字形状であることを特徴とする請求項5又は請求項6の荷役用パレット。
【請求項8】
下部枠体は、下部枠体の分割面の中央部と隅柱の近傍の分割面に、分割面の前記中央部の中心を点対称として配設された凹部を有すると共に、上部枠体の分割面に、前記嵌合凹部に上方向から嵌合する相補形状の凸部を有することを特徴とする請求項5乃至請求項7の何れかに記載の荷役用パレット。
【請求項9】
凹部は頭部が下方向きの略円錐形状、凸部は頭部が下方向きの略円錐形状であることを特徴とする請求項8の荷役用パレット。
【請求項10】
上部枠体は、上部枠体の分割面側に上部枠体の相対する二辺側から枠体中央部を貫通するフォーク爪が挿通する貫通孔を有し、前記貫通孔は孔の下辺側が分割面側に開放された伏せコ字形状であり、前記貫通孔と直交する方向に延在する三本の断面略逆台形状の嵌合凸部を間隔をおいて平行に有すると共に、
下部枠体は、下部枠体の分割面側に前記嵌合凸部と嵌合する相補形状の嵌合凹部を有することを特徴とする請求項6の荷役用パレット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物流分野において、貨物を載せた載置台にフォークリフト車のフォーク(二本の爪)を抜き差し自在に差し込んで、貨物をパレットごと輸送トラックに積み込んだり積み降ろしたり、或いは、倉庫等の貨物保管場所等においての貨物の場所移動(運搬)等に用いるための荷役用のパレットに関する。この様な従来の荷役用パレットを、以下、従来型パレットともいう。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来型パレットは、一般に、フォークを差し込むための挿通空間を設けるに必要な厚みを備え、貨物を載せる上面側の載置面と倉庫やトラック等の床に接する下面側の床接地面の上下の面が平坦で四角形状の一枚の枠体形状をしており、フォークリフト車の二本のフォークが抜き差し自在となる挿通空間(以下、フォークが挿通される孔を挿通孔ともいう)を、枠体の四辺側や相対する二辺側の各辺の直角方向から枠体の中央部を貫通する方向、即ち、枠体の四方(枠体の中心から観て十字方向)に備えた物、或いは、枠体の相対する二辺の相対方向(枠体の中心から観て二方向)に備えた物である。
【0003】
従って、従来型パレットに貨物を一旦載せると、以後、そのパレットに貨物を載せたまま、貨物の移動に伴ってパレットがそのまま運ばれる、即ち別のパレットに貨物を載せ換える積替え作業を行うことなく、貨物の移動先の搬送目的地迄そのパレットをそのまま用いるのが、作業効率上極めて有利であり便利でもある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来型パレットの運用において、二つの大きな課題がある。一つは、従来型パレットの紛失、二つは従来型パレットの積替である。
1.従来型パレットの紛失
貨物の移動(トラックへの積み上げや倉庫での積み下ろしや倉庫内外での場所移動のための運搬)を、一定の量毎にまとめて行うにはパレットに載せて行うのが上記の通り極めて効率的且つ便利である。
このため運送会社や倉庫会社等の物流各社は、各々、パレットを製作或いは購入し、当然のことながら、自社の資産として管理運営しているし、しても行きたいところである。
【0005】
ところが、現状は、貨物を載せられたパレットは、貨物を載せた状態のままで所有者や管理者の手を離れ、遠く手の届かぬ所へと転々と移動して行くし、移動先では、パレットの所有者や管理者とは無縁の業者等が、貨物を自分のパレットに積み替えたり、使用済みのパレットを元の所有者や管理者の許に送り返したりする面倒な作業を行わず、貨物を元のパレットに載せたまま当然の如く運用する。それが、現場作業上極めて効率的且つ便利だからである。
こうして、一旦貨物が載せられたパレットは、貨物が搬送目的地に着くまで、積み下ろさたり積み替えられたりすることなく、貨物と伴に転々と移動させられて行くのが常態であり、そして遂には、所有者の管理運営の手から離れたパレットは「雑パレット」と称されて、恰も、天下の共有物の如く業者間で扱われてしまう。
【0006】
上記のような現状は、自らパレットを製造したり購入したりせず、雑パレットを運用する業者にとってはコストゼロで極めて有利であるが、所有者にとっては大きな損失であり、甚だ不利である。所有者は、遠く手許を離れたパレットの回収には手間と労力とを要するため、費用対効果の点から回収を諦め、止むなく、不足する度に新規なパレットを補充して行く、のが常態となっている。
【0007】
2.従来型パレットの積替
パレットの所有者は、パレットを用いての搬送を容認しながら、自社のパレットが紛失しない方法を考えるが、そのためには、例えば、トラック輸送では、発着のどちらかで、一方のパレットから他方のパレットへと、貨物の積替え作業を行わねばならない。
具体的には、A倉庫にはA倉庫所有のaパレット、B倉庫にはB倉庫所有のbパレットがあるとして、A倉庫からB倉庫への貨物輸送の場面を想定してみると、紛失させない方法としては次の第1、第2の二つが考えられる。
【0008】
第1の方法は、
A倉庫に、予めB倉庫のbパレットを運び込んでおき、このbパレットに貨物を載せてA倉庫から出発し、B倉庫に到着したら貨物を載せたbパレットをそのままB倉庫において、別の(多くは空の)bパレットをA倉庫に(予め、B倉庫へのまたの貨物輸送を予測して)持ち帰っておく。この方法では、aパレットはA倉庫から離れないで済むが、bパレットはABの倉庫間を常時移動させられことになる。
【0009】
第2の方法は、
A倉庫でaパレットに貨物を載せて出発し、B倉庫に到着したら、(トラック運転手かB倉庫の作業員が)B倉庫でaパレットからB倉庫のbパレットに貨物を積み替え、(トラック運転手が)空のaパレットをA倉庫に持ち帰る。この方法では、bパレットはB倉庫から離れないで済むが、aパレットはABの倉庫間を常時移動させられることになる。
【0010】
上記二つの方法の何れかが徹底されれば、少なくとも一方の倉庫のパレットの紛失問題は解決されそうだが、実際はそうならない。
何故なら、A倉庫からの輸送先はB倉庫だけに限られるわけではなく、多くは、C、D、E・・・と複数の輸送先があるため、輸送先毎のパレット、c、d、e・・・を予めA倉庫が用意しておくことは多大の手間と労力や保管場所の確保を必要とするし、異なるパレット、c、d、e・・・毎に一々保管場所から運び出して貨物を載せる作業を行うこともまた、多大な手間と労力とを要するからであり、実際には殆ど実行不可能事である。
又、そもそも、各倉庫のパレット所有者や管理者は、自己のパレットを他者に預けること自体を嫌う。預けること自体が正にパレット流失の原因、第一歩となるからである。
(【0011】以降は省略されています)

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