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公開番号2024057769
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164656
出願日2022-10-13
発明の名称蒸気滅菌器
出願人株式会社湯山製作所
代理人個人
主分類A61L 2/07 20060101AFI20240418BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】安定した蒸気滅菌処理が行える蒸気滅菌器の提供
【解決手段】被滅菌物が載置される載置部4を内部に有する缶体3と、缶体3の内部であって載置部4よりも下方に設けた貯水部5と、貯水部5に水を供給する給水機構Paと、貯水部5に設置されたヒータ7と、貯水部5に立設され、貯水部5の水位を検知するセンサ20と、センサ20の検知結果に基づき、給水機構Paによる給水停止を制御する制御部19と、を備え、センサ20が、貯水部5に取り付けられた基部20aと、基部20aから、貯水部5に貯められた水の水面より上方に、水面に沿う方向に延出する横架部20bと、基部20aから離れた位置で横架部20bから垂下し、水面と当接することで水面を検知する検知部20cと、を備えた蒸気滅菌器S。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
被滅菌物が載置される載置部を内部に有する缶体と、
前記缶体の内部であって前記載置部よりも下方に設けた貯水部と、
前記貯水部に水を供給する給水機構と、
前記貯水部に設置されたヒータと、
前記貯水部に立設され、前記貯水部の水位を検知するセンサと、
前記センサの検知結果に基づき、前記給水機構による給水停止を制御する制御部と、を備え、
前記センサが、
前記貯水部に取り付けられた基部と、
前記基部から、前記貯水部に貯められた水の水面より上方に、前記水面に沿う方向に延出する横架部と、
前記基部から離れた位置で前記横架部から垂下し、前記水面と当接することで前記水面を検知する検知部と、を備えている蒸気滅菌器。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記基部の周囲が絶縁体で覆われている請求項1に記載の蒸気滅菌器。
【請求項3】
前記横架部が前記絶縁体で覆われている請求項2に記載の蒸気滅菌器。
【請求項4】
前記基部から複数組の前記横架部および前記検知部が異なる方向に延出している請求項1に記載の蒸気滅菌器。
【請求項5】
前記基部の下端部に雄ねじ部が形成されている請求項1に記載の蒸気滅菌器。
【請求項6】
前記基部が柱状を呈し、前記横架部が前記基部と同軸心状の円盤形状を呈しつつ前記基部の端部に取り付けられ、前記検知部が前記横架部の下面に突出形成された筒状の壁部である請求項1に記載の蒸気滅菌器。
【請求項7】
前記基部の端部と前記横架部とに亘って調高ねじ部が形成されている請求項6に記載の蒸気滅菌器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、缶体の内部に保持した被滅菌物を蒸気によって滅菌処理する蒸気滅菌器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、このような蒸気滅菌器に関連する技術としては、例えば以下の特許文献1(明細書〔0006〕、〔0008〕、〔0026〕段落および図4等参照)に示すものがある。
【0003】
特許文献1に係る蒸気滅菌器は、被滅菌物を収容可能な缶体2と、缶体2の内部に給水する水の貯水タンク39と、缶体2に設けられた滅菌ヒータ12と、缶体2と貯水タンク39とを接続する給水管27と、給水管27の流路を開閉する給水電磁弁30と、缶体2に接続される通気管21と、通気管21に接続されたエアポンプ23と、を備えている。これらの構成により、缶体2の内部に水を貯水し、滅菌ヒータ12によって水を加熱して蒸気とし、缶体2の内部に保持した被滅菌物を蒸気滅菌するものである。
【0004】
蒸気滅菌処理が終了したのちは缶体2の内部の蒸気を排出するが、そこで残存した水分については、被滅菌物を確実に乾燥させるために、缶体2の内部をさらに乾燥ヒータ13で加熱しつつ蒸気化され排出される。
【0005】
当該蒸気滅菌器では、滅菌処理および乾燥処理が終了した際に被滅菌物の表面に水分が残らないよう、缶体2に供給する水の量が決められ、滅菌ヒータ12の温度調節工程や給水電磁弁30の開閉時期がタイムスケジュールに規定されている。このような構成により、従来の蒸気滅菌器によれば被滅菌物を効率的に蒸気滅菌することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-209188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記従来の蒸気滅菌器では、缶体2に貯留する水の量を設定するために水位電極14が用いられている。水位電極14は、缶体2の底面に突設してあり、下から約3分の2の領域が絶縁材料で覆われており、その上方に水との接触で通電する電極が配置されている。缶体2の内部の水位が上昇し、水位電極14の絶縁部分を超えることで電気信号が発生し、所定水位となったことを把握するものである。
【0008】
ただし、水位電極14に沿って水位が上昇するとき、水位電極14の表面が乾いている場合と湿っている場合とでは、水の表面張力が異なる状態に作用する。例えば、水位電極14の表面が乾いているとき、表面と水との間で作用する表面張力により、水位電極14と水面との接触位置は実際の水面の高さよりも低くなる。このため、缶体に供給する水量が多くなり、被滅菌物の乾燥不良が発生する。
【0009】
一方、水位電極14の表面が湿っている場合には、表面に対する水の濡れ性によって、水位電極14と水面との接触位置は実際の水面の高さよりも僅かに高くなる。ただし、水面が高くなるのは表面近傍に限られるため、この場合、缶体2への供給水量は略正確なものとなる。
【0010】
このように、従来技術においては、缶体に供給する水の量が必ずしも正確ではなく、蒸気滅菌処理に際して特に乾燥処理の均一性が維持し難いという課題があった。そこで、従来より、安定した蒸気滅菌処理が行える蒸気滅菌器が求められていた。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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