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公開番号2024057713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164554
出願日2022-10-13
発明の名称オブラート供給装置
出願人株式会社フジキカイ
代理人個人,個人
主分類B65H 5/12 20060101AFI20240418BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】トレーに供給された切断オブラートがカールすることがないように、切断オブラートをトレーに供給することができるオブラート供給装置を提供する。
【解決手段】トレー11を搬送する搬送コンベヤ10の上方に、回転供給体18が回転可能に支持される。回転供給体18は、帯状オブラート15または切断オブラートを平に吸着可能な平坦に形成された保持部20を周方向に離間して複数備える多角形状に形成される。回転供給体18の周方向に隣り合う保持部20,20の間で帯状オブラート15を切断する切断手段19が設けられる。回転供給体18の間欠回転により、原反ロール16から帯状オブラート15が引き出されると共に、切断された切断オブラートが供給位置に位置付けられる。搬送コンベヤ10から持上げ手段21でトレー11を持ち上げた状態で、供給位置の保持部20の吸着を解除することで切断オブラートはトレーに供給される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
搬送コンベヤで搬送されるトレーの物品収容部に、帯状オブラートから切り離された切断オブラートを供給するオブラート供給装置であって、
前記搬送コンベヤの上方に回転可能に支持されると共に、前記帯状オブラートを吸着可能で平坦に形成された保持部を周方向に離間して複数備え、回転することで帯状オブラートを供給源から引き出す回転供給体と、
該回転供給体における周方向に隣り合う前記保持部で吸着した帯状オブラートを、当該隣り合う保持部の間で切断する切断手段と、
前記搬送コンベヤで回転供給体の下方まで搬送された前記トレーを、回転供給体における下を向く供給位置の前記保持部に接近するよう持ち上げる持上げ手段と、を備え、
前記帯状オブラートから切り離された切断オブラートを吸着している前記保持部を、前記回転供給体の回転によって前記供給位置に位置付けると共に、前記持上げ手段でトレーを持ち上げた状態で、供給位置の保持部の吸着を解除することで切断オブラートをトレーの物品収容部に供給するようにした
ことを特徴とするオブラート供給装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記搬送コンベヤは、前記回転供給体の回転軸方向に複数列でトレーを搬送するよう構成され、
前記搬送コンベヤで搬送されるトレーの列数と同数の前記供給源、回転供給体、切断手段および持上げ手段を、トレーの各列と対応して設けたことを特徴とする請求項1記載のオブラート供給装置。
【請求項3】
前記トレーに供給した切断オブラートを、前記物品収容部に収容されている物品に押し付ける押付け手段を備えることを特徴とする請求項1記載のオブラート供給装置。
【請求項4】
前記供給源と回転供給体との間の帯状オブラートの移送路に、該帯状オブラートを吸着ベルトで吸着移送する補助コンベヤを備えたことを特徴とする請求項1記載のオブラート供給装置。
【請求項5】
前記切断手段は、前記回転供給体に対して進退移動するナイフを備え、該ナイフを回転供給体に設けた溝に突入して帯状オブラートを切断するようにしたことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載のオブラート供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オブラートを供給するオブラート供給装置に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、グミなどの粘着性のある物品をトレーに収容し、物品の乾燥を防止するためのオブラートでトレーの上面を覆った状態でピロー包装することが行われている。また、原反ロールからフィルムを引き出して供給する装置として、円形のターレットに吸着孔を設け、外周面にフィルムを吸着したターレットを回転することで原反ロールからフィルムを所定長さ引き出すと共にカットし、該カットしたフィルムを供給位置に供給することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭63-272617号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の装置では、フィルムを円形のターレットの外周面に吸着して引き出すため、供給位置まで引き出される間にフィルムには円弧の癖が付いてしまう。すなわち、フィルムとしてオブラートを用いる場合に、供給位置まで引き出してカットされたオブラートには円弧の癖が付いているため、該オブラートをトレー上面に落下供給する構成では、落下するオブラートの一部(円弧状の頂部)が先にトレーの上面に到達する。オブラートは吸湿性が高いため、トレー上面に先に到達したオブラートの一部が粘着性のある物品と接触すると、該接触部位から吸湿し、それと同時に周辺部位では吸湿した水分を放出し乾燥するため、オブラートがカールする現象が発生する。この場合に、オブラートはトレーを平面状態で覆っておらず、トレー内の物品の一部が露出した状態のまま次工程に移送されることで物品が乾燥したり、オブラートのカール部分が、次工程での処理に際して各種機器に巻き込まれるなどしたりする不具合を招く要因となる問題がある。
【0005】
本発明の目的は、トレーに供給された切断オブラートがカールすることがないように、切断オブラートをトレーに供給することができるオブラート供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の請求項1に係る発明のオブラート供給装置は、
搬送コンベヤ(10)で搬送されるトレー(11)の物品収容部(12a)に、帯状オブラート(15)から切り離された切断オブラート(15a)を供給するオブラート供給装置であって、
前記搬送コンベヤ(10)の上方に回転可能に支持されると共に、前記帯状オブラート(15)を吸着可能で平坦に形成された保持部(20)を周方向に離間して複数備え、回転することで帯状オブラート(15)を供給源(16,17)から引き出す回転供給体(18)と、
該回転供給体(18)における周方向に隣り合う前記保持部(20,20)で吸着した帯状オブラート(15)を、当該隣り合う保持部(20,20)の間で切断する切断手段(19)と、
前記搬送コンベヤ(10)で回転供給体(18)の下方まで搬送された前記トレー(11)を、回転供給体(18)における下を向く供給位置(S)の前記保持部(20)に接近するよう持ち上げる持上げ手段(21)と、を備え、
前記帯状オブラート(15)から切り離された切断オブラート(15a)を吸着している前記保持部(20)を、前記回転供給体(18)の回転によって前記供給位置(S)に位置付けると共に、前記持上げ手段(21)でトレー(11)を持ち上げた状態で、供給位置(S)の保持部(20)の吸着を解除することで切断オブラート(15a)をトレー(11)の物品収容部(12a)に供給するようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、回転供給体における平坦に形成された保持部に帯状オブラートを吸着して引き出すと共に、該帯状オブラートから切り離された切断オブラートを保持部に平に吸着して供給位置に位置付けることができるので、切断オブラートをトレーの物品収容部に平な状態で供給することができる。すなわち、トレーに収容されている物品に対して切断オブラートの一部のみが先に接触するのを抑制でき、該切断オブラートがカールするのを防ぐことができる。また、持上げ手段で持ち上げられて保持部に接近するトレーに対して切断オブラートを供給するので、吸着の解除により保持部から離れた切断オブラートをトレーの物品収容部に対して適切な位置に供給することができる。
【0007】
請求項2に係る発明では、前記搬送コンベヤ(10)は、前記回転供給体(18)の回転軸方向に複数列でトレー(11)を搬送するよう構成され、
前記搬送コンベヤ(10)で搬送されるトレー(11)の列数と同数の前記供給源(16,17)、回転供給体(18)、切断手段(19)および持上げ手段(21)を、トレー(11)の各列と対応して設けたことを特徴とする。
請求項2の発明によれば、複数の切断オブラートを複数のトレーに一度に供給することができ、処理能力を向上することができる。
【0008】
請求項3に係る発明では、前記トレー(11)に供給した切断オブラート(15a)を、前記物品収容部(12a)に収容されている物品(14)に押し付ける押付け手段(36)を備えることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、トレーに収容されている物品と切断オブラートとを密着させることができ、物品の乾燥を抑制できる。
【0009】
請求項4に係る発明では、前記供給源(16,17)と回転供給体(18)との間の帯状オブラート(15)の移送路に、該帯状オブラート(15)を吸着ベルト(24a)で吸着移送する補助コンベヤ(24)を備えたことを特徴とする。
請求項4の発明によれば、供給源から引き出される際に帯状オブラートに加わる引っ張り力が分散され、該帯状オブラートが破断するのを抑制できる。
【0010】
請求項5に係る発明では、前記切断手段(19)は、前記回転供給体(18)に対して進退移動するナイフ(30)を備え、該ナイフ(30)を回転供給体(18)に設けた溝(18a)に突入して帯状オブラート(15)を切断するようにしたことを特徴とする。
請求項5の発明によれば、軟質な帯状オブラートの切断を良好に行うことができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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