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公開番号2024057498
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164287
出願日2022-10-12
発明の名称包装箱
出願人株式会社トーモク
代理人デロイトトーマツ弁理士法人
主分類B65D 5/54 20060101AFI20240417BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本発明は、従来の包装箱と同様な扱いで輸送可能であり、商品の陳列の際には、開口部を容易に設けられるとともに、積み上げ陳列時に左右方向の整列状態を維持可能な包装箱を提供することを目的とする。
【解決手段】包装箱(100)が備える端板(10)は、開口部(5)を形成する開口形成可能線(15)の少なくとも一部が設けられている開口端板(11)を含んでおり、開口端板(11)は、開口端板(11)の上縁部(13)、及び下縁部(14)の何れか一方において、少なくとも開口端板(11)の一部を含み、開口端板(11)から分離した第1接続部(6)を形成可能な第1破断可能線(17)を有し、開口端板(11)の上縁部(13)、及び下縁部(14)の何れか他方に連接されている端板フラップ(30)は、第1接続部(6)が接続可能な形状である第2接続部(7)を形成可能な第2破断可能線(34)を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
互いに対向する一対の端板と、
互いに対向する一対の側板と、
前記各端板の上縁部と下縁部とにそれぞれ連接される端板フラップ、及び
前記各側板の上縁部と下縁部とにそれぞれ連接される側板フラップを備え、直方体状に組み立て可能な包装箱であって、
前記端板は、開口部を形成する開口形成可能線の少なくとも一部が設けられている開口端板を含んでおり、
前記開口端板は、前記開口端板の前記上縁部、及び前記下縁部の何れか一方において、少なくとも前記開口端板の一部を含み、前記開口端板から分離した第1接続部を形成可能な第1破断可能線を有し、
前記開口端板の前記上縁部、及び前記下縁部の何れか他方に連接されている前記端板フラップは、前記第1接続部が接続可能な形状である第2接続部を形成可能な第2破断可能線を有している、包装箱。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記開口形成可能線と、前記第1破断可能線とは、少なくとも一部を共有している、請求項1に記載の包装箱。
【請求項3】
前記第1破断可能線は、前記開口端板から前記開口端板の前記第1破断可能線側に連接されている前記端板フラップにわたって連続的に設けられており、
全ての前記側板フラップは、箱に組み立てた状態における包装箱の上下方向において、前記第1接続部、及び前記第2接続部と重ならない形状に形成されている、請求項2に記載の包装箱。
【請求項4】
前記第1接続部は、前記第1接続部を折り曲げ可能な折目線を有している、請求項1~3の何れか一項に記載の包装箱。
【請求項5】
前記開口形成可能線は、前記開口形成可能線上に第1起点、及び第2起点が設けられ、
前記開口端板に連接されている一方の前記側板、及び他方の前記側板のそれぞれの上縁部において、前記開口端板に対し反対側に位置する上縁角部をそれぞれ第1終点、及び第2終点とし、
前記第1起点から一方の前記側板を経由し前記第1終点までの間、及び
前記第2起点から他方の前記側板を経由し前記第2終点までの間には、第3破断可能線がそれぞれ設けられている、請求項1~3の何れか一項に記載の包装箱。
【請求項6】
前記第1破断可能線側の前記端板フラップには、両端部が折目線上の前記第1破断可能線の両端部にそれぞれ接続されている第2破断可能線が設けられ、両者は前記開口端板の一部と、前記端板フラップの一部とを囲む閉曲線を構成して前記第1接続部を形成しており、
前記第2破断可能線側の前記端板には、両端部が折目線上の前記第2破断可能線の両端部にそれぞれ接続されている第1破断可能線が設けられ、両者は前記端板フラップの一部と、前記開口端板の一部とを囲む閉曲線を構成して、前記第2接続部を形成可能な第2接続部形成部を形成しており、
前記第1接続部と、前記第2接続部形成部とは、包装箱からそれぞれ分離可能である、請求項1~3の何れか一項に記載の包装箱。
【請求項7】
前記開口形成可能線は、前記開口端板の両側の前記側板と接しているそれぞれの端部に対し、平行、かつ所定距離を有して配置された2つの直線部を含み、
前記2つの直線部はそれぞれ前記開口端板の前記上縁部から前記下縁部まで設けられている、請求項1~3の何れか一項に記載の包装箱。
【請求項8】
前記第2接続部は前記端板フラップの一部を切除して形成される開口部分であり、
前記第2破断可能線は、前記開口形成可能線と連続して設けられており、
前記開口形成可能線と、前記第2破断可能線とは、前記開口端板の一部と、前記端板フラップの一部とを囲む閉曲線として形成されている、請求項1~3の何れか一項に記載の包装箱。
【請求項9】
前記開口形成可能線は、前記開口端板と、前記側板とにわたって設けられている、請求項1~3の何れか一項に記載の包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開口部を備えた包装箱に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、包装箱に関する発明であり、販売店での陳列の際に、包装箱の側面に開口部を容易に加工することが可能な包装箱が開示されている。上記発明に係る包装箱は直方体状に形成されているので、輸送段階では従来どおり扱うことができる。また、販売店で商品を陳列する際には、設けられている破断可能線により、開口部を包装箱の側面に容易に設けることができる。上記発明に係る包装箱は、側面に設けた開口部を通して商品を視認可能なため、顧客に商品の魅力を訴求することができるとともに、顧客が包装箱内の商品を取り出しやすいという特徴を備えている。
【0003】
販売店で包装箱を陳列する場合、包装箱を積み重ねて商品を展示することが行われている。上記包装箱は、側面に開口部が設けられているため、最上段以外の包装箱内の商品も、開口部により見せることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-150067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、積み上げられた包装箱は、左右方向に整列せずにずれた状態になる場合があった。また、包装箱同士がずれずに整列して積み上げられた場合でも、顧客が包装箱、又は商品に触れた際に、包装箱がずれてしまうことがあった。このため、顧客が積み重ねられた包装箱の見栄えの悪さを感じることがあった。
【0006】
この懸案点に対し、整列して積み重ねられた状態を維持できるように工夫された包装箱が考案されている。例えば、天板が設けられていない平たい直方体形状に形成された包装箱が、青果物のトレーケースとして利用されている。この包装箱は、包装箱の周囲を囲って枠状に設けられている垂直板の上端部の複数個所に、前記垂直板を延長するように突起が設けられている。上側に積み上げられる包装箱の下面の外周には、くぼみが複数設けられており、下側の包装箱の前記突起が上側の包装箱の前記くぼみに差し込まれて支持されることで、ずれを防ぐ構造である。
【0007】
しかし、青果物以外の食品、例えばレトルト食品、パスタソース等の商品の場合では、輸送中に商品が露出した状態である包装箱を利用することはできない。したがって、従来の包装箱と同様な扱いやすさで輸送可能であり、商品陳列時には容易に開口部を設けることができて、積み上げ状態でのずれの発生を防止可能な包装箱が求められていた。
【0008】
本発明は、上記課題を解消するためになされたものであり、従来の包装箱と同様な扱いで輸送可能であり、商品の陳列の際には、開口部を容易に設けられるとともに、積み上げ陳列時に左右方向の整列状態を維持可能な包装箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る包装箱は、互いに対向する一対の端板と、互いに対向する一対の側板と、各端板の上縁部と下縁部とにそれぞれ連接される端板フラップ、及び各側板の上縁部と下縁部とにそれぞれ連接される側板フラップを備え、直方体状に組み立て可能であって、端板は、開口部を形成する開口形成可能線の少なくとも一部が設けられている開口端板を含んでおり、開口端板は、開口端板の上縁部、及び下縁部の何れか一方において、少なくとも開口端板の一部を含み、開口端板から分離した第1破断可能線を有し、開口端板の上縁部、及び下縁部の何れか他方に連接されている端板フラップは、第1接続部が接続可能な形状である第2接続部を形成可能な第2破断可能線を有している。
【0010】
本発明に係る包装箱は、輸送時は、従来の包装箱と同様に突起等がない直方体状の形態である。また、本発明に係る包装箱は、開口端板、又はその周辺部位に開口形成可能線、第1接続部を形成可能な第1破断可能線、及び、第1接続部が接続可能な第2接続部を形成可能な第2破断可能線を有している。加工対象領域が開口端板周辺に集約されているので、作業中に加工面を変える必要がなく、箱を持ち直すことなく容易に作業できる。したがって、本発明に係る包装箱は、容易に開口部を設けられるとともに、積み上げ陳列時に左右方向の整列状態を維持可能な包装箱とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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