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公開番号2024057056
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2024027734,2020122490
出願日2024-02-27,2020-07-17
発明の名称麺線カット投入装置
出願人日清食品株式会社
代理人
主分類A21C 11/00 20060101AFI20240416BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約【課題】即席麺の製造過程における麺線群のカット投入工程において不要な麺線群を、麺線群のカットから乾燥容器への投入の工程において排除する新たな方法を開発する。
【解決手段】
纏まり状態にある複数列の麺線群MSを垂下させた状態で連続的にカットし、当該カット後の麺線群MSを所定の型枠RTに収納するための麺線カット投入装置において、当該麺線カット投入装置が、
水平方向に配置された円筒状の回転カッター部3と、
当該カッター部の下に垂直状に配置された背板領域と5、
当該背板領域に設けられた麺線群の区分部材7と、
当該区分部材の下方に位置し、前記背板領域に設けられた排除機構9と、
を備えた麺線カット投入装置、とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
纏まり状態にある複数列の麺線群を垂下させた状態で連続的にカットし、当該カット後の麺線群を所定の型枠に収納するための麺線カット投入装置において、当該麺線カット投入装置が、
水平方向に配置されたカッター部と、
当該カッター部の下に垂直状に配置された背板領域と、
当該背板領域に設けられた、前記纏まり状態にある複数列の麺線群の列ごとの区分部材と、
当該区分部材の下方に位置し、前記背板領域に設けられた、不要な麺線群を型枠へ送られる経路から排除する排除機構と、
を備えた麺線カット投入装置。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記排除機構が背板領域より出入可能な排除ダンパーによるものである請求項1に記載の麺線カット投入装置。
【請求項3】
前記区分部材が前記背板領域より出入可能な区分部材である請求項2に記載の麺線カット投入装置。
【請求項4】
前記背板領域においてパンチング加工されている領域を備えた請求項2又は3に記載の麺線カット投入装置。
【請求項5】
前記背板領域が平坦な平面を形成可能な領域を有する請求項2~4のいずれかに記載の麺線カット投入装置。
【請求項6】
前記麺線カット投入装置が、カット後の麺線群が経由するシュート部及び/又は水車部を備えた、請求項2~5のいずれかに記載の麺線カット投入装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、即席麺の連続的な製造において麺線群を所定間隔でカットし、当該カットした麺線群を乾燥のためのカップ状等の型枠に順次、投入するための麺線カット投入装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
即席麺の麺塊の連続的な生産においては、麺線を製造するために原料配合(小麦粉及び澱粉、塩類等)を混練しドウを調製した後、当該ドウを複合・圧延して薄膜状の麺帯を調製し、当該麺帯を切り出して麺線を調製する。そして、当該麺線をネットコンベア上で搬送しながら蒸煮してα化し、必要に応じて着味し、カットした後、型枠に麺線群を投入し型詰めし、乾燥して麺塊を調製する。
【0003】
上記工程のうち、カット→型枠への麺線群を投入の工程においてはコンベア搬送され、当該コンベアの端部より排出された麺線群が複数列の麺線群の纏まりごとに垂下した状態となり、回転するカット刃によってカットされ、所定列ごとに下方に落下しながら移動して、最終的に乾燥用の型枠に収納される。すなわち、従来まで図17に示すような麺線カット投入装置が利用されていた。尚、図17(1)は麺線群が無い場合、図17(2)は麺線群を実施に処理している場合の斜視図である。
ここで、当該当該麺線群において異物や重量不足等の問題を検知した場合や、カット後の麺線群の供給先である乾燥用の型枠の一部に問題が生じた際等において、カット後における麺線群を、迅速に排除することができれば好ましい。
【0004】
この場合、垂下する麺線群のカットから下方への落下の途中で、不要な麺線群を型枠へ供給せずに生産ラインから排除できれば有利である。
一方、このような麺線群の排除機構を課題とする先行技術としては、例えば、特許文献1が挙げられるが、当該特許文献に記載の技術は、麺線をカット後において型枠に入れる前に二方向に排出可能なホッパに収納された麺線の重量を測定してイレギュラーな場合には、排出側の方向に排出するというものである。一方、上記以外にも麺線の排出の方法は考えられるところである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-174597
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明者らは、即席麺の製造過程における不要な麺線群を麺線群のカットから乾燥容器への投入の工程において排除する新たな方法を検討した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らの鋭意研究の結果、垂下させた状態の麺線群をカット後において、当該不要な麺線群が垂直に配置した背板領域に沿って落下する際に、区分部材を通過後において排出する方の経路に適宜切替可能な排除機構を背板領域に設け、不要な麺線群については、当該排除機構を利用して排除することが有効であることを見出した。
すなわち、本願第一の発明は、
“纏まり状態にある複数列の麺線群を垂下させた状態で連続的にカットし、当該カット後の麺線群を所定の型枠に収納するための麺線カット投入装置において、当該麺線カット投入装置が、
水平方向に配置されたカッター部と、
当該カッター部の下に垂直状に配置された背板領域と、
当該背板領域に設けられた麺線群の区分部材と、
当該区分部材の下方に位置し、前記背板領域に設けられた排除機構と、
を備えた麺線カット投入装置。“、である。
【0008】
次に、前記排除機構は、麺線の排除が必要な場合のみに背板領域より排除ダンパーが出現し、不要な麺線群の排除経路に導く態様となり、通常の状態では排除ダンパーが背板側に隠れている態様が好ましい。
すなわち、本願第二の発明は、
“ 前記排除機構が背板領域より出入可能な排除ダンパーによるものである請求項1に記載の麺線カット投入装置。”、である。
【0009】
次に、本発明においては、上述の区分け板についても背板領域より所定のタイミングによって出入可能とすることが有効であることを確認した。
すなわち、麺線群の通過時等の区分部材を必要とする場合のみ、背板領域より区分部材が出現し、麺線群の広がりを抑制し、纏まり状態を好適とし、他の状態では区分部材が背板側に隠れている態様が好ましい。
すなわち、本願第三の発明は、
“前記区分部材が前記背板領域より出入可能な区分部材である請求項1又は2に記載の麺線カット投入装置。”、である。
【0010】
次に、上記背板領域はパンチング加工、すなわち、多数の孔が設けられていると、当該背板領域への麺線群の付着を防止できて好ましい。
すなわち、本願第四の発明は、
“前記背板領域においてパンチング加工されている領域を備えた請求項1~3のいずれかに記載の麺線カット投入装置。”、である。
(【0011】以降は省略されています)

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