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公開番号2024022406
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022132113
出願日2022-08-03
発明の名称ポータブル型解凍プレート
出願人共立プラント工業株式会社,株式会社MILAI・E
代理人
主分類A21C 14/00 20060101AFI20240208BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約【課題】収納庫型解凍装置では、小規模な製パン店における専有スペース問題や、解凍温度の設定変更が容易に行えないので、販売状況や製パン工程に応じた解凍時間調整ができないという問題があり、さらに、冷凍された焼き上がりパンのような冷凍食材の解凍装置として有効利用ができず、冷凍パン生地の解凍に特化した高価な装置になってしまうという問題もあった。
【解決手段】冷凍食材トレーが載置される上面金属板と、シート状の加熱ヒーターと、断熱板と、底面金属板を積層した解凍プレート本体の下面に、解凍温度を設定・表示する操作表示部が前面に設けられた温度制御部を一体形成したことにより、小規模な製パン店の狭い厨房における収納型解凍装置の専有スペース問題を解消でき、温度制御部にて解凍温度を設定することにより販売状況や製パン工程に応じた解凍時間調整や、他の冷凍食材の解凍に有効活用できるポータブル型解凍プレートを提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
冷凍食材トレーが載置される上面金属板と、シート状の加熱ヒーターと、断熱板と、底面金属板を積層した解凍プレート本体の下面に、解凍温度を設定・表示する操作表示部が前面に設けられた温度制御部を一体形成したことを特徴とするポータブル型解凍プレート。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
解凍プレート本体の下面中央部に操作表示部を突出形成し、解凍プレート本体の周縁部に収納ラック懸架部を設けたことを特徴とする請求項1記載のポータブル型解凍プレート。
【請求項3】
解凍温度を予め設定された複数の温度に切替え自在な切り替えスイッチを設けたことを特徴とする請求項1および請求項2記載のポータブル型解凍プレート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒーター加熱によって冷凍食材を解凍するポータブル型解凍プレートに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、冷凍食材をヒーター加熱によって解凍する収納庫型解凍装置は、厨房に据付設置されるものが一般的であって、少量多品種のパンを販売する小規模な製パン店の厨房において、十分な設置スペースを確保できない場合があるという専有スペース問題があった。
【0003】
また、この種の収納庫型解凍装置では、ヒーター加熱による解凍温度を容易に設定できないことから、販売状況や製パン工程を考慮したきめ細かな解凍時間調整ができないという問題があり、しかも、用途が冷凍パン生地の解凍に限定される高価な専用装置になってしまうという有効活用問題もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-202045
【0005】
特許文献の従来例は、冷凍パン生地の収納庫内に多数の天板載置用棚を配置し、天板載置用棚をヒーターが組み込まれた熱伝導プレートで構成することにより、自然解凍に比べて短時間で解凍できるようにしている。
上記の熱伝導プレート16は、図8に示すように金属プレート17と、熱伝導素材18に埋め込まれた加熱ヒーター18aと、蓄熱板19とで構成されており、金属プレートが予め設定された適正温度(30℃)になるように温度制御されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の従来例では、小規模な製パン店では、少量多品種のパンを焼き上げる製パン工程において、多数の天板載置用棚をすべて使用していないにも拘わらず狭い厨房において大きなスペースを専有するという問題があった。
【0007】
また、全ての天板載置用棚が同一の解凍温度に設定されており、解凍温度の設定変更が容易に行えないので、販売状況や製パン工程に応じた解凍時間調整ができないという問題があり、さらに、冷凍された焼き上がりパンのような冷凍食材の解凍装置として有効利用ができず、冷凍パン生地の解凍に特化した高価な装置になってしまうという問題もあった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記の課題を解決することを目的として為されたものであり、小規模な製パン店の狭い厨房における収納型解凍装置の専有スペース問題を解消でき、販売状況や製パン工程に応じた解凍時間調整や、他の冷凍食材の解凍に有効活用できるポータブル型解凍プレートを提供するものである。
【0009】
請求項1記載の発明は、冷凍食材トレーが載置される上面金属板と、シート状の加熱ヒーターと、断熱板と、底面金属板を積層した解凍プレート本体の下面に、解凍温度を設定・表示する操作表示部が前面に設けられた温度制御部を一体形成したことを特徴とするポータブル型解凍プレートである。
また、請求項2の発明は、請求項1記載の発明において、解凍プレート本体の下面中央に温度制御部を突出形成し、解凍プレートの周縁部に収納ラック懸架部を設けたものであり、請求項3記載の発明は、解凍温度を予め設定された複数の温度に切替え自在とする切替えスイッチを設けたものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る請求項1のポータブル型解凍プレートは、冷凍食材をヒーター加熱で解凍する解凍プレート本体の下面に、解凍温度を設定・表示する操作表示部が前面に設けられた温度制御部を一体形成しているので、販売状況や製パン工程を考慮した適正な解凍温度を容易に設定でき、しかも、小型・軽量で持ち運び自在になっているので、小規模な製パン店の狭い厨房における省スペース化を実現できるという効果がある。
(【0011】以降は省略されています)

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