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公開番号2024030106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022132676
出願日2022-08-23
発明の名称食品生地成形装置及び食品生地の成形方法
出願人株式会社光陽電業社
代理人個人
主分類A21C 3/04 20060101AFI20240229BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約【課題】シンプルな構成で短時間で安定かつ高精度に食品生地を所定の長さで押出成形可能な食品生地成形装置及び食品生地の成形方法を提供すること。
【解決手段】食品生地成形装置10は、押出口11Aが形成された押出型11が配され、食品生地Mが内部に格納される筒状のバレル23と、食品生地Mを押出型11の方向に押圧するサーボシリンダ17と、サーボシリンダ17を駆動するサーボモータ18と、押出口11Aから食品生地Mの吐出方向に所定距離LT離間するとともに押出型11に対して移動可能に配されて押出口11Aより外部に吐出された食品生地Mを所定長さLで切断する刃部26と、刃部26を駆動する刃部モータ28と、サーボシリンダ17及び刃部26の移動を制御する制御部と、押出部11の移動速度を検知して制御部へ出力する速度センサ21と、を備える。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
押出口が形成された押出型が配され、食品生地が内部に格納される容器部と、
前記食品生地を前記押出型の方向に押圧する押出部と、
該押出部を駆動する押出駆動部と、
前記押出口から前記食品生地の吐出方向に所定距離離間するとともに前記押出型に対して移動可能に配されて前記押出口より外部に吐出された前記食品生地を所定長さで切断する刃部と、
該刃部を駆動する刃部駆動部と、
前記押出部及び前記刃部の移動を制御する制御部と、
前記押出部の移動速度を検知して前記制御部へ出力する速度検出部と、
を備え、
前記制御部が、前記速度検出部が検知した速度から前記食品生地の前記押出口からの押出速度を算出する押出速度算出部と、
前記押出速度に基づき前記刃部の移動速度を算出する刃部速度算出部と、
を備える食品生地成形装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
押出口が形成された押出型が配され、食品生地が内部に格納される容器部と、
前記食品生地を前記押出型の方向に押圧する押出部と、
該押出部を駆動する押出駆動部と、
前記押出口から前記食品生地の吐出方向に所定距離離間するとともに前記押出型に対して移動可能に配されて前記押出口より外部に吐出された前記食品生地を所定長さで切断する刃部と、
該刃部を前記押出口に対して移動する刃部駆動部と、
前記押出部及び前記刃部の移動を制御する制御部と、
前記押出口から前記所定距離離間した位置に前記食品生地の先端が達した状態を検知して前記制御部へ出力する第一検出部と、
前記位置からさらに前記吐出方向に離間した到達位置に前記食品生地の先端が達した状態を検知して前記制御部へ出力する第二検出部と、
を備え、
前記制御部が、前記第一検出部が前記先端を検知した時間と、前記第二検出部が前記先端を検知した時間と、の差から前記食品生地の移動時間を算出する押出時間算出部と、
前記食品生地の移動時間に基づき前記食品生地の前記押出口からの押出速度を算出する押出速度算出部と、
前記押出速度に基づき前記刃部の移動速度を算出する刃部速度算出部と、
を備える食品生地成形装置。
【請求項3】
押出口が形成された押出型が配された容器部に格納された食品生地を前記押出口方向に押圧して前記押出口から吐出させた状態で刃部を前記押出型に対して移動して前記食品生地を切断する成形工程を備える食品生地成形方法であって、
前記成形工程が、
前記押圧部の移動速度を検知する速度検出工程と、
前記移動速度から前記食品生地の押出速度を算出する押出速度算出工程と、
前記押出速度に基づき前記刃部の移動速度を算出する刃部速度算出工程と、
を備える食品生地成形方法。
【請求項4】
押出口が形成された押出型が配された容器部に格納された食品生地を前記押出口方向に押圧して前記押出口から吐出させた状態で刃部を前記押出型に対して移動して前記食品生地を切断する成形工程を備える食品生地成形方法であって、
前記成形工程が、
前記食品生地が所定長さ分吐出される時間を算出する押出時間算出工程と、
前記所定長さと前記時間とに基づき前記食品生地の前記押出口からの押出速度を算出する押出速度算出工程と、
前記押出速度に基づき前記刃部の移動速度を算出する刃部速度算出工程と、
を備える食品生地成形方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食品生地成形装置及び食品生地の成形方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
麺類、スナック菓子等の食品を成形する方法の一つとして、バレル内に格納された弾力性を有する食品生地をダイス穴から押し出して成形する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような押出を行うため、例えば、図1に示すような食品生地成形装置100が提案されている。
【0003】
この食品生地成形装置100は、油圧シリンダ101と、回転軸102を中心にして反対方向にそれぞれ所定の距離だけ離間して配された筒状の一対のバレル103A,103Bと、を備える。油圧シリンダ101の先端には円盤状のシリンダヘッド105が配されている。
【0004】
食品生地Mの成形の際には、生地入れ位置P1にてバレル103Aに食品生地Mが格納されると回転軸102が回転してバレル103Aが油圧シリンダ101の直下の押し出し位置P2に配される。油圧シリンダ101が移動してシリンダヘッド105がバレル103A内を移動すると、食品生地Mが押圧されてバレル103Aの底面に配された押出型106から吐出される。こうして、吐出された食品生地Mを押出型106に対して移動するカッター107によって切断して所定の大きさに成形する。
【0005】
この間、バレル103Bは食品生地の生地入れ位置P1に配されるため、別の食品生地をバレル103B内に格納する。こうして、食品生地Mの供給と押出とを同時に行うことによって食品生地Mを効率よく成形することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開昭60-199373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、食品生地Mを最後まで押し出すためには油圧シリンダ101に対して高い押圧力と長いストロークが要求される。一方、食品生地Mが弾力性を有するため、シリンダ推力を一定にしても油圧シリンダ101のストロークに応じてバレル103Bからの食品生地Mの押出速度が変化してしまう。
【0008】
油圧シリンダ101の負荷特性は食品生地Mの性状や圧縮速度、押出型106から押し出される生地の量等、多くのパラメータから決定される。そのため、押出型106を通過した食品生地Mを一定長さで切断するには、食品生地Mの加工前に、予めシリンダ推力や押出速度に応じてカッター107を移動させるタイミングや移動速度を計測し、取得したデータに基づき本加工を行う必要がある。さらに、異なる性状の食品生地Mを加工する場合には、その都度データ取得を事前に行う必要が生じてしまう。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、シンプルな構成で短時間で安定かつ高精度に食品生地を所定の長さで押出成形可能な食品生地成形装置及び食品生地の成形方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る食品生地成形装置は、押出口が形成された押出型が配され、食品生地が内部に格納される容器部と、前記食品生地を前記押出型の方向に押圧する押出部と、該押出部を駆動する押出駆動部と、前記押出口から前記食品生地の吐出方向に所定距離離間するとともに前記押出型に対して移動可能に配されて前記押出口より外部に吐出された前記食品生地を所定長さで切断する刃部と、該刃部を駆動する刃部駆動部と、前記押出部及び前記刃部の移動を制御する制御部と、前記押出部の移動速度を検知して前記制御部へ出力する速度検出部と、を備え、前記制御部が、前記速度検出部が検知した速度から前記食品生地の前記押出口からの押出速度を算出する押出速度算出部と、前記押出速度に基づき前記刃部の移動速度を算出する刃部速度算出部と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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