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公開番号2024016515
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-07
出願番号2022118690
出願日2022-07-26
発明の名称ごはんパンの製造方法
出願人個人
代理人個人
主分類A21D 13/047 20170101AFI20240131BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約【課題】米の一般的な調理方法である炊飯によるごはんを原料として使用した高品質のパンの製造方法を提供する。
【解決手段】米を炊飯し、小麦粉1000gに対して、ご飯100-300g、卵90-110g、油脂45-55g、牛乳90-110cc、砂糖90-110g、適量の塩、ドライイーストを加え、低速で1分、中速で10-15分で撹拌し、生地が所定温度に達するまで、高速回転で練り上げ、生地を作成し、イースト菌による一次発酵を行い、生地を分割、成形し、発酵機に入れ、発酵させ、焼成する手段を採用した。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
米を炊飯し、
小麦粉1000gに対して、ご飯100-300g、卵90-110g、油脂45-55g、牛乳90-110cc、砂糖90-110g、適量の塩、ドライイーストを加え、低速で1分、中速で10-15分撹拌し、
生地が所定温度に達するまで、高速回転で練り上げ、生地を作成し、
イースト菌による一次発酵を行い、
生地を分割、成形し、
発酵機に入れ、二次発酵させ、
焼成することを特徴とするごはんパンの製造方法。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記所定温度は、28℃であることを特徴とする請求項1に記載のごはんパンの製造方法。
【請求項3】
前記撹拌時に、小麦グルテンをご飯の量に応じて加えることを特徴とする請求項1に記載のごはんパンの製造方法。
【請求項4】
前記焼成の温度は、190℃から200℃であることを特徴とする請求項1に記載のごはんパンの製造方法。
【請求項5】
前記炊飯時の水の量は、米の容量と同じ量であることを特徴とする請求項1に記載のごはんパンの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ごはんパンの製造方法に関し、詳しくは、ごはんと小麦粉との混合比を調整し、高品質のごはんパンを製造する技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、パン製品の主原料として利用されるのは、小麦粉であり、ふっくらした食感が得られる小麦粉を主原料とした発酵パンが特に好まれている。小麦粉と水とを練り合わせて生地にすると、小麦粉中に含まるタンパク質のグリアジンとグルテニンが、ガム状で粘弾性を有するグルテンとなる。この生地を発酵させると炭酸ガスが発生し、グルテンが炭酸ガスを包み込むことによって生地が膨らむことが知られている。即ち、発酵パンは、パン生地中にグルテンが含まれることによって、しっとり感、ふんわり感、もっちり感などの良好な食味が得られる。
【0003】
ところで、近年、小麦粉以外の材料として、ご飯を含む様々な材料を用いたパンも多く製造販売されている。しかしながら、めずらしいという域を超えず、小麦粉パンと同等の品質のパンとは言えなかった。
また、日本において、米は、数少ない自給可能な食物であり、米を原料として使用した食品の開発の重要性が指摘されていた。
そこで、米の一般的な調理方法である炊飯によるごはんを原料として使用した高品質のパンの製造方法が求められていた。
【0004】
このような問題に対して、従来からも様々な技術が提案されている。例えば、ごはんと小麦粉を混ぜてパンを製造する方法(特許文献1参照)が提案され、公知技術となっている。より詳しくは、小麦粉と同量以上の米を炊飯し、小麦粉、卵、油脂等の材料と混ぜ合せて練り上げ生地を作る、その後整形して焼成し、それを冷却して成るパンについて記載されている。
しかしながら、本先行技術により製造したパンでは、べとべとになり、その後、固くなってしまい、高品質のパンを製造することが出来ず、本発明の課題を解決していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平04-104754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、ご飯と小麦粉を比率を考えず単純に混ぜただけでは高品質のパンが出来ないという問題点に鑑み、ご飯と小麦粉の比率を限定することによって課題を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るごはんパンの製造方法は、米を炊飯し、小麦粉1000gに対して、ご飯100-300g、卵90-110g、油脂45-55g、牛乳90-110cc、砂糖90-110g、適量の塩、ドライイーストを加え、低速で1分、中速で10-15分撹拌し、生地が所定温度に達するまで、高速回転で練り上げ、生地を作成し、イースト菌による一次発酵を行い、生地を分割、成形し、発酵機に入れ、二次発酵させ、焼成する手段を採る。
【0008】
また、本発明は、前記所定温度が、28℃である手段を採る。
【0009】
さらに、本発明は、撹拌時に、小麦グルテンをご飯の量に応じて加える手段を採る。
【0010】
またさらに、本発明は、前記焼成の温度が、190℃から200℃である手段を採る。
(【0011】以降は省略されています)

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