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公開番号2024072503
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183350
出願日2022-11-16
発明の名称耐摩耗剤
出願人出光興産株式会社
代理人弁理士法人大谷特許事務所
主分類C10M 133/44 20060101AFI20240521BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】耐摩耗性、及び防錆性の維持に優れる耐摩耗剤を提供する。
【解決手段】下記一般式(B1)で表される化合物から選択される1種以上を含有する、耐摩耗剤である。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024072503000024.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">34</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">83</com:WidthMeasure> </com:Image>
[前記一般式(B1)中、各符号は以下を示す。RB1は、炭素数1~9のアルキル基を示す。RB2は、炭素数1~9のアルキル基を示す。RB3は、炭素数1~9のアルキル基を示す。RB4は、水素原子又は炭素数1~9のアルキル基を示す。Rは、炭素数1~3のアルキル基を示す。Yは、メチレン基又は酸素原子を示す。n1は、1又は2である。n1が1である場合、mは0~8の整数である。n1が2である場合、mは0~10の整数である。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(B1)で表される化合物から選択される1種以上を含有する、耐摩耗剤。
JPEG
2024072503000020.jpg
34
83
[前記一般式(B1)中、各符号は以下を示す。

B1
は、炭素数1~9のアルキル基を示す。

B2
は、炭素数1~9のアルキル基を示す。

B3
は、炭素数1~9のアルキル基を示す。

B4
は、水素原子又は炭素数1~9のアルキル基を示す。
Rは、炭素数1~3のアルキル基を示す。
Yは、メチレン基又は酸素原子を示す。
n1は、1又は2である。
n1が1である場合、mは0~8の整数である。n1が2である場合、mは0~10の整数である。]
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】

B1
のアルキル基の炭素数と、R
B2
のアルキル基の炭素数との合計が、6以下である、請求項1に記載の耐摩耗剤。
【請求項3】
イオン液体とともに用いられる、請求項1又は2に記載の耐摩耗剤。
【請求項4】
前記イオン液体が、下記一般式(A1)で表される陽イオンを含む、請求項3に記載の耐摩耗剤。
JPEG
2024072503000021.jpg
28
46
[前記一般式(A1)中、各符号は以下を示す。
n2は、1又は2である。
Xは、メチレン基又は酸素原子を示す。

A11
及びR
A12
は、各々独立に、エーテル基、エステル基、ニトリル基、及びシリル基から選択される1種以上の基を有していてもよい炭素数1~12のアルキル基を示す。]
【請求項5】
前記イオン液体が、下記一般式(A2)で表される化合物、及び下記一般式(A3)で表される化合物から選択される少なくとも1種を含む、請求項3又は4に記載の耐摩耗剤。
JPEG
2024072503000022.jpg
53
60
[前記一般式(A2)中、各符号は以下を示す。
n3は、1又は2である。
Xは、メチレン基又は酸素原子を示す。

A21
は、炭素数2~12のアルキル基を示す。]
JPEG
2024072503000023.jpg
54
72
[前記一般式(A3)中、各符号は以下を示す。
n4は、1又は2である。
Xは、メチレン基又は酸素原子を示す。

A31
は、炭素数1~5のアルキレン基を示す。

A32
は、水素原子又は炭素数1~3のアルキル基を示す。]

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、耐摩耗剤に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えばピロリジニウム型のイオン液体は、一般的に宇宙用潤滑剤の基材として用いられるMAC油(トリス(2-オクチルドデシル)シクロペンタン等のシクロペンタン油)と比較して、低粘度でありながらも優れた低揮発性と熱安定性とを併せ持つ基材として知られている。そこで、低揮発性及び熱安定性の特徴を生かし、イオン液体は、長寿命の潤滑剤の基材として使用されることが特に望まれている。そして、潤滑剤に長い期間使用されるためには、耐摩耗性や防錆性に優れる必要がある。
しかしながら、イオン液体は、一般的に用いられる基材である鉱物油や合成油等と性質が大きく異なるため、使用できる添加剤の種類が限定されている。したがって、イオン液体を基材とする潤滑剤組成物では、配合される添加剤も複数の特性を有することが望ましい。
ここで、イオン液体に配合される添加剤として、陽イオンがイミダゾリウム構造を有する、イミダゾリウム型ホスフェート化合物が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-174050号公報
特開2014-98053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本発明者らが検討を行ったところ、イミダゾリウム型ホスフェート化合物は、耐摩耗性に優れるものの、金属腐食性が高く、防錆性が著しく劣るというという問題があることが分かった。
また、特許文献1、特許文献2では、イミダゾリウム型ホスフェート化合物を含む潤滑剤組成物に対し、耐摩耗性、防錆性に対する評価が行われている。しかしながら、試験直後の錆の発生の有無のみを評価しており、長時間放置した後の防錆性については言及されていない。
一般に、錆は金属が長期間放置された後に金属の表面に発生するため、防錆性は効果が長時間維持されることが重要である。したがって、防錆性の評価は、試験直後だけでは不十分である。
【0005】
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであって、耐摩耗性、及び防錆性の維持に優れる耐摩耗剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鋭意検討により、特定の耐摩耗剤が、前記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成させた。
【0007】
即ち、本発明は、下記[1]を提供する。
[1] 下記一般式(B1)で表される化合物から選択される1種以上を含有する、耐摩耗剤。
JPEG
2024072503000001.jpg
34
83
[前記一般式(B1)中、各符号は以下を示す。

B1
は、炭素数1~9のアルキル基を示す。

B2
は、炭素数1~9のアルキル基を示す。

B3
は、炭素数1~9のアルキル基を示す。

B4
は、水素原子又は炭素数1~9のアルキル基を示す。
Rは、炭素数1~3のアルキル基を示す。
Yは、メチレン基又は酸素原子を示す。
n1は、1又は2である。
n1が1である場合、mは0~8の整数である。n1が2である場合、mは0~10の整数である。]
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、耐摩耗性、及び防錆性の維持に優れる耐摩耗剤を提供することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書に記載された数値範囲の上限値及び下限値は任意に組み合わせることができる。例えば、数値範囲として「A~B」及び「C~D」が記載されている場合、「A~D」及び「C~B」の数値範囲も、本発明の範囲に含まれる。
また、本明細書に記載された数値範囲「下限値~上限値」は、特に断りのない限り、下限値以上、上限値以下であることを意味する。
また、本明細書において、実施例の数値は、上限値又は下限値として用いられ得る数値である。
【0010】
[耐摩耗剤]
本実施形態の耐摩耗剤は、下記一般式(B1)で表される化合物から選択される1種以上を含有する、耐摩耗剤である。
JPEG
2024072503000002.jpg
34
83
[前記一般式(B1)中、各符号は以下を示す。

B1
は、炭素数1~9のアルキル基を示す。

B2
は、炭素数1~9のアルキル基を示す。

B3
は、炭素数1~9のアルキル基を示す。

B4
は、水素原子又は炭素数1~9のアルキル基を示す。
Rは、炭素数1~3のアルキル基を示す。
Yは、メチレン基又は酸素原子を示す。
n1は、1又は2である。
n1が1である場合、mは0~8の整数である。n1が2である場合、mは0~10の整数である。]
(【0011】以降は省略されています)

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