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公開番号2024056012
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-19
出願番号2024034039,2021199949
出願日2024-03-06,2014-03-28
発明の名称ヒトにおける固形腫瘍の処置のためのC.novyi
出願人バイオメッド バレー ディスカバリーズ,インコーポレイティド,ザ・ジョンズ・ホプキンス・ユニバーシティー
代理人個人
主分類A61K 35/742 20150101AFI20240412BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ヒトにおける固形腫瘍の処置のためのC.novyiを提供すること。
【解決手段】本発明は、とりわけ、ヒトに存在する固形腫瘍の作用を処置または改善するための方法を提供する。このような方法は、前記ヒトに、薬学的に許容され得る担体または溶液中に懸濁させた約1×103~約1×107 CFUを含むC.novyiコロニー形成単位(CFU)、好ましくは、C.novyi NT CFUの単位用量を腫瘍内投与することを含む。また、ヒトに存在する固形腫瘍の減量術を行なう方法、ヒトに存在する固形腫瘍を除去するための方法、ヒトの腫瘍細胞の顕微鏡による正確な切除のための方法、ヒトの1つまたはそれより多くの部位に転移した固形腫瘍の作用を処置または改善するための方法、C.novyi CFU、好ましくはC.novyi NT CFU単位用量、およびヒトに存在する固形腫瘍の作用を処置または改善するためのキットも提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ヒトに存在する固形腫瘍の増殖を遅延させるための組成物であって、前記組成物が、薬学的に許容され得る担体または溶液中に懸濁させた1×10

~1×10

CFUを含むC.novyi-NTコロニー形成単位(CFU)の単位用量を含み、前記組成物が、前記ヒトに腫瘍内投与されることを特徴とする、組成物。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記C.novyi-NTコロニー形成単位(CFU)の単位用量が1×10

CFUを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記C.novyi-NTコロニー形成単位(CFU)の単位用量が1×10

CFUを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記C.novyi-NTコロニー形成単位(CFU)の単位用量が1×10

CFUを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記C.novyi-NTコロニー形成単位(CFU)の単位用量が前記組成物中の唯一の治療剤である、請求項1~4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
前記薬学的に許容され得る担体または溶液中に懸濁させたC.novyi-NTコロニー形成単位(CFU)の単位用量からなる、請求項1~5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
前記固形腫瘍が、軟部組織肉腫、肝細胞癌、乳がん、膵臓がんおよび黒色腫からなる群より選択される、請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
前記固形腫瘍が平滑筋肉腫である、請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
前記固形腫瘍が後腹膜平滑筋肉腫である、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記C.novyi-NT CFUが栄養型および芽胞型からなる群より選択される、請求項1~9のいずれか一項に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、とりわけ、ヒトに存在する固形腫瘍の作用を処置または改善するため、ヒトに存在する固形腫瘍の減量術を行なうため、ヒトの腫瘍細胞を顕微鏡的に正確に切除するため、およびヒトに存在する固形腫瘍を除去するための方法を提供する。また、C.novyi CFU単位用量およびキットも提供する。
続きを表示(約 2,500 文字)【0002】
関連出願の引用
本発明は、2013年3月29日に出願された米国仮出願第61/806,497号に対する優先権を主張する。この米国仮出願の内容全体は、参考として援用される。
【背景技術】
【0003】
発明の背景
ヒトがんを成功裡に標的化して破壊するストラテジーにより正常組織と悪性組織の違いが認識される(Dangら,2001)。かかる違いは、遺伝子の異常の場合のように分子レベルでわかり得る、または腫瘍における生理学的異常の場合のようにより全体論的にわかり得る。
【0004】
悪性固形腫瘍は、通常、壊死性のコアとバイアブルな辺縁で構成されていることが知られている。これまでの治療介入は、充分に血管新生した腫瘍の外殻に焦点が当てられていたが、内部の低酸素コアが標的化されることはほとんどなかった(Jainら,2001)。腫瘍の内部コアは、正常組織と区別される特殊な特徴を有する。このコアは、血管供給が不充分であり、したがって栄養と酸素が不足している。活発な細胞壊死の部位として、機能的血管供給の欠如により有害細胞分解物の排除が制限され、低pHがもたらされる。かかる環境は、ほとんどのヒト細胞の成長には適さないが、特定の嫌気性細菌の増殖には恵まれた環境である。60年またはそれよりも前、この概念により、治験担当医らはClostridium histolyticusの芽胞を担腫瘍動物に注射することに至った(Parkerら,1947)。注目すべきことに、細菌は腫瘍の壊死性コア内でのみ発芽し、腫瘍を液状化させた。1950年代および1960年代に、Clostridium butyricumの芽胞が、さまざまな非常に進行した充実性悪性腫瘍を有する患者に注射された(Mose,1967;Mose,1972)。多くの患者は有意な発芽および大部分の腫瘍の破壊を有したが、健康状態は非常に不良であり、このような患者の進行した病期は臨床的マネージメントを困難にし、完全な臨床応答がないことから、このアプローチのさらなる追求は抑制された。
固形腫瘍の成功裡の処置には依然として、まだ満たされていない医学的目標が存在している。したがって、固形腫瘍のための処置が見出される必要性が存在している。本発明は、このおよび他の必要性を満たすことに関するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
DANG, L.H.ら,米国特許第7,344,710号明細書
【非特許文献】
【0006】
JAIN, R.K.ら, Can engineered bacteria help control cancer? Proc Natl Acad Sci U S A 98, 14748-50(2001)
PARKER, R.C.ら, Effect of histolyticus infection and toxin on transplantable mouse tumors. Proc. Soc. Exp. Biol. Med. 66, 461 (1947)
MOSE, J.R. Clostridium Strain M55 and its effect on Malignant Tumors. in Bacteries anaerobies 1st edn (ed. Fredette, V.) 229-247 (Montreal: Institut de Microbiologie et I'Hygiene de Universite de Montreal, 1967)
MOSE, J.R. Onkolyse durch Clostridien. in 3rd International Congress of Chemotherapy (ed. Thieme, G.) 1972 (Stuttgart, Germany, 1963)
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明の概要
本発明の一実施形態は、ヒトに存在する固形腫瘍の作用を処置または改善するための方法である。この方法は、該ヒトに、薬学的に許容され得る担体または溶液中に懸濁させた約1×10

~約1×10

CFUを含むC.novyiコロニー形成単位(CFU)の単位用量を腫瘍内投与することを含むものである。
【0008】
本発明の別の実施形態は、ヒトに存在する固形腫瘍の減量術を行なうための方法である。この方法は、該ヒトに、薬学的に許容され得る担体または溶液中に懸濁させた約1×10

~約1×10

CFUを含むC.novyi CFU単位用量を腫瘍内投与することを含むものである。
【0009】
本発明の更なる実施形態は、ヒトに存在する固形腫瘍の減量術を行なうための方法である。この方法は、該ヒトに、サイクル1回あたり約1×10

芽胞を含むC.novyi
NT芽胞の単位用量を1~4回のサイクルで腫瘍内投与することを含み、C.novyi NTの各単位用量が薬学的に許容され得る担体または溶液中に懸濁されているものである。
【0010】
本発明のさらなる実施形態は、ヒトに存在する固形腫瘍の作用を処置または改善するための方法である。この方法は、該ヒトに、サイクル1回あたり約1×10

芽胞を含むC.novyi NT芽胞の単位用量を1~4回のサイクルで腫瘍内投与することを含み、C.novyi NT芽胞の各単位用量が薬学的に許容され得る担体または溶液中に懸濁されているものである。
(【0011】以降は省略されています)

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